↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はじめに  作者: 師走
3/629

3

数少ない

希望の中で

塩みたいに

サラサラした

奴がいた

俺は

そいつを

袋に詰め込んで

よいしょと弾みをつけて

持ち上げ

引きずるようにして

持ち去っていった

その希望は

何も口応えをしないので

それがかえって楽チンだ

ズルズル

遠くへ連れてった後で

その袋の中身を

一気にぶちまける

ああ、今日も素晴らしい収穫じゃないか

と

褒めてくれる内妻がいるわけでもなく

俺は

一人

息を繰り返しながら

それを見下ろしていた

希望は手に入ったのに

これじゃあまるで絶望のタネだな

そんなことを思うと

自然に笑けた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。