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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2024年 2月

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バレンタイン特別IFー2:小話#2 双子のなんてことないバレンタイン

 二月十四日、バレンタイン。


 海外では、男性から女性へ贈り物をする、というのが割と普通というか、むしろそちらが普通なまである行事だが、こと日本においては色々と違う。


 基本的な行事の内容で言えば、女性から男性へチョコレートを渡す、そんな行事である。

 そのため、お菓子系の企業、特にチョコレートなどのお菓子を販売している企業などは、まさに稼ぎ時、と言っても過言ではない日である。


 なんだったら、お菓子作りが苦手、という人向けに、バレンタインの日に合わせたギフトセット的な物を売りに出しているし、仮に売れ残っても、セールと称して売りさばくという、企業からすれば金の匂いがしまくる日。


 女性の方が、男性に比べて精神面の成熟が早い、という関係上、小学校高学年くらいから、恋に目覚めた少女たちが、好きな男の子のためにチョコレートを作ることもあろう。


 まあ、現代の子供は普通にませているので、案外低学年くらいから色々と横行するのだが。


 それはさておき、なんやかんやで小学校に入学して一年以上が経過し、さらに言えば、バレンタインも本年で二度目となった双子はと言えば……


「みまちゃん、みおちゃん、ことしはおとこのこにチョコわたすの?」

「「んぅ?」」


 友達のゆなの質問に対し、仲良く首をかしげていた。


 基本的に、双子や早生まれによる年子兄弟などは、同じクラスにならないのが原則なのだが、みまみおの二人は見た目がすごく目立つというか、日本においてはまずいない髪の色と瞳の色をしているため、色々考慮して学校側が同じクラスにしている。


 そのため、二年生になっても、二人は別のクラスになることはなく、同じクラスというわけである。

 なお、この措置は二年生までで、三年生からは普通に別々のクラスになる予定。


 閑話休題。


 そんな双子だが、すっかりこちらの世界での暮らしに慣れ、友達もたくさんでき、いろんな行事に参加して、楽しい小学校生活を送っているわけだ。


 昨年は椎菜にチョコレートを渡すべく、祖母(雪子)の手を借りて、チョコレートを作成。

 その後、邪神を殺害したり、祖父にも渡したり、祖母にも渡したりと、家の中でスプラッターな状況を発生させたものの、無事にチョコづくりを完遂し、椎菜に手渡すことができた。


