表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
報酬は世界の半分  作者: 麦ちよこ
魔法少女マスコット編(改稿前)
19/46

16.戦隊合流 中編

 えーただ今より合流シーケンスに入りますー。めっちゃ気が進まないですが。



「きゃあっ!」


「お光!立つんだ!…神よ、この地を守るお力をお貸しください」


 後半部分が段々やる気がなくなってきましたが台詞はおっけーです。正義の陰陽巫女のピンチですから野次馬の皆さんこちらに注意はないですからね。


「その願い聞き入れた。志あるものに力を分け与えん」


 マリーンさんの音声が聴こえます。同時に野次馬の中からエフェクトが光りまくりんぐです。仮契約完了ですね。



「神の力を借り入れた巫女よ、前へ」



 お光の相手をしている妖怪は空気を読んで停止しています。お光ちゃんも素直なのかなんなのかこちら凝視しています。そんなだから君はソロがだめなのだよ…。



「私に…神の力が…。(笑)」

「御使い様、はつと申します。参上いたしました。(笑)」

「菊と申します。(笑)」

「みよです。(笑)」



 お前ら笑うな。口元がにやにやしてますよ。やめてください。やめてください!茶番を真面目にしようとしている私のSAN値がやばいですから!



「咲、はつ、菊、みよ。汝らを陰陽巫女としてここに仮初の契約を求める。」



 おっさんずは私の前に出た例の契約魔方陣に手を突っ込みます。あ、よくみるとこの陣バージョンアップしてる!

 今回は戦闘中の仮契約なのでお願い事はおわったあとにお光の前でやる予定です。仮契約バージョンは衣装変身こみこみです。



「陰陽巫女が…」



 いきなり巫女が増えたのでお光ちゃん混乱中。仲間が増えたと認識できてないようですね。



「あなた!そこから下がるのよ!」



 みよさんいいフォローです。とりあえず下がらせないと話が始まりませんよね。妖怪とか空気読んでいつまでも待機モードで困ってますし。



「そんな!陰陽巫女は、陰陽巫女は私なのよ!」



 ああ、お光ちゃんのプライドを傷つけたようですね。味方ではなくライバル認識です。



「お光!仲間だ!神が仲間をもたらしたのだ!今は下がるんだ!立て直して来い!」



『御使い:台本はBプランのほうで進行します。4行目迄飛ばしてそこからアドリブ調整こめて軌道修正お願いします』



 お光ちゃんが素早く逃げたときのAプランと逃げなかったときのBプランがあります。今回お光ちゃんは逃げなかったので方向性はBプランでいきます。軌道修正はしますがしなかったときのための予備ルート台本もあります。



「いいから下がりなさい!そのままでは建物を巻き込むわ!」


「いやよ!」


「お光!下がれ!町に被害が出る!」


「嫌よ…私が私が守るのよ!」



 うわー。軌道修正無理かもしれない。大人びてはいるもののお光ちゃんは8歳ですからね。小学校1年生2年生の子がヒーロー役を奪われるとなると意固地になるのやも知れません。戦隊物の知識がないからですかね。協調できないみたいです。魔法少女だけでなく野次馬からも下がれコールが出てきています。これはやばい。



「何よ!ずっとずっと私一人で守ってきたのよ!私が一人でこの街を守ってきたのよ!なんであんたたちの言うことをきかないといけないのよ!」



 これは本当に幼いですね。ヒーロー失格ですね。強制退場だろうか。



『はつ:中山、これは無理だわ』


『咲:退場してもらうべきだわこれ』


『みよ:町人の支持率低下はかなり痛いよ。早めに沈静すべきだわ』


『菊:中山、お前が司令塔だ。早く決めろ』



 そうですね。一先ずの戦線離脱をさせてこれからのことはその後会議しますか。



「お光。お前は神の契約者だ。神の御意思に逆らうことは許されぬ」


「絶対嫌!」


『<強制睡眠><強制転送>』



 最悪のパターンになりました。私はお光ちゃんに向けてGMゲームマスタースキルで家まで大人しく帰してしまいました。



『御使い:Fシナリオに変更』


「仮初の巫女達よ、邪悪なる者を鎮めよ」



 最悪のパターンFシナリオ発動です。お光ちゃんを退場させて仮初の契約者だけで鎮圧します。わくわくしていたおっさんたちが静かに殲滅を始めました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