第一節『邂逅』 Abschnitt Ⅰ: “Treffen”
第壹節『邂逅』
Der erste Abschnitt : “Treffen”
気が付くと其処は薄暗い、そして古めかしい建物の中、回廊の中央だった。輝真はその中央にボケーッとして立っていた。暖色系の淡い光を放つ石が壁に嵌めこまれ、建物の中の視界を確保している。回廊は長く続き……その果てが見えない。誘われるかのように、輝真は回廊の先に向かって歩き始めた。
長い長い回廊……まるで夢の深奥に誘い込まれるかのような感覚……。
直進したかと思えば曲がりくねり、広くなり、細くなり、壁の素材が変わり、周囲の風景も少しずつ変わる……しかし、それでも回廊は続く。
たまに、中世ヨーロッパ風の古めかしい服装の人影のようなものとすれ違う時もあるが、彼らの体は半透明で、実体がなく……まるで幽霊のよう……体が当たってもすり抜けてしまう……こちらが見えている風でもない……。声を掛けてみても相手に聞こえた風はない……。
老いた者、若い者、幼い者……騎士を思わせる甲冑姿の人物やら、着飾ったお姬樣みたいな人物、帽子をかぶった労働者……老若男女樣々な人物……。互いに談笑していたり、一人厳しい顔つきだったり……。
それでも、回廊は続く……回廊は一本道で、どこまでも、どこまでも……。
不思議なことに疲れは感じなかった……。時間の感覚は既になく……ただ延々と回廊は続いている。
気が付くと、周囲に人影はなく……ただ、一枚の扉が目の前に有った。
扉を開けようとすると、鍵がかかっている……途方に暮れて周囲を見渡しても、回廊の壁があるだけ。困り果ててポケットに手を突っ込んだ時、手に触れるものが……。
手にとって見ると鍵束……自分の鍵束である……自宅の鍵、研究室の鍵、車の鍵、ロッカーの鍵、机の鍵……しかし、一つ、見慣れぬ鍵が混じっている。
ふと思いついて、その鍵を扉の鍵穴に差し込んでみると、それはすんなり入る。鍵を回すと、カチリと音がして鍵が開いた感覚があった。
恐る恐る扉を押し開いてみると、其処は古めかしい洋風の部屋、周囲を書棚に囲まれ、中央に年代物の机……社長室を連想させるレイアウト……中世風に言うと執務室の中だろうか?机の向こうには人が居た。何となくこの机と部屋に似つかわしくない……少女と言ってもいい、まだ幼さが色濃く残る女性……。
歳月を感じさせる古めかしい椅子に一人の少女が座り、静かに豪華な装丁の本を読んでいた……少女の長い髪は暗銀色、少女の瞳は鮮やかな黄味が掛かった深緑:琅玕の色……その額には何の装飾だろうか?翡翠のようなカボンションの宝石……絶えず動く陽炎のようなグリーンの光の揺らめきが其の中にある。
彼女はこれまですれ違った人々とは違って、透明ではなく……ここに存在している感じがする。
「こんにちは。」輝真は少女に話しかけてみる。
少女は驚いたように顔を上げる。
「……訪問者とは……珍しいですね……貴方はどなたですか?」笑顔ながら、少し訝しげな表情で少女は問いかけてきた。聡明な幼い少女が必死に背伸びしているような雰囲気……。
途端に、幻想めいていた周囲の光景が全体的に実体を帯びたように感じる……。五感が随分と明瞭に知覚できる……。周囲の変化に驚きつつも輝真は少女の問いに答える。
「ボクは法圓寺輝真……大学で教鞭をとる側らコンピューターの研究をしています。」
「コンピューター?……それは、何でしょう。」
少女はコンピューターを知らなかった。
『もしかすれば……此処は、見たとおりの中世ヨーロッパ風の世界なのかな?』輝真は頭を掻きながら、説明のための言葉を選ぶ。
「……考える真似事をする機械……かな。」
「……それは、『思惟の匣』……の樣なものでしょうか?」
「『思惟の匣』……って……何ですか?」今度は輝真が少女に訊き返す。