「バレンタイン……あ、おかーさんにチョコをわたすひ!」

「……きょねんのできごと、です。ことしも、ある、です?」

「うん! 二月十四日はまいとしバレンタインなんだよ! 二人はわたすの?」

「おかーさんにあげるです!」

「……みおも」

「二人はおかーさんだいすきだもんね!」

「「だいすき!」」


 すごく可愛らしい笑顔に、周囲にいたませた少年たちが興味津々に、それでいてどこか期待したような面持ちでそわそわとしだす。


「じゃあ、クラスのおとこのこにはあげないの?」

「ん~~~……みおちゃん、あげたほーがいーのかな?」

「……おかーさんは、いつもたくさん、つくってる」

「じゃあ、みまたちもつくったほーがいー?」

「……だいすきなおかーさんなら、そーする、とおもう、です」

「なるほどー……じゃあ、つくる?」

「……つくる、です」


 二人はちょっぴり真剣な表情で話し合う。

 生まれてから一年ほどしか経過していない二人は、知能や精神面の成長は比較的早い方だ。

 しかし、あくまでも肉体的な同年代と比較したら、という話。


 まだまだ二人は未熟だ。

 そのため、二人のっての行動指針や方針を決める際、大好きなおかーさんこと、椎菜を参考にしているのである。

 二人にとっての母親は椎菜だし、正しいと思っているのである。


 そんな椎菜は、昨年のバレンタイン、クラスメート全員にチョコを配っていたこともあり、それはもう大量に作った。


 誰に作るのか、と気になったので聞いたら、


『クラスのみんなに作るんだよ』


 と椎菜は返した。


 それを覚えていた双子は、バレンタインにはクラスメートに作るもの、と憶えていたのである。

 話し合ってる中、それを思い出した二人は、じゃあ作ることに決め、こくりと頷く。


「じゃあね、みんなにつくる!」

「……つくる、です」

「わ、すごい! じゃあ、わたしも二人につくってくるね!」

「ほんと? ありがとー!」

「……うれしー、です」


 なんて、そんなことを話す三人。


 ほかにも三人の話を聞きつけて来たほかの少女たちも集まって来て、きゃっきゃと話し始めた。

 二年生とはいえ、色恋は好物なのだろう。

 というより、双子が小学校に通うようになってからというもの、双子はすっかり人気者。

 誰とでも仲良くなれる双子の精神性は、それはもう……モッテモテであった。

 男女問わずに好かれまくり、一度二人が外で遊ぼうものなら、たくさんの子供が集まって来て、大勢で遊び始める。

 席替えをすると、隣同士になった子供がすごく喜び、他は羨ましがる。


 尚、椎菜譲りの幸運を持っているからなのか、何度席替えしても、二人は隣同士の席になる。

 これには先生たちもびっくり。


 閑話休題。


 そんなこんなで、人気者な二人であるからして、バレンタインにチョコがもらえるかも、とわかった少年たちはそわそわとしだした。

 子供とはいえ、少年である。

 やっぱりチョコがもらえるのは嬉しいし、期待してしまうのだろう。

 ともあれ、双子はチョコ作ることにした。


「「おかーさん、チョコつくりたい(です)!」」


 帰宅後、家庭学習期間に入って家で家事をしたりのんびり過ごす椎菜に出迎えられながら、二人はランドセルを背負ったまま椎菜に抱き着くと、そうお願いした。


「チョコ……あ、バレンタインかな?」

「うん! んっとね、クラスのみんなにつくるの!」

「……つくる、です」

「あらあら、椎菜みたいなことを言い出してるわね~。さすが、椎菜の娘ね」

「あ、あははは……」

「というより、椎菜は家庭学習期間に入る直前にチョコを配ってたけどね」

「なんというか、毎年恒例だったので……」


 雪子の言葉に、椎菜はそう返す。


 ちなみに、椎菜が三年生に進級してから少しした後に、雪子は職場に復帰しているため、今は専業主婦ではなく、普通に働いている。

 今日は平日ではあるのだが、有給を使っているのである。

