暗闇のダンジョンの先は…
「……あれをここで打ってたら確実に終わってたな」
先程クレーターを作ったフェスティの目の前にあるのは木造の大きな屋敷。中にある明かりはほぼないものと等しく、暗闇で様子も伺えない。
フェスティはこのような暗闇は苦手ではないため、怯えることなく中へと入っていった。
廊下を進むたびに、キシキシという木のきしむような音がついてくる。
「ここのダンジョンの守り神は最上階にいそうだなー。やだなー。燃やしたらどうしよう……」
フェスティが一番困っているのは敵の強さではなく自分の強さ。もしまたアレをうってしまったらこの屋敷はひとたまりもないだろう。
そう考えているうちに、一匹目の幽霊のような形をしたモンスターが近寄ってきた。
フェスティは少し考えた後、おもむろにこう言った。
「【火球】!【火球】!【火球】!【火球】!【火球】!」
その声と同時に目の前に大きな火の玉が現れる。
それらはそれぞれに意思があるかのように別々の方向へ突撃し、そのたびにけ壁を燃やしていく。
明らかに一発のときより威力は上がっていたが、使用したフェスティに被害はない。
……かわりに被害を受けたのは屋敷……だったもの。
もうそれは屋敷ではなく炭。黒く焦げた木が何個も重なり、山のようになっている。
そんな中、一つの大きな落下音がする。
そこを見てみると、骸骨の体の魔法使いがいた。
その骸骨はフェスティを見ると何かをゴニョゴニョとつぶやき始めた。
10秒ほど立つとその声は終わり、代わりに骸骨の周りから10体ほどのスケルトンが現れた。
「お、守り神はやっぱ倒れないみたいだね。でもこれでさよなら!【雷刃】!」
生み出されたそれは空気を貫くようにして骸骨を砕き、はるか遠くの小さな丘を消し飛ばした。
と同時、ダンジョン攻略の通知が届く。
「報酬いいの欲しいなー。いい感じのやつ来い!」
そこにあったのはスキルを得られる巻物。
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【魔力調節】
自身の呪文を弱くすることが可能。
【魔力爆発】
自身の呪文を少し強化する。まれに威力が5倍になる。
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「おっこれは結構嬉しいけど……2つめはあんまりかな。まぁ嬉しいのには変わりないけど」
フェスティは今回のダンジョン攻略でも迷った魔法の威力が高すぎる問題を解消した。
そして確実にまーちゃんに一歩ずつ近づいた。
……しかし近づかれたまーちゃんは自分も知らないうちにその差を広げていく。
「フェスティに作るときにできたこれは……強すぎるけど使っちゃおっか」
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【超農家のミトラ】
【DEX】+100【薬品注入【DEX】+1500】
【超農家のローブ】
【DEX】+100【薬品注入【DEX】+1500】
【超農家のグローブ】
【DEX】+100【薬品注入【DEX】+1500】
【超農家の靴】
【DEX】+100【薬品注入【DEX】+1500】
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「うーん……やっパ強すぎるなぁ。まぁいいけど。むしろ嬉しいけど」
そしてテキトーに歩いたりダンジョンを攻略したりしていたまーちゃんはさらにアイテムやスキルを手に入れていた。
「ん?なんかきれいな玉だ」
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【雷の宝珠】
未開封の宝箱に使用するといつか【聖召】される。【聖召】まであと1000個。
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などなど、興味深そうなアイテムだけでなく、【範囲耕地化】という一定の範囲を耕し、そこに自分の持っている植物をランダムで植える、というスキルもゲットしていた。
また、そのスキルと組み合わせると良さそうな【アイテム範囲化】というアイテムを使用するときにその効果を範囲にするというスキルもゲットしたため、まーちゃんは上機嫌になっていた。
もちろんこの二人が成長するということは、彼女、そう、さばじろうも成長するのである。
具体的には、それぞれの能力値を倍にするスキルを何個か手に入れているのである。
まぁそれについて特筆することはなかったのだが。
こうして三人は他のプレイヤーとの差を広げていくのだった。
読んでいただき、ありがとうございます。
次回、新章です。
ということで、まーちゃんの【DEX】言います。
まず、スキル、装備以外の値。こちらが812になります。
そしてスキルが500で、装備が7300だったりします。
そして4倍にするやつがあるので結果的に
34448
ということになります。
まぁ、言われてもわかんないと思うのですが一応。
また次回。




