100次の策は?
前線・・かな?
味方のキャンプに辿り着いた。
ヒミカ「双星、到着したか。」
双星「前線行けって言われたので来ました。」
ヒミカ「お前は現状どう考えている?」
え?そんなこと言われても・・
双星「兵力的に大ピンチ?」
敵は100万だけど、こっちは10万しかいないんだよね?
ミルカさんたちC国の兵が1万増えようが、焼け石に水だよね。
ヒミカ「さて問題だ、兵力が劣った場合に取る策は?」
え?ええとええと・・
ダークエルフ「奇襲、大将狙い。」
ミルカ「魔王を狙うのか?」
ヒミカ「なぜか魔王はこの戦争に消極的だ。兵も置かず魔王城に籠っていることがわかっている。」
ダークエルフ「それこそ罠では?」
ヒミカ「かもな。だが・・大軍を擁する側の策ではないだろう。」
なに言ってるかわからない。
俺は石、路傍の石。その辺の石のように目立たない存在。
背景に溶け込もう。
背景「いらっしゃい。一生背景として生きる覚悟ができたんだね!」
あ、お断りします。
ヒミカ「圧倒的な大軍に策はいらん。つけ入る隙を無くせば、あとは力で勝てる。」
ヒミカ「その隙をわざわざ作った上での策など博打のようなものだ。」
ミルカ「罠でなければ、魔王は戦争を望んでいない?もしくは、別の目的がある。」
ダークエルフ「行ってみるしかない。」
なんか、魔王と戦わないといけない予感。
ヒミカ「そういうわけだ。双星、頼んだぞ。」
双星「俺?いやそんな無理ですよ!」
ヒミカ「ひとりで戦えと言ってるわけじゃない。お前には仲間がいるだろう。」
仲間・・俺は後ろを振り向いた。
壁「オレらがいるじゃん!」
床「ギシギシなるぜ!」
天井「任せろ!」
大将狙いで攻めに行くんですが。
お前ら動けるの?
天井「世界中の建物を動員して戦うよ!」
人間社会がおかしくなるのでやめてください。
ダークエルフ「魔法アイテムは十分用意してある。安心しろ。」
ダークエルフさん。
メイド「どんな相手もお掃除します!」
いえメイドさんは非戦闘員です。
ミルカ「ちゃんと最後まで付き合うぞ。」
ミルカさん。
土門将軍「どれ、儂も魔王とやらを見させてもらうかな。」
どちら様ですか?
床「武闘大会3回戦の対戦相手。そして個人戦ではこの国トップクラスの実力を持つ将軍だぜ!」
そういえばそうだった。頼もしい!
双星「ヒミカさんは!?」
ヒミカ「今回は総大将だからここを離れられん。だから双星、これを持っていけ。」
ヒミカさんは、魔剣を1本渡してくれた。
双星「これは・・」
ヒミカ「もう片方の魔剣は戦場を元気に飛び回ってるからな。それで我慢してくれ。」
フルオート魔剣もがんばっているんだな。
ヒミカ「あの魔剣は魔族でも止められない。もし人間に牙を向いたらと思えば、封印しなければならないものだろうな。」
双星「そんなヤバい魔剣だったのあれ?」
ヒミカ「おかげで10倍の敵を相手に戦っていられる。他にもまぁ色々あるがな。」
双星「秘密兵器ですね。」
ヒミカ「クリストファーが使っていたアイテムとか・・な。」
ヒミカさんはにやりと笑った。
誰だっけ?
壁「武闘大会6回戦の対戦相手。アイテムのせいで攻撃できないってやつ。」
・・思い出せない。名前が長すぎて覚えられなかったのかも。
アリス「私も行くわ。」
土門将軍「王女様、それはあまりに危険かと。」
アリス「絶対いや!ほらみんな行くわよ!ぐずぐずしていると置いてっちゃうんだから!」
置いて行かれたら、魔王と戦わなくて済む!俺天才!
背景「天才歓迎♪一緒に背景になろう・・永久に。」
俺、一般人だから魔王のとこ行くわ・・あれ?
・・
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