第壱話 不正アクセス/ERROR:INTRUDER 前編
初めての投稿なのでいろいろと読みにくいですが、最後まで読んでくれると嬉しいです!
ここは、全てが充足であるが管理されているーー化けの皮をかぶった楽園サーバーだ。
傷を負えばすぐに傷口がふさがり元に戻る。生活ハックを唱えれば極上の料理を無限に食卓に並べられるイージーモードの世界。一見何もかもが最高のサーバーのようだが実際は違う。
これらはサーバーの裏を見られないためにヒトを洗脳し、飼いならすためのプログラムである。
だが醜い完璧な秩序で管理されていたはずのプロトコルは、とある日を境に一瞬にして崩壊した。
ーーパリン。
空間に、巨大なガラスのひび割れのような『亀裂』が走った。
システムが【警告:規定外のアクセスを検知】と叫ぶ中、引き裂かれたサーバーの隙間から全身傷だらけで、赤黒いノイズを纏った少年が禍々しくも美しい二振りの太刀を引っ提げて、墜落するように降り立った。
何があったかは分からないが、目から血を垂れ流しながらも少年の口元は狂おしいほど不遜に吊り上がっていた。
「......フッ」
それは至高の楽園をあざ笑う不敵な笑みだった。
少年がせせら笑った瞬間、視界にザザッとノイズが流れ時間が止まり世界がセピア色に色褪せた。
ーー『ハック開始』
直後、鼓膜を突き刺すようなけたたましい警報が巻き戻り始めた。
時計の針が逆回転するような音が流れ出し、少年からあふれ出る血が、すべて体に吸いあげられていく。
歩いているヒトも、野次馬も、少年もすべての時間が高速で巻き戻る。
割れた空間の欠片もまるでパズルのように再構築されている。
いつしか景色が完成された楽園から壊れたバグまみれの監獄サーバーに変わっていた。
ここは、あと三十年で削除される『監獄サーバー』。
あらゆる処理が遅延し、システムエラーの赤文字が世界を埋め尽くす地獄である。
どんよりとした部屋の中に、回路の焼ける臭いが鼻を突く。
ジャンクパーツが山積みの薄暗い部屋で、一人の少年がバグった文字列をいじくりまわしていた。一段落着いたのか、手を止めて椅子をくるっと回しこちらに向いた。
「画面の前のそこの君」
過労で頭がいかれたか、誰もいない空間に向かって話しかけ始めた。
「いやはや、ナレーターもだめだなこれは」
やはり頭がいかれているようだ。なにもあるはずがない空間、彼には決して見えているはずがない、私たちのほうへ手を伸ばしてきた。
『ハック開始』
【システムエラー:外部からのアクセスによりナレーションが一部改変されます】
「はあ。やっとうるせえナレーションの台本を乗っ取れたな。俺の名前はソカだよろしくな。」
椅子の背もたれに体重をかけると、机の上にごみのように積まれている何かの残骸の中から、食料らしき物を引っ張り出して齧った。
「ん、なんだ?俺がいきなりお前に話しかけて、びっくりでもしたか?ま、そんなこと今はどうだっていいか。今からお前にこの世界のこと、俺のこといろいろと話してやるよ。ついてこいよ?」
こんにちはニンジンです。
祝初投稿です!小説を昔から書きたいなと思ってたんですが、やっとパソコンが手に入ったので試し書きをしてみました。初めてなのでちょっと短めに書きました。まだまだ始めたてで読みにくかったり変なところがあったりしますが、これから話が進むとともに私も成長できるよう頑張ります。それでは第一話はここらで締めくくりますか。気まぐれ投稿なので、次はいつになるかわかりませんが第二話で出会えることを楽しみにしています!
追記、大体週一ペースにするつもりです。暇だったら週二とか周三とかになるかも,,,。
毎週水曜ぐらいに投稿するつもりです。




