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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2024年 2月

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#213 いつもの屋上と、舞い込む予定

 色々とあったVR配信は何とか無事(?)に終わりました。


 まあ、後半戦でちょっとお説教のためにログインしちゃったけど……あれは仕方ないことなのです。

 みんな仲良く、が一番大事なので。


 そんなVR配信があった翌日、学園に登校してくると、クラスのみんなが僕と柊ちゃん(今日も女の子だったので)のところに。

 みんな昨日の配信を見てテンションが上がっちゃったみたいで、口々に感想を僕たちに言ってきました。

 面白かった、とか、自分もVR欲しい! とか、そういう言葉がすべてで、なんというか、楽しんでもらえたようですごく嬉しい。


 わちゃわちゃとした状態はHRまで続いて、先生が来たところで解散に。

 先生も発売が楽しみだと笑っていました。

 先生、当たってるもんね。


 そうして、午前中の授業を終えてお昼休み。

 いつものように僕と柊ちゃん、麗奈ちゃんの三人で集まって、屋上でお昼ご飯。

 完全に定着したよね、この状態。

 夏休みに入る前までは、僕と柊君の二人でご飯を食べてたけど、今ではすっかり麗奈ちゃんも一緒に。


「昨日の配信はいろんな意味ですごかったな……」

「恋雪お姉ちゃんすごかったよね」

「コメントでも言われてたけど、愛菜さんよりゲームの腕前が上なんでしょ? あの人に一つの物事だけだとしても、勝てるのってすごくない?」

「本当にな……。愛菜さんの場合は、効率よく制圧するための技だが、戸隠さんに関しては、ゲームのキャラの動きを模倣して、どの動きが一番早く相手を倒せるかという、速さを突き詰めた技だからな……。いやそもそも、VRの中だからと言って、なんでゲームのキャラの動きを真似できるんだ、って話なんだが……」

「「たしかに」」


 恋雪お姉ちゃん、普段はすごく自堕落で、生活習慣が酷いし、運動もしないから運動がほとんどできないけど、ゲームはすごく上手なんだよね。


 でも、VRは現実のゲームみたいに、コントローラーがあるわけでもないし、自分の体を動かすようなものだから、そう言う意味では動かすのって難しいように思えるんだけど……恋雪お姉ちゃんの場合、普通に動けるのがすごいと思います。


「ゲーム全般に適性があるんだろうねぇ、恋雪さんって」

「だな。……そう言えば朝霧」

「なになに?」

「たしか、土曜日にらいばーほーむの事務所に行ったんだよな? どうだったんだ?」

「そういえば言ってたね?」

「いやぁ、なんかすごいことになりましてね」

「というと?」

「まず、卒業までの間はアルバイトとして勤務することになったよ。あ、時給1300円」

「「高いな(ね)!?」」


 一応この辺りの最低賃金より高いよね?

 そんなにもらえるんだ……。


「でしょでしょ? 高校生の時給で考えたら結構高額だよね! んで、卒業後は手取り30万からスタートって言われた」

「いや多いな!?」

「高卒でそんなにもらえるんだ……らいばーほーむって、結構お給料いいんだね?」

「まあ、今は売れに売れてるしな。投げ銭も毎回すごいし、視聴回数なんかもかなりの回数あるしな」

「それもあるけどね。まあ、最初がそれってだけで、給料のアップも全然あるみたいだしね。あと、マネジメントの部署が一番お給料が高いみたい」

「そうなのか?」

「うん。らいばーほーむの人たちって、みんな自由人だから、楽しくはあるけどすごい疲労感が凄まじいのと……みたまちゃんに殺される機会が多いから」

「あー……」

「僕そんなことしてないよ!?」


 というか、そう言う理由でお給料高いの!?

 なんで!?


「ちなみに、三期生の活動が始まってほどなくした頃にできた手当の一つに、『みたまちゃん手当』っていうのがあったよ」

「なんで僕の名前が入ってるの!? え!?」


 そもそも『みたまちゃん手当』って何!?

 VTuberの名前が入ってる手当なんて聞いたことないんだけど!


