5-7.守護神の壁、ついに完成!!奇跡の魔法を覆せ!!
サッカー回、長くなりがち
ラバーン「っしゃああああああああああああ!」
ヨコミ「やったな!!」
マリカ「上手くいったね!ラバーン!ヨコミ!」
見事合体魔法を成功させ、ハイタッチをする三人。それを見たアン組の仲間たちも喜び、士気をより高めた。そして、再びゲームが再開される。
マッソン「両チーム!互いに譲らない!」
その後も激しいボールの奪い合いが行われた。アン組、トロワ組共にシュートチャンスを得られないまま時間が過ぎていく。ラバーン達の合体シュートを再び撃つタイミングも無く、ごら子達が守護神の壁を使う程のシュートを撃たれる事も無かった。そのまま時間が過ぎ、前半終了のホイッスルがなる。
マッソン「おーっと!ここで前半終了!」
それぞれのチームがベンチへと戻っていく。凄まじい攻防で、メンバーはかなり疲弊していた。グラウンドの外にでた皆は、地面へと座り込む。
ラルコット「初得点おめでとう!練習の成果が出たね!」
担任のラルコット先生が笑顔と拍手で出迎える。生徒たちも、得点のシーンを思い出し、疲れの中少し笑顔になった。
ごら子「やるじゃないヨコミ、流石私のマブダチ」
ヨコミ「ありがとな!まあ大体ラバーンとマリカのお陰だ!」
照れながら、少しだけ謙虚に答えるヨコミ。その言葉を聞いたラバーンとマリカも顔を合わせて微笑んだ。
ラルコット「クロロ君とナナバちゃん、それにゴボ君は結構動き回ったのもあって疲れが見えるわ。交代よ!よく頑張ったわね!」
使っている間、魔力の消耗が激しくなる変幻を長時間発動し続けたクロロは、実際にかなり疲弊していた。ナナバとゴボもフィールドを走り抜ける機会が多かった為、息が上がっていたのだった。三人はベンチへと下がり、ポール、ネルラ、メメイが交代する事になった。
ロッカ「ねぇ?ワタチは?」
諸々の事情で試合は出ないアラヨットとペンギーゴを除けば、今回の試合でまだ出ていないのはロッカだけということになる。一日目の試合も、オンゴールをしてしまった後は全く試合に出る事は無かった為、そろそろロッカも試合に出たいそうだ。
ラルコット「うーん、そうね……ロッカちゃんも頑張ってサッカーのルールを覚えたもんねぇ……頑張ってみよっか!」
後半戦の終盤にロッカを出そうと考えていたラルコットだったが、ロッカの意志を大事にしたいと思い、後半戦の最初から出す事にした。
ガバ「ならば俺が代わりに抜けよう!!観戦でもしながら鍛えたりない腕の筋肉をいじめたくてな!!」
ガバが自ら交代する意志を見せた。ガバとゴボは近くにあったボックスからダンベルを取り出した。
ロッカ「やったにょ!ありがと先生!ガバガバ兄ちゃん!」
嬉しそうに飛び跳ねるロッカ。ついにサッカーのルールを覚えた彼女の初試合だ。
後半戦 フォーメーション
チームトロワ組
FW
チキ=クローバー
井上ゴンザレス
MF
シャーク=アイランド←ワンギリカと交代
ドロシー=ニム
ピップ=ラット←メアリーと交代
ポコルル=ネイシィ
DF
オハーブ=アロマ
スコーン=シュガー
ローリー=リボルバー←キャロラインと交代
ハムッチ=メスガキィ
GK
マダムサイクロン
チームアン組
FW
ヨコミ=ヒメクリ
ラバーン=アクセル
マリカ=スロープ
MF
ポール=コンボマン←クロロと交代
ネルラ=ハメロス←ナナバと交代
ザキム=キルキル
DF
マフィン=メタルドーム
甘海六花←ガバと交代
メメイ=シノビザト←マフィンと交代
草壁枝小路
GK
ゴスポワール=ラビソントゥ=コルソン
各チームが休憩を終え、グラウンドへと戻る。
マッソン「さぁ!アン組の一点リードからの後半スタート!トロワ組は逆転なるか!?」
トロワ組ボールからスタート。ゴンザレスからチキへとボールが渡る。するとチキは突然立ち止まる。
チキ「それじゃあ早速やっちゃおうかな。ここで使ってもいいのか謎だけど、まぁ大丈夫でしょ……奇跡の時間」
そう言ってチキが指を鳴らして、ボールをアン組の陣地へと軽く蹴飛ばす。転がって行ったボールをヨコミが受け取る。
ヨコミ「くれるのか?」
チキ「うん」
ヨコミ「やった!」
何故か相手からボールを受け取ったヨコミは、そのまま前へとボールを運ぼうとする。しかし、その瞬間アン組の陣地側に恐ろしい程の突風が巻き起こる。
ラバーン「何だこの風は!マダムの竜巻か?」
チキ「いいや、私の幸運だよ」
突風はアン組のフォワードとミッドフィルダーがいる前線で激しく舞う。各メンバーは風に耐えられず吹き飛ばされたり、耐えつつも身動きが取れない状態になったりで戦えない!突風にて飛ばされたボールが勢いよくアン組のゴールへと襲いかかる。
ごら子「嫌な予感がする……皆、合体技よ!!勿論5人で!!」
エコロ「分かった!!」
マフィン「やったろー」
メメイ「了解です師匠!!」
ロッカ「練習の成果、見せてやるにょ!!」
エコロ、マフィン、メメイ、ロッカがそれぞれが位置に着く!