 ちなみに、雪子が職場に復帰したことにより、桜木家の家事は再び椎菜がメインでやることになっている。

 雪子が休みの日は雪子が家事をこなしているが。


「おかーさん、おしえてくれる?」

「……おしえてほしー、です」

「もちろん。二人のクラスの人数はたしか……二人を除くと二十八人だっけ?」

「うん!」

「……あってるです」

「さすがに小学生だし、あんまり大きいのを上げるにしても、作るのが大変だから……うん、一口チョコを二つずつだったら簡単かな」

「そうねぇ。椎菜みたいに、全力投球するなら最低でも中学生くらいのほうがいいものね~。でも、二人は小学生だし、それくらいが妥当だと思うわ」

「うん。作るとしたら……十三日かな。二人とも、十三日に学校が終わって、お家に帰ってきたら僕と一緒に作ろっか」

「「うん!」」

「それなら、その前に材料も買ってこないとかなぁ。二人はこういうのが作りたい! っていうものはあるかな?」

「んぅ~~……みおちゃん、なにかある?」

「……みおは、おかーさんとつくれたら、なんでもいー、です」

「みまもー!」

「ふふっ、そっか。それなら……普通のチョコの上に、ちょっとした飾りでもしよっか」

「「うん!」」

「じゃあ決まりだね」


 椎菜の提案に、双子は嬉しそうに頷き、椎菜の方も小さく笑った。



 そうこうしているうちに時間はあっという間に過ぎ、バレンタイン前日、つまるところ二月十三日になった。


 みまみおの二人は学校が終わると、仲のいい友達同士で家に帰宅。

 ちなみに、一年生の時は下校班があり、そちらで帰っていたが、美月小学校では二年生から下校班がないのである。

 この辺りは地域差……というか、学校によりけりだろう。


 とまあ、二人は家に帰ってくるなり、ランドセルを自分たちの部屋に置いてからリビングへ突撃。


「「ただいまー!」」

「おかえりなさい。準備はできてるから、二人とも手を洗ってね」

「「はーい!」」


 いつものように優しい笑顔を浮かべて二人のチョコづくりの準備をしてくれていた椎菜の言葉に、二人は素直に従って、ちゃんとハンドソープで手を洗ってうがいをする。


「それじゃあ、作っていこっか」

「「おねがいしますっ!」」

「ふふっ、お願いされました。まずは、チョコレートを溶かすところからだね。渡す数が数なので、三人でやります!」

「んっと、ゆせんするんだよね?」

「正解、みまちゃん!」

「えへへー」

「……あついお水をよういする、です」

「みおちゃんも正解!」

「えへへ……」


 二人は元気いっぱいに答えると、椎菜は正解と返して、二人の頭を優しく撫でる。

 そうするだけで、二人の口元は笑みを浮かべていた。


 邪神や聡一郎がいたら、きっとリビングは血まみれになっていたことだろう。

 だが、その二名は仕事中であったのが不幸中の幸い……いや、当人たちにとっては普通に不幸だろう。間違いない。


 片や叔母バカとでも言うべき存在で、片や爺バカとでも言える存在。

 であるならば、大好きな妹及び娘と、姪及び孫の仲睦まじい姿を見られないのは、死ぬほど辛いことだろう。


「というわけで、お母さんはすでにお湯を用意して、尚且つチョコを細かく刻んであります」

「「おー!」」


 どこかの三分クッキングのような周到さである。


 ちなみに、チョコを刻む工程を椎菜が行ったのは、単純に小学二年生の子供に包丁を使わせるのが危ないと判断したためである。

 少なくとも、四年生くらいになってから、と椎菜は考えている。

 まあ、ピーラーなどのようなものであればいいかな、とは思っているが。


 それと、二人は椎菜がやってしまったことに対しては特に気にした様子はなく、むしろすごい! ときらきらとした目を向けているほどである。


「というわけで、これからこのチョコを湯煎していきます。ただ、すごく熱いので、勢いよくかき混ぜないこと。お湯が跳ねて火傷しちゃうからね。仮にもし、火傷しちゃった場合は……その時は、僕の霊術で治します」

