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【3章完結】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜  作者: もかの
第1章.空をも切り裂く角

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第36話.レイジ 3

「よし」

「よし、じゃねえよ! え、何なのあれ……」

「えっとですね、ぎゅーってして最後にばんってしたらできますよ」

「オーケー。説明したくないのは分かったわ。ってかその技見るに、お前ら兄妹が絶対ブラックフードだろ!」

「ブラックフード?」


 遥斗は聞き覚えのない言葉に首を傾げる。


 ガルムによると、遥斗たちがちょうどファストを攻略した頃に、その場に居合わせた冒険者から広まっていった二つ名のようだ。黒のフードを被り、正体を隠して謎の技を使い魔物を瞬殺していく姿に恋した女性もいたとか。


 しかし、それから間もなくして発見情報は消え、当時は宇宙人だったのではないか、と騒がれもしたが、それもだんだんと風化していき、最近では話題にもされていなくなったらしい。


「あー、そういえば少しずつ視線を感じるようになってきたから、人がいない時間の探検に切り替えたんですけど、その視線だったんですね」

「やっぱお前らだったのか……」

「まぁでも、この技は経験値が入らないので、使うのは今回が久しぶりなんですけどね」

「それがいいと思うぜ。それを使ってるところを見られてブラックフードってバレたら、1週間は身動き取れないと思うしな」

「え、マジすか……?」

「マジマジ。までも、このダンジョンにいる限りは俺しか見てねえから、思う存分使ってくれ。あ、でも久々てことはもしかして魔物が強くなると効かない感じか?」

「そこまでわかっちゃうんですね」

「そりゃAランクだからな! まぁ戦い方はお前の自由だし、ここにいる限りは好きにやってくれ!」


 ガルムはこの技を公開しないと言ってくれる。が、それはそれとして。


「別に戦うの俺だけじゃなくてよくないですか?」

「ははっ!」

「すごいですね。会話をせずにここまでムカついたのは初めてです」


 その後も遥斗は、ガルムから「どこレベルまでその技通用するか見せろ」的なのを無言の圧で感じ取ったので、あの技を使いながら順調に進み、9階層に到達する。

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