マフィン「いくよー!!ウォールバリアー!!」
まずはマフィンがシールドの属性魔法によって生み出した巨大な壁を展開!
エコロ「出てきて!!巨大盾亀!!」
更にその後ろ側にエコロが巨大な亀の魔法生物を生み出し、甲羅でボールを受けるように構える。
ロッカ「にょおおおお!!ネットネトネット!!」
そして、ロッカの新技!今まで相手を縛るために使っていた魔法学校の縄を巨大な網状の形に展開!ゴールネットの前にもう一つの強靱なネットが作られボールを受けに行く!!三人の魔法により、壁の三重層が出来上がる。
ごら子「そして、私は三人に力を!」
さらに、その後ろから壁を貼る三人に自身の魔力を大量に送り込むごら子!三人の魔法がより強化される!
メメイ「そして私は師匠を支える!!」
ごら子を後ろから支えながら、魔力の供給をサポートするメメイ。こうすることにより、ごら子は安定して前の三人に魔力を送り続ける事が出来る!!
五人「守護神の壁!!」
凄まじい突風と共にやってきたボールを、まずはマフィンの壁が受け止める!
マフィン「受け止められるかも!」
連携が上手くいったのか、ボールの勢いが徐々になくなって行くのが分かる。ブロック成功かと五人はほっとする。
チキ「凄いじゃん、それならどんなシュートでも止められそうだね。だけど……」
チキ「奇跡は全てを覆すんだよ」
ボールの勢いが収まり始めたその時、五人は空から何かが飛んでくるのを目にした。それは、隕石だった。隕石は狙ったかのように魔法の壁に向かって飛んでいく。そのまま、マフィンの作った壁を破壊し、エコロの巨大亀の甲羅を割り、ロッカの作ったネットを破った。
ロッカ「にょおおおおおおおおおお!!」
ロッカ達三人は勢いで飛ばされてしまったが、三層の壁のお陰もあってか隕石は削られて小さくなり、地面に着く頃には小さな欠片となっていた。しかし突風は止まらず、ボールは勢いを取り返す。そのまま風と共にごら子とメメイに襲いかかる。
ごら子「ここまで抗ったんだ……止めてやる!」
正面からボールを受け、がっちりとホールドするごら子。ボールはごら子諸共ゴールへと押し出そうとする。メメイもそれを後ろでがっちりと支える。
ごら子「ご……ごわああああああああああああ!!」
しかし、風に足を掬われごら子はメメイと共に転んでしまい、ボールはそのままゴールへ……
マッソン「ゴーーーーーーール!!ま、まさか五人の合体魔法を破るとは、奇跡とは、幸運とは何と恐ろしい物なのでしょうか!?アン組の合体技も凄まじかったが、一歩及ばずか!?」
守護神の壁は、破られてしまった……トロワ組に一点が入ってしまう。
チキ「やった!」
奇跡の魔法でシュートを決めたチキが嬉しそうに飛び跳ねる。
ごら子「次は、止めるから」
悔しそうな、歪んだ表情でそう言い放つごら子。今にも涙を流しそうだ。
チキ「悪いけどさ……あれ実は何回もできる訳じゃないんだよね。奇跡はそう何度も起こせないんだ……」
チキが使う魔法「奇跡の時間」は、発動から十五秒程、彼女にとって幸運な事が起き続けるという物だ。その奇跡は常識すらも塗り替える程異常である。しかし、この魔法は一度使うと暫くの間は使えなくなる。また、再び使えるようになるまでの時間は決まっておらず、次の日には復活している事もあれば、一ヶ月たってもまだ使えないという事もあるのだ。
ヨコミ「大丈夫さごら子!私達がもう一点取ってくれば良いだけの話だるぉぉおおお!」
ごら子「ありがとうヨコミ。大丈夫よ、今ので私も掴んだから……核心って奴をね。もう一点も取らせないわ」
ヨコミはゴールインしたボールをごら子から受け取り、センターラインへと戻っていく。その後ろ姿を見送った後、彼女は試合再開前に合体魔法のメンバーを呼んで、何かを告げた。
マフィン「これは、私が頑張らなきゃって事ねー」
話を聞き終わり、マフィン達はポジションへとつく。試合再開のホイッスルが鳴る。
再びアン組ボールからキックオフ。ヨコミからラバーンへボールを渡し、そのままネルラへとバックパスする。
ネルラ「さぁポール、ザキム、あれをやってやろうじゃないの」
