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昼時のテレヴィでは、延々化粧の宣伝などをやっている。
出演しているのは一般人と思われ、隣にはでかでかと「愛用歴4年」などとある。
しかるに私はそういうことに全く構わずぼんやり眺めている。
年を食った女が、自らを若く見せようと奮闘するのはいかがなものだろう。
まるで少女にでもなったかのように、こういった女優のようなあどけない顔を形作れるのなら感心してしまうだろうが、どうやらそうでもないようである。
ただ何がしかの効果は現れるようなので、正直な年齢の姿でもないというところであろう。
中途半端だ。
私はそこへ苦々しさでさえ思い得ない。
それ程になるのであれば、いっそのこと顔に何も施しをしないで、自分相応の、年を食うにつれて浮き出てくるような厳しさや慈しみなるものを尊重するよう心に訴え出れば良いものだと考える。
ただ、テレヴィの彼女らは皆嬉々として「肌にツヤが出てきました!」などと言っている。




