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モンペな神様のお陰で悪役フラグが消滅しました  作者: 深沢心
みこさま

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0話.プロローグって結構流し読みするよね

創造神エルピスによって創られた世界【エルピス】

その世界には何百年かに一度“神子”という存在が現れる。

神は気紛れなのか頻度は安定せず百年おきに現れる時もあれば数百年たっても現れない時もある。


神子の特徴としては体のどこかに紋様(しるし)が現れその紋様も神子によって様々。

紋様は産まれた時から既に印されてる神子もいれば十数年経ってから突如として印される神子もいる。


そして神子は神により加護が与えられ神の御子として生きていく。

加護により様々な力が与えられた神子は世界の繁栄に助力してきた。


ある神子は自分で国を造り王に


ある神子は畜産や農業などの知恵を


ある神子は様々な道具を発明し


ある神子は食事を豊かにし


ある神子は建築技術を


ある神子は服飾技術を


ある神子は医療や薬の技術を


だが神子の中にも自分が好きな事しかしなかったものや、力を使うことなく穏やかに暮らした神子もいた。


力があるなら人類の為に使うべきだと思われるかもしれないがそうではない。

神子とは使命がある訳ではないからだ。

神はただ自分の世界で神子が生きてくれるだけで充分なのだ。


そしてこと神子に関しては世界が必ず守らなければならない掟がある。


【神子を害してはならない】


【神子に強制してはならない】


【神子の意に反してはならない】


【神子は自由でなければならない】



これは神が定めた(きまり)であり決して破ってはならないものである。

もし破れば神に(そむ)いたとして天罰()が下る。


この掟は何も初めからあった訳ではなく、何代目か前の神子がその国の王族により害された事から始まった。


その王族は神子が自分の地位を脅かすと危惧(きぐ)し、そして神子自身の力を欲した。

神子を傀儡(操り人形)とし力を搾取し続け最後には有りもしない罪を着せ群衆の前で処刑した。


神子は嘆き悲しみ死んだ。

神子が死んだ事を知り神は激怒した。

神とは誰よりも慈悲深く、そして誰よりも残酷だった。

自分の神子を害されて慈悲など与えるわけがない。

その国は神の怒りをかって天罰が下された。

天罰により国は一瞬にして消えてなくりその土地の地面は深く抉れた。

神の悲しみにより一年程雨が降り続けその抉れた土地に雨が溜まり今は大きな湖になっている。

現在その場所は神子への贖罪(しょくざい)の地となり人々に神子への対応を誤ればこうなるぞという(いまし)めの地でもあった。



今までの神子は幸せに暮らしていた。

だから神は安心していたのだ。

しかし人々は今までの神子により生活が豊かになると慢心し欲深くなっていた。

その事に神は気付かなかった。


だから神は掟をつくり神子を守った。

だがそれでも強欲な人間は神子を利用し害そうとした。

“天罰など下るわけがない”

“自分は大丈夫だ”

しかし神は前の過ちを忘れずに神子を見守っていた。

そして欲深い人間は一人残らず天罰が下った。


その時ようやく人々は理解した。

“神は必ず見ている”と。

そこから掟は厳守され神子は尊重されるようになる。


すると次は神子が頻繁に現れないことを逆手にとり、自分で体に紋様を刻み自分が神子だとなりすます者が出始めた。

紋様は神子により違う。

だから見分けが付かない。

偽者だと分からなかった。

神子は掟に守られて害せない。

それを利用し暴虐を繰り返す者もいた。


その事に気付いた神は神子と偽る者達にも天罰を下した。

そして神は偽者が現れないよう神子が生まれる国の教会に降臨しどこに神子が産まれたか伝え、その時に必ず掟を厳守するよう注意した。

それでも暫く不届き者はいなくならなかったがそういう者は一人残らず神の天罰が下った。


それから神子とは神の大事な御子として今現在はエルピス神と同じく信仰の対象となっている。




広々とした室内の中にはベービーベッドが置かれそのベッドにはスヤスヤ寝ている赤ちゃんがいた。


〈ローズ・ウィルソン〉

ウィルソン公爵家の長女で約500年ぶりに現れた神子である。

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初心者の為拙い文章ではありますが温かく見守って下さると幸いです!

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