「内容的には、みたまちゃんに殺される度に、1000円の手当が入るんだって」

「それ意味あるの!?」

「うん、三期生のマネージャーさんとか、手当で2万円くらいもらってたよ」

「そんなに!?」

「単純計算で20回は椎菜に殺されてるのか……」

「僕そんなことしてないよ!?」

「無自覚なのは本人ばかり、だからな」

「自覚しててもそんなことしないよっ!」


 ……お姉ちゃんはよく死んじゃってるみたいだけど……。


「しかし、この時期で就職先が決まるのも異例だろうな」

「だねぇ。ま、あたしは色々と安心かな。もちろん、油断はしないけど」

「なんていうか、三年生になって始める行為を前倒しで終わらせるどころか、高卒としては破格の給料だし、何より進みたい進路からのスカウトだしな。そう考えると……朝霧は勝ち組だな……」

「いやぁ、本当にね! でも、二人もかなり勝ち組じゃない? 収入面的な意味で」

「俺はまだ収益化が通っただけだから、どれだけもらえるかはわからないがな」

「いっぱいくるよ、柊ちゃん」

「いや、椎菜のは一切比較対象にできないからな?」

「酷い!?」

「まぁ、椎菜ちゃんってこう……開始数秒で20万くらい稼ぐもんね」

「スパチャ全額が入ってくるわけじゃないが、少なくとも一回の配信で、椎菜の場合は確実に100万弱は稼いでるからな……」

「……実際、口座に入ってくるお金の額が怖すぎて、金庫に封印してるくらいなんだよね……」

「「だろうね(な)……」」


 みまちゃんとみおちゃんが不自由することのない額は稼ぎたいなぁ、って思ってはいたけどね……。

 大学まで行ける額は既にあるし、それどころか宝くじのお金もあるしで……うん、本当にお金に困らなくなっちゃったよね……。


「まあ、そう言うのがあるから、子供の成りたい職業の上位に、Youuberがあるんだろうな」

「だねぇ。実際、高校生でも、一発当てればそれくらいのお金が稼げるわけだし、夢のある職業ではあるよね」

「でも、僕としてはあんまりお勧めはしないかなぁ……」

「そうなのか?」

「うん。楽しんでお金を稼ぐことができるのはいいけど、あまりにも稼ぎ過ぎちゃうと、金銭感覚が壊れちゃいそうだし、それが原因で生活水準を上げたとして、お金が無くなっちゃって生活水準を下げようと思った時に、色々と苦労しそうだもん」

「あー、それはたしかに。お金持ちから普通、もしくは貧乏になっちゃうと、そういうのはありそうだよね。ネットではよく見るし」

「だな。……そう考えると、俺も怖いな……」

「僕の場合は金庫に入れてるよ、通帳とか」

「あぁ、その手があったな……俺もそれを試すか」

「お金持ちになると大変なんだねぇ……」

「こうなるとは思ってなかったけどね……」

「それはそうだろうねぇ」


 まあでも、お金に困らなくなったのはありがたいけど……。


「そう言えば、椎菜は土曜日に墓参りに行ってたんだよな? どうだった?」

「あ、うん。お父さんと会って来たよ」

「「…………うん?」」

「実は、みまちゃんとみおちゃんの二人が、神様の力? か何かで、こっちに来てたお父さんを見えるようにしてくれて、それで色々とお話したの」


 あの時は驚いたけど、お父さんに会えてすごく嬉しかったなぁ……。

 まあ、お母さんが今とは全然違う、みたいなのを聞いて、すごく驚きはしたけど。

 お母さんの昔って、どういう感じだったんだろう。


「あー……椎菜。それは、あれだよな? 聡一郎さんじゃなくて、椎菜の本当のお父さんの方って意味だよな?」

「うん。そうだよ?」

「……なんて言うか、ついに死者にすら会うようになっちゃったんだね、椎菜ちゃん」

「これに関しては僕が原因と言うより、みまちゃんとみおちゃんの方が理由だから……」

「いや、保護者である以上、実質椎菜がしたようなものだろう」

「それは違うと思うよ!?」


 たしかに、二人が悪いことをしちゃったら、僕が責任を取らなきゃいけないけど、別に問題を起こしたわけじゃないから違うと思います!


