たえこママと、アメリカ税務署からの宣戦布告
(舞台説明)
ここはメタバース空間にある、とあるバー、店を切り盛りするのは、雇われママのたえこママであった。
————————————————————————
深夜の『The Wallet』
アメリカ税務署からの宣戦布告
「アイヤー! ママ、大変ネ! アメリカにいるパンダロスファンが投げた数十億のスパチャ、
Google AdSenseの管理画面から『米国税務情報』を入力して承認をもらわないと、一瞬で売上の24%をアメリカ政府に『いただき』されちゃうアルよーーー!!」
銀聯姐さんが、曲がった金色の電卓をバチバチ叩きながら画面を突き出す。
「なんだいそれは! 24%って、あたしの1円パチンコの儲けよりガッツリ持って行く気かい!? アメリカの税務署はどんだけ容赦のない独裁者なんだい!?」
たえこママがかんたんガラホのデカ文字画面を睨みつけ、おたまを震わせる。
小上がりでは、マツコさんがパンダたちとドル札の山に埋もれながら、ふんと鼻で笑った。
「ちょっとママ、さっき追い払ったエリート国際弁護士をもう一回呼び戻しなさいよ! マイナンバー(EIN)の申請手続きなんて、アタシたちの頭じゃマツコとパンダの区別がつかないのと同じくらい、何が何だかゲシュタルト崩壊するわよ!」
@shikibu_ura(紫式部)
「悲報。海外の投げ銭の仕組み(内国歳入法第3章)が難解すぎて、居抜きバーの住人が全員知恵熱を出して草。ママはガラホで『ぜいむじようほうのていしゆつ』って暗号文をポストしてるし、本当に滑稽の極み(笑) #いただきババアの賽銭箱」
「ハ、ハオラー、ハオラー! 条約の恩典(免税申請)なら、ネカマの私が1,890円のファンデを叩きながら、アメリカの視聴者に『ピエン』って和歌をリプするナリ〜!」
相変わらずしゃしゃり出る紀貫之(つらゆき☆娘)
を、たえこママがおたまでピシャリ。
「あんたのネカマのピエンでアメリカの税率が0%になるわけないだろ!!
誰かガラホでも5分で終わる『米国税務情報の入力マニュアル』をママのDMに送りなさいよーーー!!」
急に国際リーガル・サスペンスのような難解な税務劇
に突入しましたが、ママの「かんたんガラホ」は、ママの手にかたくにぎられていました。