三人のミッドフィルダー、ネルラ、ザキム、ポールが一つの場所へと集まる、真ん中でボールを運ぶネルラを左右で挟むように二人が位置取りをし、背中に背負っている銃らしき物を取り出す。これはネルラが六日間の練習の合間に作り上げた、「魔力機関銃」 使用者の魔力を弾丸にして発射する事が出来る魔道具だ。魔力を放つ銃は魔法界の各地で既に販売しているが、今回の物はポールとザキム、それぞれが使い易いようにネルラが調整した物だ。また、ネルラも背中に背負っていた自分用の魔法機関銃を取り出し、ドリブルをしながら正面に乱射した。
ザキム「剣使いの俺が、銃を撃つなんてな……」
ポール「まぁまぁ、たまにはこう言うのも良いんじゃない?」
相手陣地をドリブルで駆け抜けるネルラを警護するように、魔力機関銃を乱射し、相手チームのプレイヤーを近寄らせないようにするポールとザキム。合体魔法の練習はしてこなかったミッドフィルダーグループだったが、その代わりになるの程の素晴らしい連携を見せる。相手ミッドフィルダーのシャーク、ピップ、ドロシーを寄せ付けずに、ゴール前までボールを運んだのだった。
ネルラ「上手くいったね、ニヒヒヒヒヒ!」
そのまま前へと上がっていた、マリカにネルラはパスを出す。マリカがボールを受け取ったのを見たヨコミとラバーンは彼女の元へと近づく。必殺シュートの体勢だ。しかし相手チームのハムッチ、オハーブ、ローリーもそれを察し、妨害しようと近寄る。
ローリー「合流はさせません、仕留めます。貴方達の物より優れた、僕の銃でね」
ローリーは創造魔法で両手に拳銃を生み出す。基本、創造魔法によって生み出された武器を、生み出した本人が使う場合、他者が作った魔道具を使うより性能を引き出す事が出来る。創造魔法によって生み出された物は作った本人の魔力を最も受け入れる。生みの親が使うか使わないかによって2倍ほどの性能差が出るのだ。
ザキム「へぇ……アイツは本場の銃使いなんだ」
ポール「マリカちゃんをサポートをしよう」
ネルラ「ええ」
ネルラの調整もあってか、二人が使っていた魔道具も、十分と言える程の性能は誇ってる。ポール、ザキム、ネルラはマリカを狙うローリーを妨害する為、彼に向かって魔法機関銃を撃つ……が……
ローリー「鬱陶しいですね」
三人に向かって両手の拳銃で一発ずつ弾丸を撃つローリー。その弾丸は二人にヒット。ザキムの右足、ポールの腹部に痛みが走り、二人とも転んでしまう。しかし、ネルラは六日前の試合でも使っていた「反射鏡」を薄くした物を服の中に仕込んでいた為、弾丸を弾くことが出来た。
ポール「俺達も結構使いこなせてた思ったんだけど。やっぱりプロは違うなぁ」
立ち上がりながら、ローリーに尊敬の目を向けるポール。ザキムも少し悔しそうだ。だが、ローリーの気が一瞬でも三人にそれた事によって、マリカが反撃のチャンスを掴む。直ぐにヨコミへとパスを出したマリカはローリーに接近し、飛び蹴りを喰らわせる。その衝撃でローリーは吹っ飛んだ。
マリカ「私の強化魔法はちょっと変わっていてね。飛び蹴りだったり、踏みつけだったり、上から下に攻撃する際に超強化されるのよ」
マリカ達の合体シュートを上空から放っているのは、彼女のこの特殊な強化魔法の関係もあったのだった。
ローリーは撃退出来たが、ハムッチとオハーブ、二人のディフェンダーもこちらにやってくる。しかし、三人の合体魔法の準備は整ったようだ。
ラバーン「行くよ!」
三人「B・E・B!!」
トロワ組のゴールに向かって、爆弾と化したサッカーボールが再び突撃する。今度こそシュートを止めようと構えるマダムサイクロン。
マダム「もう!ゴールは許さない!神ノ竜巻!!」
マダムから放たれた竜巻が竜の形となる、竜の口がボールにかじりつく。
ヨコミ・ラバーン・マリカ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
マダム「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
三人「入れえええええええええええええええええええええええええええ!!」