「でも、そっかぁ……亡くなったお父さんとお話……ちなみに、お父さんはどんな感じだったの?」

「すごく優しい人だったかな? あ、写真あるよ」

「「あるの(か)!?」」

「うん。写真撮ろーってお母さんが言ったら、いいよー、って言ったから一緒に。ちょっと半透明になってるけど、幽霊なので、そこは許してね?」

「透けてなかったらむしろ怖いだろ」

「それでそれで、椎菜ちゃんのお父さんってどんな感じなの? あたし、すっごい気になる!」

「えーっと……あ、これだよ!」


 そう言って、僕はポケットから取り出したスマホの画面に、お墓参りの際に撮ったお父さんの写真を二人に見せた。


「「椎菜ちゃんにそっくりだな(ね)……」」

「うん、僕も初めて会った時、なんとなく男の時の僕に似てるなー、って思ったよ~。あと、雰囲気がすっごく柔らかかった」

「それは写真からでも伝わって来るな……というか、これが父親かぁ……」

「なんか、元の椎菜ちゃんを思い返してみると、すごい納得」

「あ、あははは……お父さんに色々と言われたんだけど……どうやらお父さんの家系って、可愛い系の人しか生まれないらしくて、お母さんの家系もお母さんみたいな人しか生まれないらしくて……それで、僕って二人のハイブリッドだったから、あんな容姿だったそうです……」

「「あー……そっかぁ……」」

「あと、どんなに頑張っても、筋肉が付かなかったみたい、お父さんの家系」

「なるほど……だから椎菜が中学生くらいの時に始めた筋トレもあまり意味をなさなかったのか……」

「椎菜ちゃん、そんなことしてたの?」

「……男らしくなりたかったので……」

「そっかぁ……」


 もっとも、今は男らしくなるどころか、女の子になっちゃったけどね……。

 どうしてこうなったんだろう。


「あ、そう言えば柊ちゃんは土曜日は男子と遊びに行ってたんだよね? たしか、クレーンゲームでたつなさんのプライズが出たからそれを取りに行くみたいな感じで」

「そうなの?」

「あぁ。まあ、なぜか行先のショッピングモールで皐月さんに会った挙句、どういうわけか一緒に来たあいつらにデートしろ、みたいな感じで俺を皐月さんに押し付けて、どういうわけかデートになった」

「「それでそれで?(にこにこ)」」

「なんでそんなに嬉しそうなんだ、お前らは」

「いやぁ、だって、ねぇ?」

「うんうん。柊ちゃんの春だもん。僕としては、いい感じになってほしいなぁ、とは思うよ?」

「何を言ってるんだよ……。ただまあ、一緒に食事をしたり、服を見たり、雑貨屋に寄ったり……あとは、アニ○イトとか、書店にも寄ったな。最後は、皐月さんの運転するバイクの後ろに乗せてもらって上に、家まで送ってくれたよ」

「「へぇ~~~~~~!」」

「だからなんでそんなに嬉しそうなんだ……」

「それで、柊ちゃんは嬉しかった?」

「それ! あたしも気になる! というかそこ大事! 一番大事! で? で!? どうなのどうなの!?」

「そりゃ、まあ……好きな人だし……嬉しくないわけないが……」

「「あらぁ~~~~~!!」」

「さっきから本当になんだそのノリ!? あと、椎菜! お前なんかいつもと違い過ぎないか!? なんかこう……恋バナ花を咲かせる女子高生みたいになってるぞ!?」

「今は女子高生なので、問題なしです!」

「そうだったっ……!」


 柊ちゃんはなぜか恥ずかしそうに頬を赤くしてるけど、皐月お姉ちゃんとは順調そうでなんだか安心しました。

 個人的には、恋人さんの関係になってくれると嬉しいなって。

 ……もっとも、そう思ってるのは僕たちだけじゃなくて、らいばーほーむの人たちの総意なんだけどね!


 この後は、柊ちゃんと皐月お姉ちゃんとのあれこれを根掘り葉掘り聞いて、お昼休みは過ぎて行きました。



「お出かけ?」


 お家に帰って来て、予習復習をしていると、不意に寧々お姉ちゃんから電話がかかって来ました。

 どうやら、今週の金曜日が祝日だから、三期生みんなで遊びに行こう! ってことみたいです。


『そうそう。ほら、最後に遊んだのって先月のプールじゃん? しかも、三期生で遊んだの、あたしと椎菜ちゃんだけじゃん? だから、たまには四人で一緒に遊びに! って思って! どうどう?』

「うん! もちろんいいよ! すごく楽しそう!」

『やったぜ! それで場所なんだけど、恋雪さんが遊園地を運営している会社の株主をやってる関係で、そこのチケットが貰えたから、そこに行こ! ってなっててね!』

「そ、そうなんだ」


 恋雪お姉ちゃん、ゲーム以外に株主さんになってたんだ……でもなんでだろう……?


