閑話#46-2 酒飲んだロリ四人の翌日の遊び:中
すまん、二話で終わらんかった。
そんなこんなで、プールに来たうちらと言えば。
「いやぁ、たまにはこうして外出してのんびりする、っていうのもいいもんですねぇ」
ぐでぇ~、っと浮き輪やら小さめのボートなどに乗りながら、流れるプールでぐでっとしていた。
特に陽ちゃんがすごくて、
「くぅ……すぅ……むにゃ……ん……zzz」
ボートの上で熟睡してます。
ぐーたら大好きィ! っていうタイプなのは知ってるけど、なんというかまさかプールで寝るとは……。
「にゃはは! 陽にゃん熟睡してるにゃあ」
「寝るのが好きっていうのも知ってたし、例のあれでも実際に寝落ちかましてたのも知ってはいたが……まさか、本当に寝るとはね。というかこれ、熟睡じゃないかい?」
「ですねぇ。まあ、いいんでねぇですか? なんだかんだ、今の体になってからまだ一カ月経ってねぇみてぇですし? きっと疲れが…………いや、絶対ねぇですね、陽ちゃんなら」
「「うんうん」」
ウチの言葉に、浮き輪でぐでっとしている二人が頷いた。
「にしても、陽ちゃんの寝相めっちゃよくねぇですか」
「そうだにゃあ。一応胴体と頭が乗ってるだけで、腕と膝から下が浸かってるのに、一行に落ちる気配がないからにゃあ」
「……まあ、それ以上に視線がすごい気がするけどね、アタシは」
「そりゃあ、まあ……」
(((胸がすごいからなぁ……)))
実際のところ、流れるプールで熟睡かましてる陽ちゃんはその身長に似合わず胸がすごく大きい。
きっと、みたまちゃんとためを張るレベル。
前の発言から、G寄りのFとかじゃねぇですかね。
とまあ、そんな大きい胸の持ち主である陽ちゃんへの視線はそれはもうすごい。
特に男性からの視線が。
そりゃそうだろうという感想しか抱かねぇですけども。
普通に考えて、こう、銀髪ロングの美幼女、しかもかなりの巨乳がミニボートの上で熟睡だよ? しかも、すっごい気持ちよさそうに寝てるし、普通にビキニで露出度高いし、肌真っ白だし。
そりゃエロ同人とかエロゲとか、そういう方向性で言えば割とよく見る方のキャラ(というかうちが描いてるし)だけど、現実にいるかと言えばまあ、イルに入るんだろけど、ここまでのゴリゴリなロリ巨乳美幼女とか、ね? 普通に見るでしょ。
実際、うち、アリスちゃん、時雨ちゃんなんて、ちらちらどころか割とガン見だし。
しかも、いい感じにネタにできそうな構図というか……ね? エロ同人描いてる身としては、絶好の資料が目の前にいる以上、見ないわけにはいかねぇってもんですよねぇ!
さらに言えば、陽ちゃんは元男のTSっ娘だからねぇ……!
「くぅ、すぅ……んっ……すぅ……」
あと、地味にちょっとエロくねぇです?
これ、男性の方々大丈夫ですかね。
あ、高校生のカップルと思しき彼氏君が彼女さんに殴られた。
きっと陽ちゃんの胸をガン見しちゃったんだろうね。
うん、それはもう、男の性何だろうけど、それはそれとして彼女がいるのにその行動はちょっと……まあ、彼女じゃなくて、単純に友達以上恋人未満の関係で、デートで来てました! とかってタイプかもしれねぇですけど。
「にしても、起きる気配がねぇですね?」
「だねぇ」
「ま、温水プールでもあるし、室温もちょうどいい温度だしね。きっと、寝るのにちょうどよかっただろうね」
「あー、春のぽかぽか陽気でつい寝ちゃう、みたいな感じですかね」
「それ」
「なるほどにゃあ。ところで、どれくらい流れるプールにいるのかにゃ?」
「んー……もうちょっとしたら出るかい。単純に陽がテロしてるし」
「「うん」」
それはまあ、本当にそう。
ぶっちゃけ、椎菜ちゃんと栞さんの二人と同レベルのポテンシャルはある気がするし。
実際VTuberやってるし。
……案外、個人勢初のらいばーほーむとのコラボやりそうな気がするぜぇ。
この後、ほどなくして流れるプールから上がった。
とりあえず、まあ、うん。前屈みっぽい人たちは見なかったことにした。
あと、ちょっと危ない感じの目をしてる女性もいたけど、まあ、千鶴さんの同類だろうからね!
