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はじめに  作者: 師走
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麦わら帽子が風に吹かれてめくれ上がった

が、顎の下で紐が結ばれてあったので飛んで行きはしなかった

が、私は当然目を細めて頭を、いや、その帽子の縁を抑え込まなければならなかったし(その時の麦わら帽の様子ときたら、昔の写真にある白い洋風のフリフリがついたハットのよう)

また、上体を若干かがめて風に対抗しなければならなかった

その一瞬のうちに、私の顔面には太陽の光が煌々と差し込み、それだけでホカホカしたものである

そういう時にふと、死んでしまいたい、と考えてしまうのだ

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