432/452
案外気づかないもの
「ふぅ…面白かったですね。」
映画が終わり館内に明るさが戻る。確かに流行るだけはある。王道ながらも少しひねりを加えられたそれは飽きることなく見ることができた。しかしそれより…
「マミ、その…口の周りが…」
「…?。…‼︎。ちょっとお手洗いに…」
残念なことにポップコーンのかけらが付いていた。多分映画に夢中で気づかなかったのだろう。言うか迷ったが自然になんとかなるとは思えない。
「…お待たせしました。…お腹が空いたので次に行きましょう。」
照れ隠しなのか本心なのかわからないがマミは次の店をご所望のようだ。
「そうだな…次は昼飯か。」
マミといると何飯なのかわからなくなる自分がいるな。まぁ一日中食べてるからな。
「私を行きたい店があります。」
「ん?そんじゃあそこにするか。」
回らない寿司とかだったらどうしよう。