……あ、そう言えば千鶴さんに仲介するって言ってたっけ。
まあ、さすがに今日会うことなんてねぇですよね!
◇
「ん~、ね~む~い~……くぅ……」
「陽、ちゃんと歩きな。プールでうつらうつらするのは危ないからね? 足滑らせて怪我するよ」
「ん~~~……や~、そのばーいは、ほら~……派手に転ぶロリきょにゅーが見られるから~……」
「いやぁ、陽ちゃん。さすがにそれは見たくねぇわけじゃねぇですけど、それを望むほどの外道じゃねぇですよ?」
「うんうん。見たくはあるけど、さすがに陽にゃんが怪我しちゃうかもしれないからにゃあ。あと、友達として望まないにゃあ」
「何言ってんだい。頭打ったら、陽のいいイラストとか同人誌が見られなくなるじゃないかい。そうなったら同人界隈とイラストレーター界隈じゃでかい損失さね」
「お、お~、すっごく心配されてる~……じゃー、ちょっと目を覚ますね~……んっ……はふぅ~……」
「「ふむ……」」
目を覚ますと言った陽ちゃんがとった行動は、手を前で組んでぐぐっとそれを頭の上に伸ばして、大きく伸びをするというもの。
うーん、大きな胸が揺れてるぜぇ……!
やっぱり、ついついガン見しちゃうよね!
それは時雨ちゃんも同様だったみたいで、顎に手を当てながら小さく頷いていた。
うん、わかる。
「ん、ちょっと目が覚めた~」
「ちょっとなんだ」
「うん、ちょっと~。んーと、それでどこ行くの~?」
「そうだにゃあ……波のプールとかあるけど、そこでも陽にゃん寝そうだしにゃあ」
「そうだね。その場合、つい寝ちまって、そのまま打ち上げられてそうだ」
「あー、そーなっちゃうかもね~。折角のおっきー胸が傷だらけになっちゃったらやだな~」
「胸だけじゃねぇと思うんですがそれは」
「うんうん。陽にゃん、普通に色白で肌綺麗だからそっちも気お付けた方がいいと思うかにゃあ」
「同じ女として羨ましい限りさね」
「ボク、元男だけどね~」
まあ、元男だからこそあんまり気にしねぇのかもしれねぇですね。
その割には胸は守ろうとしてますが。
まあでも、そこまでの立派で形のいい巨乳があると考えると、そりゃあ守りたくもなるってもんですよね。
うちでもそうすると思いますし。
「お、あそこにウォータースライダーが。うち、そういう構図も描きてぇと思ってたんで、是非とも行きてぇんですけど、どうですかね?」
ロリで百合百合な作品を描く際に、ウォータースライダーを一緒に滑る、みたいな感じの絵を描きたいと思ってたんですよねぇ。
ちょうどいいし、是非とも資料を得たいところ!
