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崖から石が転げ落ちていく
山の男はそれをみて悲しそうに微笑んだ
風が通り抜けていく
そのせいで村の赤子は泣き叫んだ
何かを響かせるような声がした
だからこそ私は立ち上がる
変だった
そう、その日は歪んでいた
夕闇がギラギラしていることくらい
変であった
おかしなことだ
川が流れていく
なのに、若い女は
どこからか拾って来た小枝を水面にずっと浸していた
昼間の流れ星は誰にも見つからぬ
だって少年はコンクリートの上で寝転んでいる
はらはらと
はらはらと
誰かが落ちていく音がする
ひたひたと
ひたひたと
それに呼応する彼らの胸中




