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はじめに  作者: 師走
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のちに少しでも評価をもらいたいのならば

困った人を助けなさい


それが生死に関わる悩み事であるのならば

あなたは大層尊敬される可能性がある


例えばある組織が百万人が虐殺したとして

その中の千人を救うことができれば

多少なりとも名声を得ることにつながるだろう


百万人を虐殺しなかった場合においては

あなたはどう動いてもお話にならない


元々生きるはずだったであると推測されるのに

他人の介入でそれを阻まれた

そこを助けることが

感謝されるのにつながるのである


したがって

ある組織が百万人を虐殺するのをやめたとしても

百万人は

その組織へ感謝することはないだろう


有難い、の一文字すら頭に浮かびはしないのではないか


窮地に陥った時に

手を差し伸べてくれるのを感謝するのだから

何事も起こらなければそれまでである


だからこそあなたは

困った人を助けなければならない


困っていなさそうであれば(あるいはその困難があまりに軽いと判断できるのであれば……、電車の席に座れない年寄りを見つけただとか)、見向きもする必要はない

それが賢いというものだ


名声を得るためには

まず困っている人を探すべきだ


そのほかの人間なぞ

全く関心を傾けなくてもよろしい

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