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⑭黄昏の矢の面々

無謀企画中!

《ウル視点》


 昔、ウルはトラビスの世話になった。

 何も知らないウルに冒険者のやり方を教えてくれた。

 一緒に行動してトラビスの名は高まり【影の騎士団】から声を掛けられた。

 仲の良いイーノは、ウルの功績を自分のものとして切り捨てたと怒った。

 ウルは自分の事のように喜んだ.群れのボスが大きな群れに行ったからだ。

 イーノは、獣人の感覚はわからないと苦笑いしていた。

 トラビスと離れ、他のパーティの助っ人をしていた。

 ある日【黄昏の矢】と仕事したら、報酬が多かった。

 その事を話すと、報酬を誤魔化されていたと言われた。


「誰よりも勇敢なのに頭は残念だな(笑)」

 

 と言われたが、ウルは賢くないのは事実だから仕方がない。


「うちには前衛が欲しいから来いよ!」


 イーノはウルを救ってくれたから心から感謝した。

 ティマもウル同様、搾取されていた。救いたいけど何も出来ないイーノに相談したらティマもパーティに入れてくれた。

 ティマはウルに感謝してくれたが、本当に感謝すべきはイーノだと話すと「獣人らしくない(笑)」といわれ、ますます好感度が上がった。

 女心はわからないと独り言をいうとイーノとグレスは「獣人も俺たちも同じなんだな(笑)」と笑った。

 それからティマと結婚しパーティでそれなりに活動した。


 そんなある日、トラビスが新人に侮辱され決闘すると知る。 

 普段、賭けはしないがトラビスの実力は知っていたので賭けようと思った。

 対戦相手の少年とトラビスを見て考えが変わった。

 久々に見たトラビスは、濁っていた。対戦相手の少年は逆に輝いていた。

 だから、全財産を少年に賭けた。


 少年の強さに心が躍り決闘後、ティマに感想を熱く語っていると彼女は落ち込んでた。


「少年の強さは素晴らしいが全財産失った(T_T)」

 

 はじめは何で落ち込むか理解できなかったが、少年に賭けた事を伝え忘れていた!


「ウル、少年に賭けた!だから大儲け!」


 しこたま殴られ、その後搾り取られた。

 【強心臓(ライオンハート】と会えるのは本当に楽しみだ。



《ティマ視点》


 ティマは獣人の男嫌いだった。

 女はヤル者、世話されて当たり前で、行動は獣そのモノ。

 人族も一皮むけば同じだけど、まだ隠している分カッコよく見えた。


 パーティでは、何となく利用されているのは分かっていたけど、人族は褒めてくれるからそれだけで嬉しかった。


 ロブでは獣人が少なかったから、ウルの存在にはすぐ気がついた。無駄に大きいし(笑)

 獣人の男には凝りていたので、近づかないようにしていた。

 ある日、パーティメンバーがティマはバカだから扱いやすいと話しているのを聞いてしまい、ティマはさすがに落ち込んだ。

 そんなティマを見てウルが声をかけてくれた。

 苦しみを少しでも軽くしたくて、ウルに全て話しスッキリした。

 それと同時にしまったと思った。獣人は怒りに任せて暴れやすいからだ。


 でも、ウルの行動は獣人らしくなかった。同じパーティのイーノに相談した。

 そして解決してくれた。

 こんな獣人男性がいるんだと思うと「ウルの子供産みたい!」と思った。

 ウルは女性に疎く迫っても効果ないけど何とか番になった(笑)


 トラビスって奴の話は前々から聞いていたし、賭けると聞いた時は反対しなかった。

 確実に儲かるならそれで良いと思ったし、ティマはそろそろ子供欲しいしお金はいる。


 対戦相手の子供を見た時、失敗したと思ったが試合は素晴らしかった。

 昔、人間の王子をみたがレベルでは表現できないオーラがあった。子供も同様のオーラを感じた。

 決闘が終わりウルは宿屋の部屋で、試合を熱く語ったが、ティマは全財産失ったからウルほど楽しくなかった。


「ウル、少年に賭けた!だから大儲け!」


 はぁ?世話になった人を切り捨てたの!?過去にトラビスを熱く語ったのは何だったの?

 怒りに任せ何度も殴りスッキリした!

 そうしたら子供が欲しくなった(笑)

 孕むまでやめないからね!

 ウルを押し倒した。



《グレス視点》


 イーノの案内された場所は少し古びた豪邸だった。


「本当にここなのか?」


「立派な家!」(ウル)


「ああ、そうだぜ!庭も広いからそれでスロー達が訓練しているはずだ。」


 屋敷の裏にある庭に行くと誰もいなかった。


「いないじゃないか!屋敷間違えたんじゃないか?」


「《矢印よ道を示せ!》⋯⋯屋敷の中みたいだな。」


「イーノ【矢印魔法】を簡単に使って大丈夫なのか?魔力消費多いんだろ?」


「小さい事に使うと精度が上がるとスローが言っていた。」


 スローは見た目はカワイイのに賢いんだな。スゴイ冒険者の弟子に違いないな!


 屋敷の裏戸から中にはいると、背中を床に擦り付けて進む、謎の行動をしていた。


「あっイーノさん、後ろの人達はパーティメンバーですか?」


「そうだが、何をしているんだ?」


「内覧に来るかもですし、トレーニングと掃除を両立してみました。」


「何の効果があるんだよ。」


「全体的に能力を1割くらい向上させますね。パワーとスピード、スタミナとかね。」


 へぇ、魔術師にも有効かもしれない。

 魔法ギルドは勘違いしているが魔術師にも体力は重要だ。戦うより移動する時間が長いのだからね。


 建物の確認より皆で、謎のトレーニングをすることになった。

 肩甲骨なんて意識してなかったからウル達でさえ苦戦していた。


「何で子供たちと俺では習得時間が違いすぎるんだ?」


「単純に体重が違いますし、ボク達は若いから柔軟性がありますからね。」


 なるほど、スローは本当に知識がある。

 ただ、やり方を知るだけではなく意味も理解したうえで行動している。

 屋敷を借りる云々より、この縁を深めようと強く願った。



お読み頂きありがとうございます!

超時空要塞マクロスのリン・ミンメイは今の声優アイドルとVチューバーの元祖だと思う。

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