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大切なものと出会った日2
「本当にごめんね」
華麗な土下座をきめてから少し時間は経ち、俺は笹村君と自己紹介なんかをしていた。
「気にしないで、結構言われなれてるから」
「それにしても話す相手が出来てよかったよ、俺結構人見知りが激しいから2年間友達できないかもとか思ってびくびくしてたから」
そんなに話した訳ではないが笹村君とはなんだか波長が合うとういかすごく話しやすかった。
学科長の放送が入るまで話し続け気がつけば初日のカリキュラムは終了していた。
「そろそろ俺たち男の入浴時間だね、そろそろ風呂に行こうか」
声をかけてみたが笹村君は何か困ったように動こうとしない。
「どうかした?時間終わっちゃうけど?」
「実は僕心臓に爆弾抱えてて、手術の痕があるんだ。見てて気持ちのいいものでもないし僕は学科長に頼んで一番最後に入れてもらうよ」
彼は本当に困ったように俺に笑いかけた。
「なら俺も付き合うよ、どうせなら広い風呂に入りたいしね」
「気にしなくていいよ、咲也君は入ってきなよ」
「気にしないで、つき合わせてよ」
迷惑かなとも考えたが彼は
「ありがと」
と一言笑顔で返してくれた
その言葉を俺は今でも忘れない




