たえこママと、グローバル法務部
(舞台説明)
ここはメタバース空間にある、とあるバー、店を切り盛りするのは、雇われママのたえこママであった。
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深夜の『The Wallet』
「ちょっとあんたたち聞きな! うちの店、いつの間にか『リーガル&ファイナンスの専門誌』みたいな高尚な空気になってるじゃないのさ!」
たえこママが、かんたんガラホで「米国税務情報承認」の画面を確認しながら、おたまを片手に誇らしげに胸を張る。
「アイヤー! ママ、これが『知的洗練』ネ! パンダの可愛さで世界を釣り、マツコの破壊力で演劇界を揺るがし、エリート弁護士の知恵でアメリカ政府の『いただきシステム』を完全無効化する……! 完璧なグローバル企業あるよ!」
銀聯姐さんが、曲がった金色の電卓をスマートに操作しながら、シリコンバレーのCEOのようなドヤ顔を決める。
小上がりの畳の上では、マツコさんがパンダたちと並んで優雅にハーブティーをすすっていた。
「ちょっとママ、アタシたちのこと『場外乱闘の怪獣』みたいに言うのやめてくれる? これからはアタシもパンダ村のチーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)として、1,890円のファンデを駆使した最新のビューティー戦略を海外に発信していくわよ!」
カウンターの最果てでは、紫式部がBluetoothの折りたたみキーボード(メタバース最新型)を静かに叩いている。
@shikibu_ura(紫式部)
「ただのいただきババアが、今やアメリカの内国歳入法をハッキングする国際法務のプロみたいになってて草。パンダ、マツコ、税金、企業法務、とエピソードの解像度が上がるたびに、410人の信者が知的興奮で賽銭を投げ込んでいる。この洗練されたカオス、実に見事で、滑稽の極み(笑) #いただきババアの賽銭箱」
「ハ、ハオラー、ハオラー! 作品が洗練されすぎて、ネカマの私のひらがな日記が『古典文学としての価値』を持ち始めたナリ〜」
相変わらず便乗してくる紀貫之(つらゆき☆娘)を、たえこママが洗練された手つきでおたまでピシャリ。
「あんたのネカマはただのバグだよ!
どんなに中身が洗練されて国際企業になろうが、うちのベースは『美味い出汁の居抜きバー』だからね!
ママの特製トマトおでんを食べて、今夜も知的に腹いっぱいになりなーーー!!」
たえこママの、おでん作りは、こんな時にも変わらないのであった。