そう思って提案したら、
「「「いいね!」」」
普通にノリノリだった。
「よっしゃ! じゃあ、行こう行こう!」
全員からの了承を得られたということで、早速ウォータースライダーに並ぶ。
「あ、ここ二人で滑るらしいですけど、どういう感じでペアにします?」
「ふむ……パターンは二つ。ぺったんこ×巨乳のパターンか、巨乳×巨乳と貧×貧の組み合わせじゃないかい?」
「まあ、折角だし巨×貧でいいんでねぇですかね?」
「ワタシはそれでOK」
「アタシもOKさ」
「いーよ~」
「おっけーおっけー。となると、うちとアリスちゃん、時雨ちゃんと陽ちゃんの形式か、うちと陽ちゃん、時雨ちゃんとアリスちゃんの形式の二つ……どっちがいいですかね? うちはどっちでもいい派」
「あ、じゃあ、ワタシは時雨にゃんとがいいかにゃあ」
「それなら、ボクは小夜さんと滑るね~」
「おっけ! じゃあそれで!」
平和な話し合いで、うちと陽ちゃん、時雨ちゃんとアリスちゃんのペア同士になった。
なので、それぞれのペアで隣同士になりつつ並ぶ。
「よろしくね、陽ちゃん!」
「こちらこそ~」
「にゃは! 時雨にゃんよろしく!」
「あぁ、よろしく」
うんうん、ロリっていいよね!
自分もロリだけど。
「うぅむ……」
「どーしたの?」
「いやぁ、なんかこう、椎菜ちゃん……あー、陽ちゃんと同じようにTSっ娘な知り合いというか友達というか娘というか、まあそんな感じの人がいるんですがね。なんかこう、改めて見ると、不思議だなぁと」
「ん~?」
「一応、陽の元の姿を知ってる身からすると、何をどうしたらあれがこうなるんだってのはあるね。主に、骨格とかスタイル的に」
「あ、それはワタシも! 背が縮んだ分の骨とかどこ行ったんだろー、っていうのは疑問になるにゃあ」
「どころか、どこからその大きな胸が出て来たのか気になる」
「「「たしかに……」」」
「いや、陽ちゃんも気になるんですねぇ」
「言われてみたら~、って感じかな~。ボク、いちおーしんちょーは160ちょっとはあったんだけど、20センチいじょーちっちゃくなったんだよね~」
「結構縮んでるにゃあ」
「猶更気になるね。男女間で骨格に違いがあるわけだろう? ほかにもいろいろ違う面もあるって考えたら……一体縮んだ身長はどこへ行ったんだ、って思うね」
考えれば考えるほど疑問になる話題……。
まあ、そもそもがファンタジー過ぎる病気なんですよねぇ。
実際のところ、神いるし、天使いるし、って感じだし。
というか、椎菜ちゃん自体がそもそもファンタジーすぎるというか……ね?
「まーでも、考えるだけ無駄だよね~。なってるボクがよくわかってないし~」
「いつか解明されるのかにゃあ」
「されそうにないと思うけどね、アタシは。陽の変わりようを見ればそう思っちまうってもんさ」
「「「それはそう」」」
そもそも、普通に知られてないだけでファンタジーがあるわけだし、同期の双葉ちゃんとか、みたまちゃんに助けられた話を聞いたけど、どう考えても科学の力でどうにかなるものじゃねぇもんでしたし。
神薙みたまに変身して霊術で治療て。
どう考えても解明できねぇですよ、それ。
「でも、今は前よりたのしー面のほーがおーいから、気にしないかな~」
「まあ、うちらは科学者でもなんでもねぇですからね。気にしなくていいですね!」
「うんうん、それ以上に折角のプールだし楽しまないとだにゃあ!」
「ま、それもそうだね」
なんてまあ、イラストレーター兼同人作家らしい会話をしたり、他愛のないことを話したり、つい暴走してアウトな発言をしないように気を付けつつ、創作の話をしたりと、そんなことをしている間に、うちらの番がやって来た。
その際に、色々と説明されたんだけど、どうやらこのウォータースライダーをペアで滑ると、なんかカップルになるだの、一生一緒にいられるだの、まあそんな感じのジンクスがある……ようにいつかしたい、というわけわかめな説明を聞くことになった。
まあ、そうなるといいですね! と返しておいたけどね。
あと、やっぱりというか、普通に小学生に間違われた。
アリスちゃんと陽ちゃんに至っては胸がぼいんぼいんなんですがねぇ……やはり、身長か……。
そもそも、小学生の時点で胸が大きい人っているんですかねぇ……。
まあ、探せばいそうではあるけども。
「じゃ、早速滑りましょうかね! 陽ちゃん!」
「お~」
「陽ちゃん的に、うちに抱き着くか、うちに抱き着かれながら滑るか、どっちがいいですかね?」
「抱き着かれるほーかな~。寝ちゃいそーだし」
「おっk……え? 寝る? ウォータースライダーで寝るの!?」
「ちょーどいー速度だったり、揺れだと、寝ちゃうんだよね~」
あはは~、なんて笑いながらそう話す陽ちゃん。
流れるプールみたいな感じならわからねぇでもねぇですけど、さすがにウォータースライダーで寝るはねぇと思うんですが……いや、陽ちゃんならあり得る気がする……!
