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追想

 枯れた花を見ていていつも想うのは、この花が生き生きと咲いていた頃はどんな花だったのかということ。

 どんな風に咲き誇り、どんな虫たちが近くにいたのか。その花が何を見ていて、何を言うことができたのか。

 過ぎる日々を想うのも悪くはない。追憶の美しさに魅了された詩人がいるように、私もまた枯れてしまった花を追想している。

 花はいづれ咲き誇り終えて、枯れてしまうもの。だとしても、その美しさは見る人々の記憶の中に残されている。

 その花は何故枯れてしまったのか。何故倒れてしまったのか。事実はどうであれ、想像するのは楽しいもの。対象となるのは花以外でも同じ。

 そこに咲いている花はどこから来て、どこへ向かうのか。

 空を飛んでいる鳥はどこから来て、どこへ飛び立つのか。

 吹いている風はどこから来て、どこに去っていくのか。 

 照らしている月はどこから来て、どこを照らしていくのか。

 それは誰にも分からない。けれど、想像し想うことはできる。それを人は楽しみにすることができるのだからーー。

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