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はじめに  作者: 師走
47/629

47

花が咲いた

赤色の


そこから垂れた雫

朝露ね

透明の水玉


滴った後は

落ちる地面

もちろん焦げ茶


染み込んでいく

その途中の石

硬くて灰色っぽい


地下水に合流したみたい

細々としたのが

いくつも枝分かれ

砂と砂の間


それが集まって大きくなって

地上にまた出てきて

川に混じる

お昼時


太陽光で銀色の鱗を持つ

素早く

流れに逆らって泳いでいく

漁師が仕掛けた罠にかかって

なのにそれさえも気がつかない

夕方より少し前


草々

木々

それらを横に見て

ようやく塩っぽくもなる頃に


生活排水も多大に含んで

爪ほどの月

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