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ミクレコスモ・デル・モンド〜大富豪を目指して〜  作者: 国老
一章  職業進化を目指して三〇〇〇里
13/25

十一話  クリア報酬

ロシデレ見てたら遅れました…面白いのが悪い…

すいません orz

洞窟を脱出しボロボロのロムルスさんを二人で支えながら先程の家まで帰ることができた。


「あっおかえりー!えっ?お父さん大丈夫!?」


留守番の子が元気に出迎えてくれたが血相を変えてすぐに部屋に戻った。

一度ロムルスさんが回復するまで寝かすことにした。


ロムルスさんをベッドに横たわらせリビングにロムルスさんを除く全員で集まることになった。


「「ありがとうございました!!!」」


開口一番にお姉ちゃんであろう女の子と奥さんであろう女性に頭を下げられすぐさまあげさせた。正直ふたりとも人命が懸かっているとはいえゲームなのでどちらかと言うと楽しみながら戦っていたためかなり良心が痛んだ。


「いやいやとんでもない!ロムルスさんが居なければ貴方がたを見つけることさえできなかった。本当の猛者というかそんな風格が感じられていい経験になりましたよ…」


「それでも、お礼位はしないと!命を助けてもらっているんです…あっまだ紹介がまだでしたね…私はロムルスの妻のテラーナ、二人の子供は大きいほうがララーナ小さいほうがリリーナです。」


俺達が少し名前のところで言い淀むと察してくれたらしい。何だろう本当に人間のようだ。


「ご丁寧にどうも。私はジョカトーレ長いのでジョカで!で、こっちがライトといいます。災難にあっているのですからそこまで気負わないでください。」


ライトがこちらを凝視しているが恐らく自分も同じことを考えているだろう。

『なんでこんなに礼儀正しいのだろう』

と、自分で言うのも何だができないわけではないが得意ではない。なのに奥さんには自然と敬語が出てくる。これがスキルとかではないのであれば……これは人間として一歩前に出れたということではないか!?

続くと良いが…

取り敢えず今日はもうすぐ夕方になるだろうからそろそろ落ちたい。でも頑なにお礼をしようとしてくるから、終われるかな…。


「いや本当にお礼とかはいいですって」


ライトも援護をしてくれるが引く気はない…いっそ飛び出して逃げてしまおうか…


「わかりましたでは特に仰々しいお礼はしませんのでせめて戦ってくれたお礼に倉庫からなにか気になったものを贈呈しますよ?」


おお…良かった少しマシな案に落ち着いてくれたようだ。なにかもらうくらいならすぐ終わるだろうし、了解しとくか。


「わかりました。ではそちらでお願いします。」


と告げると奥さんは安堵したようで顔を綻ばせた。


「案内するので付いてきてください。」


そう言われ地下へと続く前とは違う階段を進んで行った。



◇◇◇

「ここです」


そう言われ一つの扉が開かれる。倉庫とは思えないくらい重甲な扉だすごいものとかが入っているのだろうか?でも結局のところ俺にはアイテムの効果を知ることができないから直感でいいものをもらわないとだけど…


「ではこの中からお好きなものを一つ差し上げます。が、中にあるものは夫と父含めこれまでの一族の宝というかそういうものなので壊すのだけはやめいていただきます。そして効果を知りたかったり、わからないことがあれば私に声をかけてくださいますよう。ではどうぞ。」


そう告げられ部屋の全貌が明らかになる。個人的に倉庫というくらいだから乱雑に物があるだけだと思っていたがそうではないようだ。中は綺麗に整頓されていて如何にも強そうな武器防具や何に使うかすら不明なアイテムが飾ってあった。部屋は大体40〜50畳以上はあると思う位大きく自分等を圧倒するには十分だった。

ふとライトの方へ目を向けると、ライトはポカーンと口を開いて部屋を見つめていた。


「ライト早く決めようぜ」


そう言い俺は中にはいる。

ライトも

「あ、ああ」


といい少し遅れて部屋に入る。


効果の程はわからないためテラーナさんへ聞こうと思ったが、こういうときは運に賭けるのもいいなと思ったため一人で歩いている。

いろんな物があり、見るのは楽しくいいが一つに絞るのはかなり難しそうだ。


「おっこれいいんじゃないか?」


そんな中俺は一つのアイテムを手に取った。


同刻ライトも


「いいなこれ汎用性がある。」

といいあるアイテムを手に取った。





◇◇◇

入口へ戻ると先にもうライトはもう戻っていた。手には何も持っていない。流石だ、ゲームをやってるだけ警戒するんだなと感心した。


「お前変なの持ってるな?」


ライトに言われる。事実俺も強さとかより興味で選んだため同意だ。

しかしライトは何を選んだのだろうか。


「俺はなこれを選んだぞ。」


そう言いアイテムを取り出す。

なんとも言えないが普通の?御札?というかなんというか…アンデット系のアイテムとかなのかな?


「これはなワープ系のアイテムだ。御札を貼った場所同士を貼っている間ずっとつなぐものだ。普通にぶっ壊れ」


これはね…ゲームやってない俺でもわかる。()()。何なら禁止級だろう。これをと比べたら俺の選んだの…稚拙?聞かないd…


「お前は何を選んだんだ?と聞くまでもないなチェスの駒?なんて効果のアイテム?武器?」


少し恥ずかしいが普通に強そうだから自慢するか。


「ああ、このアイテムはな今はしまってるがチェスの盤を一定の区画の土地土地とみなしその中ならチェスのキャラを()()()()出現させられみたいだな」


うん…わかるよ。これも馬鹿みたいに強い。だって攻城とかで城内に騎馬とか出せば内部から破壊できるかも…。やばいな我ながら。


「は…?ヤバすぎだろ。でもさすがの豪運だな…」


「私もそれはかなり当たりの部類だと思いますよ。今から効果を確認されに向かわれますか?」


おお行きたいな…でも何か忘れてるような…


「ジョカ、そういやそろそろ19時だが時間大丈夫か」


あ、あああああ忘れてた!夜ご飯作んないと!


「そうだった!ごめん先に抜ける!なんかあったら連絡くれ!じゃあな乙〜」






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