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はじめに  作者: 師走
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1

夜になれば

うるさい楽団がやって来て

辺りを見渡しながら

それでいて

どこかの店へ入るでもなく

光る電灯の明かりを時たま

まぶしそうに睨みながら

テケテケと歩いていく

ずっと先には

あの鍋蓋の

黄土色をした金属の塊が

ふらふら浮いているんだと思う

彼らの楽団と言うのは

多分、あの速度じゃあ

あそこまでは届かないのだろうけど

まぁ面白そうだから何よりだ

いずれチラホラと雪も降るかもしれないだろう?

それで

楽団は

まだキラキラしている街並みを

なんだか悲しそうに羨ましそうに歩いていく

犬の目も潤むような

ケッタイな夜だね

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