だって、陽ちゃんだし!
「なので、ボクは抱き着かれる側がいーな~」
「んまあ、そういうことならばOK! 絶対に離さないようにしますぜ!」
「ありがと~」
滑る際のお互いの状態は決まったので、あとは準備して滑るのみぃ!
「小夜さんだいーじょーぶ?」
「問題ねぇですよ!」
お互いスタート位置に座る。
うちが後ろから陽ちゃんのお腹に手を回して抱き着く感じですね。
なんというか、陽ちゃんめっちゃあったけぇんですが。
あと、こう、腕に当たってるずっしりしてて柔らかい双丘がね! 素晴らしいってもんよ!
役得だし、これもいい資料だぜぇぃ!
お出かけ最高!
「お二人とも、準備はいいですね?」
「OK!」
「は~い」
「では、いってらっしゃーい!」
「おおぉぉぅ!?」
「わ~~~~!」
スタッフさんのいってらっしゃいの言葉と同時に背中を押され、ウォータースライダースタート。
おぉ! この水飛沫! そしてロリ密着状態!
あったかいのと冷たいのと柔らかいのとで色々と感覚があっちこっちジェットコースター!
なるほど、ロリ同士でのウォータースライダーはこんな感じなのか!
ふむふむっ、これは素晴らしい情報源!
あと、このウォータースライダー絶対長い。
うちたちの場合はちっちゃいし体重もまあ、うん、見た目相応なので、余計に長い気がする。
「やー、ウォータースライダー楽しいですねぇ! 陽ちゃん!」
「zzzz……」
「って、本当に寝てんじゃねぇですか!? やっぱりマジだったのか……!」
楽しいねと陽ちゃんに声をかけた瞬間に気づいた。
マジで陽ちゃん寝てた。
しかもなぜか鼻提灯付き!
いや、現実にそんなベッタベタな鼻提灯とかあるの!?
しかもウォータースライダー中ぞ!?
お、恐るべし陽ちゃん!
「んへぇ~……まだねむれりゅぅ~……」
「そして夢の中でも寝てるね! 陽ちゃん!」
どんだけ好きなんですかね、睡眠!
ウォータースライダーで寝る+鼻提灯はマジでやべぇですよ、陽ちゃん。
あと、地味にうちの腕をぎゅって掴んでるのがなんか可愛い。
これでうちより年上ってマ?
この人、二十二歳なんだよね?
……み、見えねぇんですけど……!
