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         1  農地改革

 マリエールは男爵に池を作る事川を作る許可を得た。山の向こうの湖に転移陣の入口、村の北側の窪地に転移陣の出口を置いた。

           1  農地改革


 男爵領は水の便があまり良くない。領主のいるこの村にも池も川もない。近くに森があるから水源はあるのだろうが確かめた者はいない。村人は井戸から水を汲んで水やりをしている。だからこの村では芋とか豆と言った。水の少ない土地で育つ農作物しか作っいない。男爵令嬢のマリエールは男爵に、

「池を作りましょう。村の北側に大きな窪地があります。ここ水を貯めて村の近くに川を流しましょう。」

と言った。男爵はこの娘の言う事は妄言だっと思った。なにせマリエールは3歳の少女だ。しかし男爵は子どもの夢を壊すほど酷い親ではない。

「池ができるといいな。川ができたらもっといいな。」

と言った。

 翌日北の山向こう側にある湖に入口の転移陣を置き、村の北の窪地に出口の転移陣を置いた。北の窪地から水が湧き出した。川整備も行った。やがて川に水が流れ出した。川は村の南の砂漠地帯に水を吸い込まれる。

 男爵はマリエールの業績を誉め讃える。

「まさか本当に池や川ができるのは思わなかったぞ。これで麦の栽培ができる。果樹園もできる。耕地も広げられる。色々できる事が増えるぞ。」

男爵の言葉に対して、マリエールは、

「物事は計画的に進めなければなりません。明日計画書を持って来ます。計画書に沿って実行しましょう。」

マリエールはこの日のために、準備を進めてきた。灌漑や開拓事業、上下水道事業、作付、食品加工--------------。そのための資金も用意した。魔獣を討伐して得た資金だ。アンドロイドやってくれる。

 計画書は新たに耕作地となったところの灌漑や開拓事業、上下水道事業、作付などだ。既存の農地の10倍ある。その計画書を見て男爵は、 

「今の場所は対象外か」

マリエールは、

「自分達でやる分には構いませんよ。でも領としてやるのは新しい耕作地ですよね。」

灌漑や開拓事業、上下水道事業が始まった。アンドロイド達が担当だ。終了したところから作付が始まる。大麦、小麦、大豆、トウモロコシ、果樹園などだ。アンドロイド達は能率的に作業を行なう。

マリエールはアンドロイドのシオンに声をかける。

「作業は順調だね。ご苦労様。」

シオンは嬉しそうに、

「まだまだですよ。マリエール様の願いは壮大ですから。それを叶える我々の仕事は果てしないですよ。それとできた作物の販売ルートの確保そろそろ必要じゃないですか。」

マリエールは少し厳しい顔をした。

「それが問題なんだよ。何しろ実績が無いし。品物もない状態では相談にも乗ってもらえないよ。一応マッキンレー商会の会長が相談に乗ってくれているんだけど、自分で商会を立ち上げる努力をしろと言われるんだよ。手助けはしてもらえるようだけどいきなりでは難しいでしょう。手助けしてもらいながらマリエール商会を立ち上げようとは思うけどできるかな。」

アンドロイドのシオンは、

「マリエール様なら大丈夫ですよ。マッキンレー商会が手助けしてくれるでしょう。チャンスですよ。」

こうしてマリエール商会が設立する事になった。

 マリエールはアンドロイドのシオンと会話した。農作物の販売の話しをした。マリエール商会の立ち上げについてだ。

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