マダム「止めてやるううううううううううううううううううううううううう!!」
竜の口の中でボールが爆発する。爆風で竜はふっとび、ボールは失速する。そのまま緩やかにマダムの方へと落ちていく。
ラバーン「このままでは、キャッチされる!」
先ほどの技の反動で更に魔法を使う事が出来ないマダムは、落ちてくるボールの落下地点に待ち構える。
ヨコミ「任せろ!」
勢いの無くなったボールに向かって走るヨコミ。追いついてボールを蹴飛ばし、ボールの勢いを取り戻そうとしているのだ。しかし、それに気づいたマダムも跳躍し、いち早くボールを迎えに行こうとする。
ヨコミ「貰った!」
間一髪で、ボールを改めて蹴飛ばす事に成功するヨコミ。飛ばされたボールは迎えに来たマダムを躱し、ゴールへと入る。
マッソン「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオル!!マダムによって止められかけたが、ヨコミがまさかの追い打ち!!ここであんぐみは更に一点!!再び点差がついたああああああああ!!」
これで2対1、あんぐみが得点をリード!!
ラバーン「やったぁ!やったなヨコミ!!って......え?」
ファインプレーを称えに、ラバーンとマリカはヨコミの元へと走って行こうとしたが。ヨコミは、眠っていた......
マリカ「なんで!?なんでヨコミは眠っているの!?疲れたの!?」
突然眠ったヨコミ。これは、トロワ組のディフェンダーの一人、オハーブの魔法による物だった。
オハーブ=アロマが使う催眠ガスの属性魔法は、目を凝らせば見える程の薄い桃色をした煙として、魔法を発動した彼女から放たれる。催眠ガスは体内に少量入った程では大した影響は無いが、一定量を超えた瞬間、吸った者を眠りの世界へといざなう。その特性を理解していたオハーブは、誰かが失速したボールに飛び込む事に予測し、そこに大量の煙を放っておいたのだ。そこにヨコミがやってきて、眠ってしまったというわけだ。また、マダムもその行動を確認した上で呼吸を止め、ボールを迎えにいっていたのだ。
眠りの世界へと誘われた者は、目覚めるまでは少なくとも30分はかかる。どんなに、揺さぶろうと、周りで騒ごうと......
ごら子「ごっ!!ダメだわ、起きない......」
どんなに殴ろうとも......
この試合中目覚める事は無いと判断されたヨコミは、グラウンドから退場した。
オハーブ「やったわぁ」
審判「貴方も退場です」
オハーブ「え?」
魔法サッカー対決では、魔法を使って戦いながらボールを奪い合う事は勿論問題ないが、相手が行動不能になるレベルの魔法で攻撃する行為は反則で退場となる。即ちヨコミを眠らせ完全に動けなくしてしまったオハーブも、過剰な攻撃を行ったとみなし退場である。
オハーブ「そんなぁ!私も道連れにされるなんてぇ......オハーブ生えませんわぁ!」
ヨコミと共にグラウンドの外へと運ばれるオハーブなのであった。退場した二人の代わりに、アン組からはナナバが、トロワ組からはキャロラインが参戦した。
ヨコミがいなくなり、必殺合体シュートが撃てなくなったアン組は決定力が無くなり、これ以上得点する事が出来ずにいた。しかし、その分ディフェンスに力を入れていたため、得点される事も無かった。相手のフォワードの一人である井上ゴンザレスのシュートもパワフルな物だったが、こちらの3人合体技でしのげる程だった。お互い得点することなく時間が経ち、試合終了間近となった。
マッソン「アン組堅実なプレイ!このまま耐えきって勝利か!?」
ナナバ「よし、このまま護りきれば、わっちたちの勝利よ」
チーム全体が、より真剣な眼差しとなり、試合終了まで耐える覚悟をする。アン組の陣地でのトロワ組のスローインからゲームが再開される。
チキ「来た!こんなに早いなんて、これもまた奇跡!」
本来は最低でも再使用に一日は掛かっていたチキの幸運の魔法が、なんと今再び使えるようになったようだ。本人もこれほど直ぐに使い直せるようになる事に驚いていた。ドロシーのスローインを受け取ったチキはすぐさま魔法を発動する。
