表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/12

8話 特異点

特異点、それは一般的な法則や理論が成り立たなくなる特別な点や限界点を指す概念、例外的なもので在る。


全ての中には含まれない例外的なものが在る、侵蝕して、それを含める全て、それにも例外中の例外的なものが在る、これを繰り返し、アルファポイント、ベータポイント、ガンマポイント、、、連続的特異点が繰り返していく、仮に最終的な地点をオメガポイントだとしてこれに至るまで何回も何回も非内包下のものを統合・内包を繰り返して行く。


「自身の出身たるSPSに対しての進化の最後にとけ合って一つになること、それは神に至ること、宇宙そのものが1つの巨大な意思を持った、神のような知性体に成る、それは自他の境界は無く、すべてが溶け合い、全人類の記憶、感情、知識が1つに融合した状態、素晴らしいとは思わないか?」


それはもはや人の形を成した多元宇宙(SPS)だった。


「ん、なんなんだぁこいつは」


多元宇宙じぶんに纏わりつく、ソレを認識外に置いたままだったから良かった、否、今や不認識ですら。


「あ」


より広がる認識範囲は本来不認識の範囲を認識範囲内とも再定義する、あれを見た時点で、多元宇宙は。


「破滅する!」


破滅しぬ以外有り得ない、内側に居る男が急いで思考を巡らせる。


「あれは、、、時間軸・概念系に於いて恒久的な効果を持つ再生不能にして不滅無視の破滅だ!」


ならばと前提を定むると、不可逆を可逆にする存在を呼び寄せる。


「俺を呼んだのは貴様か?」


「神だろうが悪魔だろうが誰でも良かった、邪神よ、貴様の神の力、我と契約し使え」


「は?、、、ッッッ!?」


その邪神は死の恐怖や虚無感から産まれたる存在、無かったものを無かったことにする、それが元々存在しない真空や、誰かに消されたものでも、能動的にも受動的にも、任意的にも自動的にも、随意的にも不随意的にも、、、無かったものを無かったことにすることが出来る力。


「真空から酸素を、虚無から万物を、そんなもんだけじゃない、より根源的なものを探り、自分が因果律を支配できないってこと自体を消して掌握、因果を手繰りで芋の蔓を引くように始まりに、因果律から時間、運命、事象を支配したり、さらにはそっから世界は四つのものからできてることにしたら、水から宇宙を、火から宇宙を、なんだって出来る、だろう?」


だがしかし、邪神は手を振り上げたままだ、すると徐々に体がポロポロと崩れ始める。


「は?、、、し、死んでる!?邪神が!?神格だぞ!」


全能なる多元宇宙の調停者と化そうが、超越なる神だろうが、多元宇宙の神だろうが、死の邪神だろうが、絶死する他に無く、それに泣き喚く以外無かった、否、喚く余裕すらない。


挿絵(By みてみん)

それに関わること自体が誤りだ、、、あれは何が起きたって負ける事は有り得ない。


過去に起きた話である。


挿絵(By みてみん)

「、、、」


「今その命脈を絶ってやる」

挿絵(By みてみん)

反逆者が居たのだ、やつに逆らう者が居た、唯一の土俵に二つは有った。


「、、、」


「対称性の破れ、非対称性があるように、俺はあんたのバグから産まれた言わば弟、或いは息子だ、新時代を切り開くために今日、あんたを叩き潰してやる!」


自らに命を与えられた彼/彼女(性別適応外)奴は深淵なるものの分身でも在るが、全てを守る為に立ち上がった。


神が自身と言う存在の終わりを望み自滅するために神殺しと言う破滅の存在を生み出す、終末因子が誕生する、だがそれは深淵なるものは起き得ない、適応外なのだから、ならば何故?


「お互いを消し去るための鏡合わせの存在、お前へのメタを取れるのは俺であり、お前は俺にメタれる存在だな」


奴の破滅や反逆と言った負の要素、総じて”革命の概念”に受肉した不具合・不都合なる存在、本来完全に存在しない存在、予期せぬ形で産まれたる片割れ、、、そんなものですら。


「あ、あぐあ、あ(なんで、だ、可笑しい、そんな矛盾が起きて良い筈がない、なぜ片割れの筈の俺が負けた、先手を取った取った筈だ)うご!?」


グジュグジュグジュ、、、幾何学的な見た目の側面と生物学的なグジュグジュグジュの触手がそれを掴み、締め上げ、そして吸収し、自分の一部とした。


、、、それは自分に勝ち、自分を超越し、自分より格上(架空)のものだろうが無関係な存在なのだから、ポットでの塵芥たげんうちゅうが何をしようが粒子の運動程度の意味すらも持たないだろう。


抑止力となる筈の分身体でさえ、カスのように吐き捨てたのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