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ぐーぱんカタパルト  作者: 焼きモンブラン
一章 ヒトになる
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4 黒 青毛の巣?

 茶色い毛の生き物が、長い物でぐるぐる巻きにした黒っぽい獣を引っ張って森の中を走っている。

 がったんがったんと上下左右に揺れる黒っぽい獣(座席)

 こころがふわふわする。


 青い毛の生き物は、こちらにぎゅーっとくっついている以外に特に何も動かない。遊び(モノマネ)ができませんよ?

 体をあまり動かさない代わりに色々音を出すのでそれを真似していると 突然周りの木々が途切れた。


 木がない代わりに、見える範囲がとても広い。

 木、水、ソラ、短い草しか生えてない地面と草が生えてない地面、切った木のかたまり。

 知ってるものと知らないもの、1度に目に入るモノが多すぎて、なんか目がぐるぐるする。


 切った木をいっぱい植え直してある所を通り抜けて、まっすぐに切った木がいっぱいくっついたおおきな物のところに来た所で、茶色い毛の生き物が止まった。


 近くで見ると、その大きい物はあの黒っぽい獣が立ち上がったくらいの高さがある。

 横はそれより少し長いくらい。


「タダイマ」


 茶色い毛と青い毛が同時に同じ感じの音を出したのでとりあえず真似してから、キョロキョロする。

 周囲には似た感じのおおきな物がいっぱい

あと、水がうごくところや、ぐるぐるまわるおっきい丸。

 水がじゃばじゃばしてる。

 あとこの辺は草があんまり生えてない。


 混乱していると、青い毛の生き物から持ち上げられ、持ち運ばれる。

 さっきのタダイマの大きい物のとなりにあった、ぐるぐるじゃばじゃばがついた大きい物

 それの前に着いた青い毛の生き物が、手を伸ばして木のカタマリに付いていたでっぱりを引っ張ると


 大きい物が口を開けた!


 いきなりの不意打ちに、それでも瞬時に身構えて、どんな攻撃をして来ても回避できるように備える。


 いきなり飛び退いたこちらを見て、大きい木のカタマリから目を逸らしてこちらを見る青毛


 黒っぽい獣よりとても大きい物なのに、緊張感がない。


……?


 最初に口を開けた以降動きを見せない大きい木のカタマリ。


 なにか長い音を出しながら、またくっついて来て自分を持ち上げる青毛 。

 そこには警戒の感情も恐怖の感情もない。

 とりあえず真似をする。


 そのまま、短い音を何回も出してくる青毛の前足に抱かれ、真似をしていると、青毛は躊躇いなく大きい木のカタマリの開いた口に入って行く。


……被捕食者(くわれるもの)の気持ちがちょっとわかった。


 大きい木のカタマリは、どうやら青毛の巣だったようだ。


 巣の中に水溜まりがあり、見たことない物がいっぱい置いてある。

 巣の中にこちらを下ろした青毛は、こっちを見て音を出しながら、皮を脱いで、丸いものに水をいれて、置いてあった物に座る。

 順番に青毛の真似をしていると、座ったところで頭から水をかけられた。


 なんかちょっとあったかい水。

 びっくりして固まってると、青毛が前足に持ったフワフワした物でやたらと身体をくすぐられて、とげとげごしごしな物で頭の毛を撫でられて、またあったかい水をかけられた 。


 水浴びだろうか?


 小鳥がやるのは知ってたけど、小鳥は皮を脱がないし、こんなに時間をかけない。

 何でこんな事をしているのか考えてると、また持ち上げられて今度は水溜まりの中に入れられた。


 あったかい。

 いろいろな事が急に起きて疲れていたワタシは、緩やかに襲い来る眠気と少しだけ戦って、敗北した。

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