「「はーい!」」


 椎菜、ガチであった。


 椎菜にとって、みまみおの二人は突然できた双子なのだが、時間を重ねるうちにすっかり子煩悩に。

 そのため、二人がちょっとした怪我をしようものなら、霊術で治そうとするほどである。

 ちなみに、これに関しては母である雪子はちょっぴり苦言を呈していたりする。


 曰く、


『悪い癖がついちゃうかもしれないし、何より自然回復も大事』


 とのこと。

 ようは、大きな怪我などは問題だが、小さな怪我などに対して霊術は使用しない方がいい、ということである。

 まあ、大怪我なら全力投球だが。


「さ、始めよっか」

「「うん!」」


 何はともあれ、チョコ作りが開始。

 椎菜が手本を見えて、それを見た二人が椎菜の動きを真似る。


 まずはチョコを湯煎で溶かす。

 溶かし終わったら、今度はクッキングシートに型を置いて、そこにチョコを均等に流し込んで、冷蔵庫で冷やし固める。


「これだけでいーの?」

「……だいじょーぶ、です?」

「うん。初めてはここから。来年から少しずつ難しいのに挑戦しようね」

「「うんっ!」」


 昨年は祖母とクッキーを作ったが、今年はチョコを溶かして冷やし固めるという、ある種最もシンプルかつ簡単なチョコ作りである。

 まあ、世の中にはこれをチョコ作りと言わねぇ! とか言うような人がいるらしいが……。


「あとは、しっかり固まったチョコに、このチョコペンを使って文字か絵を描きます」

「たのしそー!」

「……なんでもいー、です?」

「もちろん。あ、でも、悪いことは書いちゃだめだよ?」

「だいじょーぶ!」

「……はやく、かきたい、です」

「あはは、まだ冷蔵庫に入れたばかりだから、全然先だよ。少し休憩しよ。プリンを作ってあるから、それを食べよっか」

「「プリン!」」


 椎菜がプリンを作ったと言えば、二人の目がそれはもう爛々と輝く。

 二人は、椎菜が作るプリンが大好きなのである。

 まあ、椎菜が作る物なら何でも好きではあるが、その中でもプリンは上位に食い込むほどなのだ。

 やはり、子供はプリンが好きということなのだろう。


 椎菜は二人の可愛らしい反応を見て、笑みを零すと、冷蔵庫からプリンを取り出して、おやつタイムと相成った。



 それからは、しっかり固まったチョコを取り出して、チョコペンで文字を描いたりイラストを描いたりした。

 一人二つずつ渡すので、片方には相手の名前を書き、もう一個にはイラストを描く。

 二人は才能でもあったのか、なかなかに上手なイラストを描いて、椎菜に褒められてご満悦であった。


 チョコペンに関しては、すぐに乾燥するタイプの物を使用。

 乾燥したのを確認してから、双子は椎菜に見守られながらせっせとラッピングしていく。

 二つだけなので、透明な袋にチョコを入れて、口部分をリボンで結ぶというような形である。


 ちなみに、ラッピングする数は三十三個。

 クラスの人数は双子を除くと二十八人だが、担任である百合園陽翠にも渡すつもりなのである。

 椎菜も担任に渡すタイプなので、そこはやはり椎菜の娘と言えよう。


 それから、さらに余分なものについては、桜木家の面々に渡すつもりである。

 そこもやはり、椎菜だ。


 そうしてラッピングを終えると頃には、雪子と聡一郎が帰宅。

 そこからやや遅れて愛菜が帰宅となった。


 リビングの中が甘い匂いで充満していたので、女性陣は頬が緩んだ。

 聡一郎は、明日きっと孫からチョコがもらえるに違いないと思い、だらしない顔をした(まあ事実なので)。



 というわけで、バレンタイン当日。

 美月小学校では、バレンタインやホワイトデーでは、渡す目的であればチョコを持ってきてもいいことになっている。


 二人はチョコがたくさん入った袋を仲良く二人で持って、小学校に登校。

 学校に着くと、チョコを渡す女の子や、それを受けとる男の子などがちらほらいた。

 まだ渡せていないのか、そわそわ、もじもじしている女の子もおり、男の子の方は貰えるか貰えないかドキドキしていることだろう。

 実にませている。

 と、まあ、そんな状況になっている校内は置いておくとして、二人は教室に到着。


「おはよー!」

「……おはよー、です」


 いつものように仲良く教室に入る。


「あ、みまちゃん、みおちゃん、おはよう!」

「ゆなちゃん、おはよー!」

「……おはよー」


 二人に対していの一番に近づいて来たのは、ゆなであった。


「あ、おっきいふくろ! もしかして、チョコ?」

「うん! きのうね、おかーさんとつくったの! えーっと……あ、これ、ゆなちゃんに!」


 ゆなの質問に答えてから、みまは袋の中からゆな宛のチョコを取り出すと、にこっと笑ってそれを手渡す。

 チョコを受けとったゆなは、ぱぁっ! と笑顔を浮かべる。


「わ! かわいー! ありがとう! みまちゃん、みおちゃん!」

「……うれしー?」

「うんっ! とっても!」

「あ、ゆなちゃんいいなー!」

「みまちゃん、みおちゃん、わたしもほしー!」


 ゆながチョコを貰って喜んでいると、クラスの女の子たちが集まって来た。

 中には二人のチョコが欲しいとストレートに伝える子もいるほどである。

 人気者の二人のチョコは誰だって欲しいのだ。


「えへへ、だいじょーぶなのです! クラスのみんなのぶんをもってきたよ!」

「……くばるので、ならぶ、です」


 当然、全員分用意しているので、二人は袋を机の上に置くとチョコを配り始めた。


 全員分あると言った直後、男の子たちがすごく嬉しそうな顔をしていたのは言うまでもない。

 何はともあれ、気が付けばアイドルの握手会みたいな感じになったが、二人はにこにこと楽しそうに笑いながら、それらをクラスメートたちに渡した。


 それを皮切りに、というわけではないが、女の子たちは男の子にチョコを渡し始める。

 中にはチョコを貰えない男の子もいたにはいたのだが、そもそもみまみおの双子から貰えたのがすごく嬉しかったので、あまり羨ましがることはなかった。


 恐るべし、神様な双子。


 それから始業時間になると、陽翠がやってきて、二人は笑顔でチョコを渡すと、陽翠はちょっと泣きそうになった。


 子供大好きなので……。


「わたせてよかったね!」

「……よかった、です」

「「いえ~~!」」


 無事に渡せて、喜んでもらえたのを見た二人は、後々嬉しそうにハイタッチをした。



 その後、みまみおの二人がクラスメート全員にチョコを渡した、というのは学年でかなり有名になった。

 そのため、二人が所属するクラスの子たちを羨む子供が多発することとなり、来年は一緒にクラスになれますように、と祈る子供が続出することとなった。


 そして、帰宅後、二人は祖父母と椎菜、それから愛菜に手作りチョコを渡し……見事、聡一郎と愛菜の二人を殺害することに成功するのであった。


 余談だが、今後美月小学校、中学校、姫月学園では二人がいるクラスは確実にチョコが貰えるので最大の当たりクラスと言われるようになるが……それはまた別の話しである。

 二話目は双子の話しでした!

 あと、これは補足なんですが、次のメイン以外は、基本的に去年投稿したバレンタインの話の地続きとなってます。一年後ですね!

 というわけで、次からメイン回!

 恋愛描写が苦手なので血反吐吐きそうでしたがね!

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― 新着の感想 ―
双子までチョコを配りだしたか
ロリが作ったチョコ貰ったら、端っこだけで良いので舐めさせてくれませんかぁ〜!?ってどこからともなく親族が湧いてきそうだよね先生
まぁ、椎菜(ママ/お母さん)が作るからねぇ♪一緒に作るのは確定な訳で・・・。双子ちゃん自身が作れる様になったら、どうなるんだろうねぇ。椎菜の娘?である訳だから、将来的には同様の腕になりそうな気がしてな…
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