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雪を待つ

 雪を待っている。降ってくれるのを。それしかできないから。

 この地域には雪がめったに降らない。降ったとしても積もることはない。

けれども、雪が降れば心が嬉しくなる。寒いのは嫌だけども。

 雪を待つ。それはどうしてだろう。心が何故かワクワクしている。

風に舞う雪を見て、きれいだと思いたいからかもしれない。後でどんな結果になるかは分からないとしても。

 雪を待つ。それは再会を願ってのことなのかもしれない。遠くへ行った想い人との約束を果たすために。例え幾度の季節を巡るとしても。 

 雪を待つ。雪だるまを作りたいから。だから、積もってほしいと思ってしまう。叶わない願いだとしても。

 寒さ満ちる静かな夜に願うのは積もってほしいという願い。

それは叶わないものだとしても、叶ってほしいという気持ちがある。

 雪を待つ。ただ静かに。幻想の中だとしてもーー。


ーー人は願わずにはいられないのかもしれない。矛盾を孕むものだとしても。

 子供のように無邪気さをみ持つことは純粋さの表れでもあるのかもしれない。

 かつての子供たちは大人になり、やがては老いていくのだろう。その時にこそ、子供の頃に持っていた純粋さを取り戻せるのかもしれないのだからーー。

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