チキ「奇跡の時間!!」
チキが爪を鳴らしボールを蹴る。すると地中から、巨大なモグラが現れてボールを地中に持っていく。モグラは高速で土の中を泳ぎ、アン組のゴールへとボールを運ぶ。
ポール「なんだこのモグラ!?凶魔獣が乱入、したわけではないよね?」
チキ「いいや、私の幸運だよ」
幸運の魔法の力で、偶然モグラの魔獣がグラウンドにやってきてボールを運んでいるのだ。土の中を進んでいくモグラの位置を推測し、ロッカが動く。
ロッカ「やってやるにょ!縛れ!縄!」
咄嗟にロッカが魔法の縄を生み出し、モグラの両腕を縛り付ける。
ロッカ「やったにょ!捕獲ぅぅぅうぅうぅぅうううううううううううううう!」
ごら子「いいや、恐らく次の何かが来るわ。ロッカ!合体魔法の準備を!」
ごら子の言葉を聞き、すぐにゴール前へと戻っていく。チキの奇跡の時間はまだ続いている。地中でのボール運びを防げてもまた別の奇跡的な何かが起こるはずだと、ごら子達は構える。
ごら子「ヨコミ達が決めたシュートを、無駄にはしない!皆!さっき話した通りにやるわよ!」
ロッカ「分かったにょ!」
エコロ「ええ!」
メメイ「了解です!」
マフィン「ちょっと緊張するなー」
五人がゴール前へと集結する。次の奇跡がやってくる。
井上ゴンザレス「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!なんかぁ!なんかぁ!みなぎってきたぁああああああああああああああああああ!!」
もう一人のフォワード、井上ゴンザレスの魔力が普段の何倍にも溢れ出す。これは奇跡の時間の効果だ。この魔法の恩恵を受けていないゴンザレスのシュートが三人の合体技でないと安心して止められないほどであった為、この状態では5人全員の合体技で無いと希望が無い。
井上ゴンザレス「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!「奇跡と実力の無敵シュート!」ドラぁぁぁぁあああああああああ!!」
ごら子「行くわよ!」
五人「守護神の壁!!」
ごら子達が再び5人合体魔法を発動!しかし、前回の物と比べるとフォーメーションが全く持って違う!魔法の壁を展開しているマフィンに対して残りの四人全員でありったけの魔力を送り込んでいる!!
ごら子「今までの守護神の壁は確かにみんなが皆全力で力を発揮できていた。だけどその反面、皆の魔法の形が違うから、魔力があちらこちらに分散していたんだわ!もっと......もっと......単純でよかったんだわ!一人に力を!皆で送り込む!これで!これで良いんだわ!」
井上ゴンザレスの放ったシュートが、壁へと直撃する!
チキ「考えたじゃん。だけど、奇跡というのは起こされた側にとっては残酷な物。それがどんなに硬い壁だとしても、奇跡の力はそれをぶち破る!」
井上ゴンザレス「ミラクル!パワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
追い打ちをかけるかの如く再び、一回目と同じような隕石が上から降り注ぐ!無数の隕石が魔法の壁に思いっきり激突する!
五人「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ごら子、マフィン、メメイ、ロッカ、エコロはこれ以上ないという程に力を振り絞る。魔法の壁は更に強度を増し、ぶつかって来た隕石を砕き、超パワーで蹴られたボールを押さえつける。そして......
チキ「まじか......」
シュートの勢いは止まり、ボールはごら子の手の元へ。奇跡の時間を乗り切り、ゴールを護り切ったのだ。
ピッ!ピッ!ピーッ!
試合終了の笛がなる!
メメイ「止められた......勝ったんですね!師匠!」
ごら子「ええ、私たちの勝利よ」
《奇跡の時間》
パワーS以上(計測困難)
スピードA以上(計測困難)
レンジA
ガードA以上(計測困難)
コストE
レアリティS
総合評価A
守護神の壁
パワーD
スピードD
レンジA
ガードX
コストD
レアリティS
総合評価A