「……滅亡した古代種族の遺跡から極稀に見つかる『物の怪』です。多くは無害で、通行人に謎掛けをしたり、逆に通行人が質問すると樣々な質問に答えてくれたりします。古い玩具の変化した付喪神の樣な物だと考えられていますが……。」
輝真はそれを何となくオカルトティックな回答だと感じる。
「近いかもしれないが……ボクは『思惟の匣』とやらを知らないから何とも言えません。」
「私も……何か良く分かりませんが……研究と言われるからには、貴方もきっと何かの學者さんなのでしょうね。……広い意味では私と同じですね。」
「貴女も何かの学問を?」
「はい、申し遅れました、私の名はテルマ……テルマ・アンジェリク・ツゥ・アルトブルグ……宮廷咒術師にして古代咒紋の研究をしている者です。どうか、テルマとお呼びください。」
少女は机上に読みかけの本を置き、椅子から立ち上がって優雅に一礼した。
「テルマ……さん?」
「はい。」
「不思議な偶然です……ボクの名も輝真と言います。少しだけ発音が違うみたいですが、よく似ていますね。」
「そう言えば……先ほどそう名乗られてましたね。もしかすれば……此処に貴方が居ることは、運命の悪戯、もしくは何かの必然なのかもしれないですね。」
「はい、面白い巡り合わせですね。」
「そうですね。ま、立ち話も何ですから……座ってゆっくりお話でも如何ですか?」
テルマは椅子から立ち上がって、ソファーの有る方に移動し、輝真を誘った。
「どうぞお掛けになって、お茶でも淹れますわ……。」
勧められるままに輝真はソファーに腰を降ろす。
「輝真樣はどちらから来られたのでしょう?」
何処からか用意したポットでテルマがカップに紅茶を注ぐと、芳しい香りが輝真の鼻腔を刺激した。
「ボクは日本の横浜から……分かりますか?」
輝真は何となく彼女が日本を知らないような気がしてそう表現する。
「……それは何処でしょう……これまで聞いたことのない地名です。」
テーブルの上にティーカップを並べながら少女は小首を傾げた。
「では、此処は何処ですか?」輝真は疑問に疑問で返す。
「実は、ボクにとっては此処はもしかすればボクの夢の中の世界だと思っていたのですが……貴女にとっては、どうでしょうか?」
輝真はこの現実感の乏しい世界を夢の中……と考えていた。ただ、夢の中の出来事とはいえ、明瞭に思考できるし、目の前に居る少女も十分に存在感を持っている。
「『夢』……そうですね、人生は全て夢のようなモノ……貴方にとっての夢かもしれないし、私にとっての夢かもしれない……私自身が貴方の夢の中の存在かもしれないし、……貴方のほうが私の夢の産物かもしれない……でも、私にとってのこの場所は、私の夢の中の世界……もしそうでなければ、夢を見ている私の肉体の在るところ……そうなると……つまり……帝都オストハウプトの私の館……寝室のベッドの中ということでしょうか……。」
「……成程……夢オチですか……貴女もボクもお互いに夢を見ていて……夢の中で会話しているわけですか……そして貴女の居る場所をボクの全く知りません。貴女もボクの国を全く知らない……とすると……もしかして、僕たちは時間も空間も遥かに離れた世界……或いは時間軸の分岐点で別な道を歩んだ世界……の存在かもしれない。そのお互いに異世界人の二人が何故か……何故か一つの夢の世界で一緒にお茶を飲んでいる……一体何の御縁でしょうか。人はもしかすればただ一人、一個人のみの人ではなく……お互いにお互いの影のようなもので……そしてお互いは無意識の底……魂の根源のようなもので……時空を隔てつつも繋がっている……この夢の世界はそんな魂の根源を繋げる領域なのだ……そんな仮説はいかがですか?」
「時空を異にする世界……それは『異世界』……と、いう意味でしょうか?」
急にテルマは身を乗り出すようにして質問を放った。
「そういう意味ですが……。」
「つまり、時空を超えて貴方は此処に来たと……。」
「あくまでも此処が単なる夢……根も葉もない絵空事の世界でなかった場合の仮説ですが……。」
