69話 氷の結晶
夜の学院外周、特別警護区画にある「氷晶の間」。
そこはエレオノーラ・フォン・アクアリアが一人、魔力調整と瞑想を行うための隔離施設でありました。
重厚な氷の結晶が壁一面を覆い、気温は常時零度以下を保っております。
しかしその鎧の内側は、ファラが暴露した通り、極限の高温多湿状態でございました。
「…………ふう」
銀アイギス髪を長く伸ばした20歳の美女は、氷晶大盾を展開したまま静かに息を吐きました。
鎧の内側では、B102のHカップという規格外の爆乳が自らの汗でびしょ濡れになり、乳首は冷気と熱気の狭間で敏感に尖っておりました。
太もも同士がわずかに擦れるだけで、甘い痺れが鼠径部を駆け抜けます。
「ミランダ様……この身、貴女様の盾として、決して……」
その瞬間、空間が紫色に染まりました。
「――《精神の純潔結界》、展開完了。外部との完全遮断、確認」
ヴェロニカが事前に仕込んでおいた結界が作動し、ファラの情報に基づいた最適タイミングで発動。
エレオノーラの周囲が一瞬で完全な密室快楽空間へと変貌いたします。
「誰だ!?」
エレオノーラが即座に大盾を構えたその正面に、優雅にヒールを鳴らして現れたのはアリア・フォン・ローゼンシュタイン。
「ごきげんよう、エレオノーラ様。突然の訪問、失礼いたしますわ。ローゼンシュタイン公爵令嬢、アリアと申します。本日は貴女の『労働環境改善提案(メス化リブランディング)』に参上いたしました」
「アリア……! ファラを堕としたという、穢らわしい……!」
エレオノーラの冷たい眼光がアリアを射抜きます。
しかしその背後から、予想外の声が響きました。
「……エレオノーラ。もう抵抗は無駄よ」
褐色肌のファラが、ボルドー赤のボレロを羽織った扇情的な姿でゆっくりと姿を現しました。
元同僚の裏切りは、エレオノーラの精神に深刻な亀裂を入れました。
「ファラ……!? お前まで……そのような、淫らな格好で……!」
「ふふ……エレオノーラ。貴女もすぐに分かるわ。この快楽の天国を。ミランダ様より、アリア様の方が、ずっと……ずっと優しくて、熱くて、素晴らしいのよ……?」
ファラは妖しく微笑みながら、エレオノーラの鎧の表面に手を這わせました。
裏切り者の甘い囁きが、冷徹な盾の心をじわじわと溶かし始めます。
そこへ、ルミナリアがカリスマ全開で前へ出ました。
「さあ、エレオノーラ。貴女のその堅苦しい鎧、脱いでみせなさい。私が直接、温めてあげてもいいのよ?」
「黙れ! 《アイギス・ゼロ》!」
エレオノーラが大盾を展開した瞬間、ソフィアの《万物解析の魔眼》が容赦なく解析を開始。
「確認。鎧内部温度42.8℃、湿度98.7%。対象の乳首硬度・鼠径部神経感受性、通常女性の約7.4倍に達しています。……実に非効率的な設計ですわね、エレオノーラ様」
「なっ……!?」
論理的言葉責めにより、エレオノーラの集中力が一瞬乱れます。その隙をクロエが突きました。
黒縁眼鏡の奥の冷たい視線で、ドSモード全開。
「ほら、動かないで。貴女のその『完璧な防壁』が、実は自分自身を蒸し焼きにしているなんて……笑えてしまいますわ。
さあ、認めて。貴女はもう、冷たい仮面を被っただけの、汗まみれの敏感メスなんですのよ?」
「くっ……やめ……!」
アスカが重力結界を展開し、エレオノーラの動きを物理的に封じます。
小麦色の引き締まった肢体が、元スポーツ少女の力でエレオノーラを壁際に追い詰めました。
アリアはゆっくりと歩み寄り、《ヴェール・オブ・センセーション》を発動。
エレオノーラの鎧の下の過敏な肉体を完全にスキャン完了。
「データ収集終了。……エレオノーラ様、貴女のそのHカップの爆乳、とても重くて、苦しいのでしょう? 汗でふやけた乳首が、冷気と熱気の狭間で疼いているのが、よくわかりますわ」
アリアの指先が、氷晶の表面を優しく撫でるだけで、結界内部の湿度が急上昇。
エレオノーラの鎧の内側で、大量の汗と結露が混ざり合い、激しい相転移(結露愛液)が発生いたします。
「ひゃうっ……!? あ、熱い……いや、冷たい……っ!?」
鎧の内側でエレオノーラの身体がビクンと跳ね、Hカップの巨大な乳房が自らの重量と汗で激しく揺れ動きます。
ファラが最後の精神プレッシャーをかけました。
「ほら、エレオノーラ。もう我慢しなくていいのよ? 私みたいに、アリア様の靴を舐めて、潮を吹いて、幸せになりましょう……?」
「う、うそ……ファラまで……あ、あぁっ……!」
アリアが微笑みながら、《アロマ・オブ・ドミナンス》を高濃度で放出。
甘く濃厚な発情粒子が、結界内で蒸し暑い鎧の隙間から一気に侵入します。エレオノーラの鉄壁の理性が、ついに音を立てて崩れ始めました。
「さあ、エレオノーラ様。抵抗はもう十分ですわ。……次は、私の『天使のキス』で、貴女の冷たい仮面を、完全に溶かして差し上げます」アリアのボルドーの瞳が、捕食者の輝きを最大限に放ちました。
エレオノーラのHカップ爆乳が、汗と結露と愛液でびしょ濡れになりながら、激しく上下する。
ここに新たな標的の陥落の序曲を高らかに奏でるのでした。




