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八百比丘尼の噺
かつて人魚の肉を喰らったという女の話である。
その時から不老長寿の身となり、友、家族、子、連れ添う者は自分を残して死んでいく。新たに出会いを経ても、やはりまたその者は死に絶え、己だけが生きて行くのだ。
人魚の身を食った人間には千年の寿命が約束される。その間に、幾度も愛別離苦が繰り返される事実に八百比丘尼は絶望し、出家することを心に決めた。
己の齢から二百年を国主に譲り、その後は全国を練り歩いた。
やがて八百比丘尼は空印寺の洞穴に入定した。この時の齢は八百歳であったが、依然として十代の容貌を保っていたという。
◇
Q 八百比丘尼が最後に空印寺に行ったのは何故?
A ワカサの国にあるから
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