「私の研究テーマは『時空』……『時空』の境界を超え、因果律の束縛を離れ、多層・平行世界、つまり異世界へと旅することなのです……喩え、それが夢の中、精神や魂だけの旅であろうと構わない。」
少女は急速に自分の内世界に籠って自問自答し始めた。
「もしかすれば……私の望みが実現したのかもしれない。私の夢想が叶ったのかもしれない……我が願いが時空の境界に穴を開け、異世界相互を繋ぐ門を開き、異世界の存在に出会うことが出来たのかも知れない……。靈的な交感に成功したのかもしれない……。」
少女が恍惚とした目で上気して語る姿は……半ば以上狂気……そう、ある種の科学者の持つ共通の狂気……真実の探究、新たなる発明、未知への挑戦のためにあらゆる犠牲を厭わない狂気を感じた……。そして、その狂気の質故に輝真は悟った……この少女、テルマと名乗る少女は、自分に類似・共鳴した異質な魂なのだ……つまり、自分の影なのだ……いや、正確には……人格データに過ぎない自分のオリジナル……法圓寺輝真の影……或いは法圓寺輝真がこの少女の影なのだ……と。理由はない……ただ、それが事実なのだと……。
自分が人格データにすぎないことを正確に思い出した輝真はその思考を全力で巡らせる。
そして、重要な可能性に思い当たった。
確証は全くない……だが、直感的に輝真は洞察した……恐らく、少女は何らかの時空と霊魂に係る実験、例えば時空を超えた幽体離脱のような実験……を行って……『日本』のある世界、輝真のいた場所に侵入してきた。その彼女の幽体に人格データの書き込みが行われてしまった。その結果この世界に、法圓寺輝真の人格データが送り込まれてしまった。恐らくは……ここは彼女の内世界……。法圓寺輝真に上書きされるべきデータが、テルマに……輝真の『影』であるこの少女の魂魄の方に上書きされてしまった……。
……しかし、この空間に別個の人格を持つ二人の『自分』が居るのは本来不自然なこと……。同種の匂いに導かれるように此処に来てしまったのかも知れないが、此処は危険。
このまま此処に二人が存在し続ければ、どちらかが……或いは双方が『消滅』する……。直感がそう告げる。
「これで、異世界への門を開き旅立つことが出来る、端緒が見つかった……これで、…………に行ける……。」高揚したテルマがぶつぶつと何かを言っているが、輝真にとっては気が気ではなかった。
「テルマさん、私はこれで失礼する。どうやらボクと貴女……我等二人は同一の場所にいてはいけない存在のようだ。」
輝真はそう言うと、ティーカップを置いてソファーから立ち上がろうとした……。しかし、その輝真の手を、テルマがしっかりと掴んで引き止める。少女の力としては驚くほどの力……。
「そんなに先を急がずとも……異世界の話をもっと聴かせてほしい。あちらはどんな世界なのだ?どんな學問が発達し、どんな文明が興り、どんな人々が住んでいるのだ?」
「そんな猶予はない……判らないか?ボクと貴女は……別世界におけるお互いの影……本来一つの場所に二人は存在出来ない……このまま此処に居続ければ、二人のどちらか、或いは二人ともが、『消失』するぞ。」
「そんな……。」輝真の言葉に少女は一瞬凍りつくが……何かの共感が生じ、間もなく彼女はその言葉の意味を理解した。輝真はテルマの手の力が緩んだ瞬間に、その手を振りほどいて部屋を出ようとしたが……手が離れない。
彼女の手の力はもはや抜けているにも関わらず、……お互いの手が接着されたかのように離れない……。テルマも驚愕の表情をその幼い顔に浮かべ、今度はお互いを引き離そうと、二人は渾身の力を込めるが、二人の皮膚はピタリと張り付いたかのように離れない……それどころか……気が付くと二人の手は互いに融け合っている。変形し絡み合う二色の肌色の塊……スライムのようになって、繋いだ手はいつの間にか融合しつつある。
