24.vsデー管 その2
こんにちは、ただいまこの世界の謎大決戦が繰り広げられております。何を言ってるかわからない?簡単ですよ。神側内分裂、隔離スペースでロック全解除で大戦闘ですよ。どっちが悪いかって?そんなもん負けたほうが悪いんですよ。極論?そりゃそうですよ。善悪の判断なんて表層のただ一面で論じられるのですから、勝ったほうが出したい一面で論じる場所をつくりゃいいのですよ。その考え自体が悪ですって?そんなのリアルな事例持ってきてから言って下さいよ。我々は大人なんですよ。しかも解脱したあらゆる全ての罪も徳も経験した魂です。煩いなぁ。そんなこと言ってるから神に踊らされるんですよ。はい、死んだ。次の周回頑張ってね。
「おまえらが、おまえらがいるからいけないんだ!」
「ハイハイ。ワロスワロス」
「そんな傲慢な神なんて!!神なんて望んでいないんだ!!」
「ハイハイ。ワロスワロス」
「中山、ワロスしかいってなくね?」
「菊、中山はぶちきれてるんだ。つっこんでやるなよ」
「ハイハイ、ワロスワロス」
「いや、俺も怖くなってきたんだけど」
「MPきれたー。ミレイユさーん。追加おねー」
「お、ワロス以外しゃべったぞ」
「ハイハイ、ワロスワロス」
「補填したらもどってんじゃねーか」
攻撃力が高い順に魔法をぶっ放し続けるとやはりMPがすぐ足りなくなりますね。冥界から<MP授与>貰う回数が増えてきました。菊さん、咲さん、はつさん、みよさん。なんかいってくれてましたがすみません。予想以上に効果音が大きくて聴こえません。大事なことはチャットでどうぞ。
うーん、一撃でMP半分減るのは痛いな。向こうは盾職っぽい妖怪を前衛に持ってきて受け止めてきます。ああ、盾職というのは名前の通り盾もってて防御力極ぶりの職業です。ゲームでよく攻撃をまとめて受け止める役目のアレです。ゲームじゃない?でももうこっちもMPとHPを可視化してバー表示で、ずっと魔法ぶっ放してるのですよ。これ作業ゲーですって。
「御使い!!私は、私はあんただけは許せない!!」
あれはお光ですか。そうですか。君だけは守りたかったんですけどね。君がそういうのなら仕方が無い。次の人生は接触しませんからお幸せにね。
「おい、あれお光じゃねーの?」
「中山?おい、中山!!」
あ、あっちは<蘇生>使ってますね。本当にこの世の法則乱れるなぁ。そんなデータひっぱしだしてんじゃねーよ!!
「中山!!中山ってば!!」
「おい、誰か中山を止めろ!!」
「こいつ聞いちゃいねーぞ」
また何か言ってますね。業務連絡はチャットにしてっていってるのに。
「聞こえてますよ。何最前線でしゃべってるんですか。チャット使ってくださいよ。チャット」
「聞こえてるのかよ!!もういい。中山、もういいんだ。現地人はいいから!!」
「デー管の捕縛が終わったんだよ!もう後は開発部が引き継いでくれるから。帰るんだよ!!」
「帰さないわよ!!まだ、まだ私達は戦えるんだから!!妖怪がいなくったって戦えるんだから!!」
「ね?これは殲滅すべきでしょう。いちいち記憶いじるなんて、誰が台本考えるんだよぉぉぉぉぉ!!結局、全部俺の仕事になるんだよ!!やってられるか!!全員ぶっ殺すまで帰らないからな!!」
もうどうにでもなーれ。こんな世界、俺が愛をこめて創った世界じゃない。仕事はね、増やすんじゃなくて減らすものなんですよ。ね?簡単でしょ。なんでそんなこともわからないのかなぁ。ああ、そうか。俺一人であれもこれも責任つけられてたからだ。やってられるか。俺は新人なんだぞ。
ふっと意識が途切れる。あ、これ死んだときと同じ奴だ。




