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WitchDoll〜傀儡人形は夢を見る〜  作者: うつろ
Chapter-0

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〈0-1〉だれかの夢の果て

もし、普通に生きることが出来たのなら、それはどれほど幸せなのだろうか。


もし、普通に死ぬことが出来たのなら、それはどれほど救いなのだろうか。


そんなことを想いながら、少女は静かに窓の外を見つめていた。


光を透かすような淡い金髪。

ガラス玉のように澄んだコバルトブルーの瞳。

そして、血の温度さえ感じさせないほどの白く美しい肌。


窓から差し込む朝の陽光が、その儚い姿を淡く照らしている。


少女の名はリゼット。

今日からエウケー魔法学園へ通うこととなる、一人の魔術士だ。


リゼットは小さく目を擦り、ベッドから降りる。


椅子の背には、説明会で支給されたばかりの制服が掛けられていた。



リゼットは制服へ袖を通し、鏡の前に立った。

鏡の中には綺麗に着飾った一人の少女が立っている。

それが自分なのだと理解するまで、僅かに時間がかかった。


「………………私は、きっと……」


その言葉の続きを、彼女は胸の奥にそっと秘める。

薄い表情のまま、両手でアンティークドールを抱いた。

リゼットは静かに部屋の扉へ手をかける。



この瞬間

少女の夢への物語が、静かに幕を開けた。

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― 新着の感想 ―
Xから来ました! すごい神聖な感じの文章が素敵でした! そしてリゼットが切ない!! ゆっくり読むのでブックマークさせていただきました!
とても続きが気になる終わり方ですね!
冒頭の語りからのリゼットが言いかけた言葉。 「………………私は、きっと……」 これが物語でなにを意味するのか、楽しみですね。
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