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エンタウロスクッテラ星に
久しぶりに
お客さんが来ました
どうしたんだい
星は聞きました
あたしはね、今気分がいいから願い事叶えたいのなら必死になるよ
しかし
やってきた男の子はもう半べそです
どうしたんだい、話してご覧ったら
いきなり泣きつかれたので
星は困惑した表情を見せましたが
なるべく穏やかに言いました
僕ね、悲しいみたいなんだ
だいぶんぐずった後で、男の子はそう言いました
うん、そうみたいだね
星は落ち着いて返します
すると男の子はこう言いました
だから
その
僕が泣いている理由を
調べて欲しいんだ
お安い御用
星は二つ返事で男の子の頭のてっぺんから
足の先までをジロジロ見ました
だけれど
どれだけ深掘りしても
その悲しさの理由は
見えてきそうにありませんでした
ごめん
星は頭を掻きながら言います
ほら、僕ね
しばらく誰にも頼られなかったろう
だから
腕が鈍ってるのかもしれないね
なに、今までは頼みごとを
失敗したことなんて
一度だってなかったのだけれど
すると男の子は
だから愛でられないんだね、君は
と言って
ドロドロに溶けたアイスクリームみたいな顔をして
ふっと消えてしまいました
ちょうど蝋燭に息を当てたみたいに
どこかへ行ったようなので
今度は星が
泣きそうになりました
月は
それを静かに見ながら
太陽の光を
絶えず、艶やかに
地球へ送ります




