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けたたましい
アラーム音とともに
彼の1日は
ゆっくりと始まる
朝食はさほど重要性を帯びておらず
むしろ
その度に
食事の椅子に座ることこそが
彼の意識内で
鮮明な光となって
うごめいている
ちょっと散歩でもしてやろうか
と思って
頬杖をつく
時たまあることなのだ
しかし
それを実行に移すことはむつかしい
よし、決めた
彼は手を打ち鳴らし
本を読むことを決意する
棚から一冊抜き取り
ペラペラめくって
やがてまた閉じ
ううん、これは違う
と唸って見せる
そういう時は大抵
道路が結露して
空気だってゆらゆら霞んでいるはずなのだが
確かめられたこともない