「で、どうかな?」

「あ、うん、もちろん。遊園地ならたくさん遊べそうだし!」

『おっけー! じゃあ決まりってことで! あ、みまちゃんとみおちゃんの二人はどうする? あたしたち的には全然来てもいいってことになってるけど』

「あ、二人はお友達と一緒に博物館に行くー! って言ってたから大丈夫だよ」

『おおぅ、すごい順調に友達を増やしてるね!』

「うん、お母さんとして、すごく嬉しいし安心です」

『だろうねぇ。じゃ、集合時間と場所なんだけど、明日は千鶴さんが車を運転してくれるみたいだからそれで! ってことになってるよ!』

「千鶴お姉ちゃんって車の免許持ってたんだ?」

『みたい。前までは車は持ってなかったみたいだけど、温泉旅行の後に買ったらしいぞ』

「そうなんだ!」

『まあ、あたしたち的には……みたまちゃんによって鼻血+吐血のコンボで運転中事故を起こすんじゃないかって心配だけど』

「…………どうしよう、否定しようと思ったけど、いつもそうだから心配になって来たんだけど……」


 なぜか、鼻血を出して、吐血することがたくさんあるし、それで倒れることも多いし……。

 あれ? もしかして、千鶴お姉ちゃんの運転ってすごく危ないんじゃ……。


『あ、そこは大丈夫。椎菜ちゃんを乗せて運転する以上、吐血+鼻血で死亡しても、絶対に怪我一つ負わせないのは確実だろうし……何より、そんなことをしようものなら、多分死んで詫びようとするぞ』

「そ、それは…………うん、なんでか否定できないです……」

『ま、多分大丈夫だぞ! というわけで、9時くらいに家に迎えに行くから!』

「うん、わかったよ! あ、おにぎりとかサンドイッチっているかな?」

『いる! 絶対いる! 椎菜ちゃんのお手製だし、多分二人も欲しがるぞ! 藍華なんて朝ご飯を食べることが少ないから余計に! ……って、あ』


 藍華お姉ちゃん、朝ご飯食べてないんだ……そっかぁ……食べてないのかぁ……。


『いや、でも、あれだぞ!? 最近はちゃんと食べてるみたいだから! 卵かけご飯だけど! でも、お昼はちゃんと食べてるから! カップ麺以外! なるべく!』

「……まあ、お仕事でお外に行くわけじゃないみたいだし、どちらかと言えばお家で過ごすことの方が多いらしいし……それに、お昼を食べてるならまだマシ、かな? カップ麵をあんまり食べてないならいいかな。うん。……今度、抜き打ちチェックしないと」

『……(藍華、ごめん)』


 気を抜くと、またカップ麺ばかりになっちゃいそうだし、恋雪お姉ちゃんと合わせて、抜き打ちチェックしよう。うん。絶対する。


『と、ともあれ! 9時に迎えに来るからね!』

「あ、おにぎりとかサンドイッチで食べたい具ってあるかな?」

『レタスが多めのサンドイッチがあるとあたしは嬉しいぞ! あれ好き!』

「あはは、僕も。じゃあ、レタスサンドにはハムとチーズを挟んで……あとは、卵と……おにぎりは焼きおにぎりと、ツナマヨおにぎりでも作ってくるね!」

『やった! 楽しみにしてるぞ! それじゃ、また金曜日!』

「うん! おやすみなさい!」

『おやすみぃ!』


 通話終了。


 スマホを机に置いて、ぐ~~っと大きく伸びをして軽く息を吐く。


「遊園地かぁ……すごく久しぶりな気がするし……うん、楽しみ」


 美味しいものを作らなきゃね。

 千鶴、実は車を買っていた。

 尚、車種はハイエースな模様。なんでハイエースなんですかね。

 なんか意味深なんだが、との指摘に対しては、

『大勢乗ることを想定してますのでぇ~。あと、広い方がいいかなぁ~』

 などと供述しており、下心はないそうです。

 あ、以前免許の所持事情に関してあとがきに載せたことがあったんですが、いるかだけ忘れてました。いるかは車の免許は持ってます。

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― 新着の感想 ―
主人公は反省しろ、マジで
ハイエース、そうか
・・・・取ったの普通免許なんですねぇ。てっきり中型どころか大型取ってサロンバスでも持ってくるのかと思いましたよ。(^_^;)
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