「って、ぬぁぁ!? もう出口!? ちょっ、陽ちゃん! 陽ちゃん起き――へぶら!?」
可愛いなこの人、とか思っていたら出口が近づいて来ていて、慌てて陽ちゃんを起こそうとしたものの、あえなくどぼん。
二人仲良くプールに飛び込みました。
「ぷはっ! 陽ちゃん、大丈夫!?」
「ぷはぁ……ふわぁ~~~~……んゅ……もー終わったんだ~」
「あ、無事ですね」
「無事だよ~」
にへら、と可愛らしい笑みを浮かべる陽ちゃん。
うちもそうですけど、お互い髪がなげぇんで、プールに浮いてんですよねぇ……やはり結ぶべきだったか……。
「あ、二人ともおかえり」
「どうだった?」
「おー、お二人さん! いやぁ、陽ちゃんがウォータースライダー中に寝ちまいまして」
「「何それすごい」」
「あはは~、つい心地よくて~」
「……ここのウォータースライダー、結構激しかった気がするんだけど……さすが陽といったところさね」
「ボクだからね~」
うん、付き合い自体はそこまで長くねぇですけど、色々とわかってきた気がするぜ。
◇
ウォータースライダーを滑った後のうちらは、お昼を食べるべく売店へ。
その途中、うちはトイレに行きたくなったので、一旦離れました。
「ふぅ、ちょっと危なかったぜぇ……さてさて、お三方の所へ戻りますかねぇ」
なんて、うちがそう独り言を零しながら歩いていると、
「――なんっ、だとっ……?」
すごく聞き覚えのある声で、どこか驚愕に染まりまくった人が零すようなセリフが聞こえて来た。
なんだろうか、と気になって声が聞こえた方に視線を向けると……
「おや? 千鶴さんじゃねぇですか。こんなところでどうしたんで?」
そこには、らいばーほーむのド変態ロリコンこと、雪ふゆりさんの中身、百合園千鶴さんが立っていました。
おおぅ、さすがらいばーほーむのナンバー2の肉体。
普通にエロい。っていうかメッチャエロイ。
本人は『見た目だけなら』ゆるふわ美人で、その上スタイルがものすごくいい。
ぶっちゃけ、下手なグラビアアイドルよりスタイルいいよねって肉体。
ふむふむ……こう、ド変態でロリコンであると言う点を除けば、すごい男性受けするビジュアルというか、エロさが凄まじいんで、なんかこう、そういうネタにされてそうな感じが凄まじい。
オフショルダービキニ、すっごい似合ってる。
うぅむ、背も高めでスタイルもバチクソいいって考えると、マジでこう、モテる要素しかねぇんですよねぇ、この人。
まあ、その全てを補って余りあるレベルのド変態でロリコンな部分があれですし。
というかこの人、普通に同性愛者な気がしてならねぇんですよね。
「う、嘘ですっ……! こ、これはきっと夢に決まってますよぉ~……! だ、だって、今日は日課の軽い運動を一人寂しくしに来ただけ……近頃、ロリニウムが不足気味な私の脳が見せている幻覚に決まってますぅ~……! そ、そうでなければ、目の前に小夜さんというダウナー系ビジュアルエロ同人作家天然合法ロリ様がいるわけがありませんしぃ~……!」
あ、うん。
うちのことを幻覚と思ってますねこれ。
というかロリニウムとはなんぞ???
世の変態たちは、○○ニウムという物質を見つける天災なんですかね?
まあ、ある意味災いみてぇなもんだとは思いますが。
というか、ダウナー系ビジュアルエロ同人作家天然合法ロリ様とは???
「千鶴さん、うちは幻覚じゃねぇですよ」
とはいえ、このまま放置ってのもちょっとアレなんで、誤解を解かねば!
