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はじめに  作者: 師走
87/629

87

彼と

運動場に

寝転んで

じっと

空を

見つめていた

半球を自然に感じさせてくれるような

深い青空

そこへ流れ行く雲

陽の光を浴びて

体は

温かかった

目を閉じると

瞼の裏は

真っ赤になったようにも思われて

そして

ふと

隣に目をやると

彼も

こっちを見ていたりする

少し灰色の濃い

子雲が

雨をちょっぴり

降らせていった

けれども

私も彼も

全く動こうとはしなかった

チャイムが鳴るまで

こうしていようと

脱力して

地面にその体重を

委ねていた

その程度だ

だが

彼は

確かにその時笑っていた

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