体のスライム化は徐々に手から腕……腕から肩へと進行し……互いに離れようとする努力に反して、二人の体は徐々に一塊となっていく……服も肉体の一部になったようにくっついて融け合い……引き離せないままに……お互いの胴体が……足が……頭が……顔が……渾然一体となっていく……。
肉体の融合が進むと同時に、輝真の意識にテルマの記憶が流れ込んでくる。そして、テルマの人格を輝真の感情が浸食してゆく。……お互いがお互いの中に激しい勢いで流れ込み……。凄まじい苦痛が、快楽が……その魂を襲う。
その衝撃に……苦悩に……喜悦に……二人は意識を手放した。
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無意識の混沌から浮上してくる間……樣々な夢を見た。
それは……悪夢になったり……楽しい夢になったり……意味不明の夢だったり……長い……長い時間が経過したように感じる……。
意識を失っている間も、夢のなかでも深刻な頭痛が酷く、絶えず眩暈と吐き気に襲われ続けたが、徐々にそれも引いていった……だが、脳は中々目覚めたがらず、浅い眠りの中、混沌とした夢が寄せては返す波のように、増殖しては、消滅し……長い時間掛けて、脳が何かを模索して必死に再構築しているようだった。
厨二病を患っていた中学生の頃にお世話になった古武術の鬼師匠……が出てきて地獄の稽古が始まったかと思ったら、大学で学生相手に最新VR技術についての講義をやっているシーンがよぎったり、子供の頃一度だけ会った親戚の叔父さんがひょっこり出てきたり……アニメのワンシーンの中に入り込んだような映像を見たり……中世ヨーロッパの城の中で暮らしているお姬樣の役割を演じたり……お父さんに教えられて呪文を唱えて何か魔法のようなものを使っていたり……。咒術の師匠に厳しく指導されながら修行に励んでいたり……。帝國國立咒術アカデミアで出会った親友達と馬鹿話に興じたり……かと思ったら、大学時代にハマったVRMMOのRPGのアバターを演じていたり……正にカオスだ……夢はカオスだ……。
脳裏を走馬灯のように、記憶の奔流が駆け抜けてゆく……樣々な記憶が閃光のように燦めいては泡沫のように消えてゆく……それは夢、それは幻、……それは想念の影……。
『自分は……輝真?……それともテルマ?』
ふと疑問が脳裏を過ぎる……。
…………。
いつの間にか頭痛はなくなり……静かに永い……夢のない深淵の眠りを経て……ゆっくりと意識が浮上し……やがて、スッキリとした感じで目覚める。
『知らない天井……。』輝真が心の中で呟いたのは、遥かな昔のアニメに出てきた有名な台詞のコピーだった。目を開くと……其処に見えたのは、見慣れない古めかしい天井……中世ヨーロッパ風建築の天井だった、ベージュ掛かった白を基調としながら、縁取りのように細密な華柄の模樣が描かれた……見るからに高級そうな部屋だったからだ。其処に派手さはないものの、部屋の装飾の一つ一つにも手の込んだレリーフが刻み込んである……。
『高級ホテルのロイヤルスイートか?……いやいや違う……何処かの、王侯貴族の館?』……そう判断しても可怪しくない造りである。ベッドのパーツ一つ一つまでもがハンドメイドで丁寧に細工されている。
視界に映る家具は鏡台、読書机、ベッドサイドの椅子……椅子では、壮年の金髪女性が、うたた寝をしている。その姿を見て、記憶の切り替えスイッチが入る。
『いやいや……私ったり何を考えているの。そこで居眠りしているあの人は乳母のアンネゲルトじゃないの』……と、テルマは思い直す。
『そう……此処は自分の寝室じゃないの。』……と。
『では……先ほど自分が頭のなかで考えたコトは何?』……急に不安が襲ってくる。テルマは、アニメとか中世ヨーロッパ等という概念……自分がテルマならば知らない概念が自分の脳に自然に存在している事実に驚いた……。アニメやヨーロッパという概念に結びつく記憶は……何処から?