「つ、遂には幻聴……!? くっ、みたまちゃんの配信画面から得られるロリニウムは微々たるものぉ~……! エンドレスみたまちゃんをしなければ、私はロリニウム欠乏症で死んでしまうかもしれませんねぇ~……っ」
「いやあの、うちは幻覚じゃねぇですよ? ほれ、触れる」
未だうちのことを幻覚・幻聴だと決めつける千鶴さんの腕にぺたりと触れると、びくぅ! とした。
ちょっとおもしれぇですね、今の。
「はぅあ!? え、は、えぇ!? ほ、本物の、小夜さん……!?」
「はい、モノホンの小夜さんです。あ、ちゃん付けでいいですよ。年下ですし、うち」
「小夜ちゃんさんが、なぜ、ここに!?」
「んまあ、ちょいと昨日ロリロリ四天王でオフ会して、合作同人誌描いて、朝起きて遊ぼう、ってなったんで全員ここに遊びに来ました。まあ、目的の中に、ロリじゃない女性の水着姿の観察、ってのもあるんですがね」
「はぁ~、なるほどぉ~……同人活動のためって言うことですねぇ~」
「あい。そうです」
「ふむふむぅ~…………うん? ロリロリ四天王………………? ハッ!?」
なるほど、と頷く千鶴さんだったけど、途中でロリロリ四天王という部分に気付き、そして千鶴さんに電流走る、とでも言わんばかりにハッと顔を上げてこっちを見て来た。
「あ、気付きました? 実は今日、うちだけじゃねぇんですよ。例の三人も一緒なんですよ」
「ま、まままま、マジですかぁ~~~~!?」
「マジっす」
「そ、それはまさかっ、ろ、ロリで百合なパラダイスがぁ~!?」
「んまあ、ロリコン的にはパラダイスじゃねぇですかね?」
「ホアァァァァァ!?」
あ、壊れた。
「わ、私、会ってみたい……けど、くっ。ろ、ロリコンな私が会いに行くのは、こうっ、め、迷惑になる、かも、し、しれないぃぃ~~~……!」
鼻血と吐血はしょっちゅう見ますけど、血涙はなかなか見ねぇですねぇ……。
っていうか、千鶴さんにそんなまともな思考回路あったのか……!
にしても……まさか本当にこの場で出会うとは……。
ん~、ちょっち聞いてみますかねぇ。
「あ、ちょいと電話していいですかね?」
「あ、だ、だいじょうぶでずぅ~~……」
結構ヤバそうな感じじゃねぇですかねそれ。
滂沱のごとき血涙なんですが。
んまあ、多分大丈夫なんでしょう。
それよりも電話電話。
「あ、もしもし、アリスちゃん?」
『どうしたの? 小夜にゃん? 漏らした~?』
「うちはおもらしキャラじゃねぇですよ。っていうかそんなキャラ一人もいねぇですよ」
『にゃはっ! それはそうだにゃ~。それで、どうしたのかにゃ?』
「えーっと、仮に、仮にだよ? 仮に、某有名なド変態なロリコンが来たら、普通に受け入れます? ちな、ゆるふわ美人でグラビアアイドル顔負けのスタイルを持った、見た目だけはエチエチお姉さんなんですがね?」
『面白そうだからおっけー。……あ、時雨にゃんに陽にゃん。かくかくしかじかなんだけど、どうかにゃ? あ、おっけー。ふむふむ、いいキャラ作りができるかも? おっけー。だそうだよ~』
「マジですか。懐広すぎじゃねぇですかね?」
『クリエイターは常にネタを求めてるからにゃぁ』
「それはそう。んまあでも、もろもろありがっとう! んじゃ。千鶴さん」
「な、なんですかぁ~……?」
「なんか、全員おっけーらしいんで、とりあえず一緒にお昼どうです?」
なぜか今にも死にそうな顔をしている千鶴さんにそう告げる。
すると、ビシッ……と千鶴さんの表情というか、動き全てが止まり、固まった。
あれ。
「千鶴さん? 何かありましたかね?」
「―――――」
「千鶴さーん? おーい。無事ですかー?」
「―――――げぼはぁっ!」
「ぬあぁぁぁ!? ちょっ、ち、千鶴さん!? 千鶴さーーーーーーーーーーん!!??」
なぜか千鶴さんがバケツをひっくり返したかのような量の血を吐いてぶっ倒れ、うちは駆け寄ると上半身を抱きかかえて叫んだ。
尚、うちが抱きかかえた瞬間、吐血の量が増えたのは言うまでもねぇです。
やっぱロリコンってかなりの反則な気がします。
こいつ出るだけでなんでこう、ちょっとだけ頭がおかしくなると言うのか。
ちなみに、本来なら二話で終わる予定でしたが、ロリコン出したら終わらなくなりました。ロリコンが悪い。私は悪くない。明日から冬休みィィ! 九連休! 明日からたくさん書くぞーーー! 仕事は休みじゃ休み!




