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「悲しみ」はいつも隣に  作者: きみまろ
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プロローグ

どうもきみまろと申します。


26歳で社会人やってます。


一回小説書いてみたいなと思って書きました。


今後の展開はぼんやりしか考えてません。

大体夜11時更新。

社会人なので気まぐれですが、2日連続更新しないってことはないようにします。

よろしくお願いします。


SNSは今やってませんが、これからやることがあったら応援コメント下さい。


コメントあると更新する気が起きますのでお目に触れた方々には是非応援コメントお待ちしています。


彼女の一言目の言葉は、


「こんなはずじゃない」


確かにそう呟いた。




報告書 2216 5月23日 報告者 川村


午前中に初めて会った彼女は、

「常に能力を使い続けている状態」で

大変憔悴しきっていた。


能力の「周辺干渉度」は変則的で、時折私でさえ「消失」させられそうになるが、1日1度22時にあなたに届くこの報告書が私の生存確認となりそうだ。


明日からカウンセリングに入るが、何しろ初めての事例なので慎重に扱いたい。


能力の詳細については別紙に添付してある資料を確認して欲しい。


もう少し楽な仕事が良かったな。了



愚痴と共に届いた報告書を送り終え、

男は今日だけで椅子が尻の一部なのではと思うぐらい座っていた椅子にまた腰を下ろした。

終わりの見えない仕事、これから彼女と自分にやってくるであろう運命を憂いて、タバコに火をつける。

そして自分自身を恨んだ。

いや、自分自身の境遇を嘆いた。



「どうしてこんなことになっちまったんだろぉなぁ。

昨日に戻りてぇ。」



自分自身には叶えることのできない願望を気だるそうな声で言葉にして煙と一緒に体から吐き出した。

その声は多少の反響を伴ったがいつの間にか消えていった。



彼は真っ白な空間にいた。

四方100メートルを軽く超えるであろう空間に。

正確には部屋であるが、この規模の部屋は部屋ではなく空間と呼ぶに相応しい様相である。

あるものは空間の隅にデスクと椅子とノートパソコン。

そして真ん中にベットの上に仰向けで手足を鎖のようなもので繋がれ、大の字にされている「女の子」の姿があった。



白い服に身を包む黒髪の女の子は今は疲れ切って寝ているようである。

彼女の目には涙が流れた跡があり、目の周りは少し赤くなって熱を帯びているようだ。



彼女が寝ているベットに足音を忍ばせ近寄る男は、

髪がボサボサで身長は170程、白衣に身を包み目鼻立ちはしっかりしていて彫りも深いが何処か目が死んでいるようである。



口に咥えたタバコをふかしながら、面倒くさそうなその男は、

彼女が寝ているのを確認すると、伸びをしながらまたデスクがある位置に戻っていった。

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