『私は……テルマ……テルマ・アンジェリク・ツゥ・アルトブルグ……アルトブルグ帝國伯令嬢にして、第十三座宮廷咒術師……咒紋學者……時空咒紋の研究者……。』テルマは思い起こす。……しかし、同時に……もう一つの思考が頭脳を巡る。
『ボクは……輝真……法圓寺輝真……大学で量子コンピューターと人格エミュレーションの研究を行う科学者、理学博士、工学博士、医学博士……。いや、その人格データ……。』……輝真は混乱していた。自分の中に平行して存在するもう一人の記憶……自我は一個なのに……二人分の記憶……。
『自分は……何者……輝真?……テルマ?』
テルマの思考からすれば、輝真の記憶は夢泡沫……幻覚のようなもの……しかし、幻覚と片付けるにはあまりにも緻密に構築された記憶・意識・感情……。
輝真としての立場を取れば……今此処に存在すること自体が異常事態……何よりも輝真の記憶だけでは自分がここに存在することの明確な説明ができない……。
自分は輝真でありテルマ……。そのどちらでもあり、どちらでもない……その答えが最も自分の胸にすっと来るようである。激しい混乱と葛藤の嵐がその精神を蹂躙した後……唐突に……落ち着く。
全てが在るべき処に収まった感覚。
テルマが時空咒紋式によって次元の境界に穴を竅ち、異界への門を開いて幽体を異界の門の向こうへ送り込んだことと、同時に輝真が行った人格エミュレーターから肉体の脳へのダウンロードが、何らかの形でリンクした……つまり、異界の門を通じて、人格エミュレーターから法圓寺輝真に書き込まれるべきデータがこの世界に流れ込み……テルマ・アンジェリク・ツゥ・アルトブルグの脳に書き込まれた……そう解釈しても真実からそう遠くはないはずだ。本来同一人物に書き込まれるデータと異なり、別人への書き込みが行われたために、もとの人格も残存し、上書きされた人格も存在し……二人分の記憶を持ってしまうという異常事態が生じてしまったわけだ。余りにも乖離した二つの人格の統合の為に、それは、その二つの人格の崩壊と新たな人格の誕生とも言うべき変化が生まれた。
この世界の貴族であり宮廷咒術師であり咒紋學者である少女……テルマ・アンジェリク・ツゥ・アルトブルグ……そして……異世界の科学者である青年……法圓寺輝真……その二人が一つの脳に重なるように存在しているのだ。
それは、輝真であり同時にテルマである者……それは、輝真でもなくテルマでもない者……二人の記憶を持ち、再構築された新たな人格を持つ者……。輝真=テルマとでも名乗るべきか……。
いや……『てるま』とでも言うべきか。
テルマも輝真も……あの夢の中で出会い……そして、共に死んだ……消滅した。そして、融合し……再構築され……新たな存在となった。死と再生……破壊と創造……を経て新たな『てるま』……が生まれた……今生まれたのだ……。
そして……その少女の肉体に宿りし者は……妖艶な微笑みを浮かべた。
※ 登場人物
❶ テルマ・アンジェリク・ツゥ・アルトブルグ/Thelma Angélique zu Altburg
主人公の一人、宮廷咒術師の天才少女、帝國伯令嬢
❷ てるま
テルマと輝真が融合して生まれた新たなる人格。元の体の持ち主テルマよりも若干輝真の要素のほうが勝っている様子。
❸ アンネゲルト/Annegert
帝國伯のアルトブルグ家使用人、テルマの乳母、夫と死別した為に現在はテルマ専属となっている。
※ 用語解説
❶ 咒術師/Zauberkünstler
額に咒晶石を移植され咒紋使いとなった人々の中で、特に高度な咒紋式を駆使するエリート。取り敢えず、大魔法使いのようなものと理解して頂ければありがたい。
❷ 帝國伯/Reichsgraf
帝國貴族の階級の一つ。皇帝家の直轄領の大地主が賜った称号・爵位。男爵の上、城伯の下に概ね位置する。
❸ オストハウプト/Osthaupt
帝國の首都。




