料理
100話に到達しました。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします。
その日俺はいつものように終電まで残業をし、家に帰宅した。しかしここからがいつもと違っていた。ドアを開けるとそこには謎の料理が置いてあったのだ。
「…俺はついに頭がやられたのか?。」
目の前の光景に頭がついていけない。なんだこの料理は?。全く作った覚えがない。どうしよう…。
「お!。てんちょうやっと帰ってきたんか。待ちくたびれてちょっとコンビニ行ったったわ。」
桜子とマミと葵がいた。
「こんな時間になんでこんなところにいるんだ。」
「いやー葵ちゃんの料理の成果を見てもらおうと思ってん。そやのにてんちょう全然帰ってこーへんから。」
色々言いたいことはあるがとりあえず、
「なんでこの部屋に入れたんだ。」
俺はカギを閉めたはずだ。
「都が合鍵持っとったからそれを借りてん。」
?。
「あいつに合鍵を渡した覚えはない。部屋の鍵が一本無くなったと思ったらあいつのせいか。」
クソ覚えてろよ。
「…とりあえず部屋に入りな。」
無断で入られたから全く片付いていない。まぁ元々そんなに散らかす方ではないがな。
「店長さん、迷惑でしたよね。すいません。」
はっきり言って迷惑だがそんな顔をされては何も言えない。
「店長、この部屋何もなかったんですよ。材料費出してください。」
葵がほざく。
「勝手に来といて何言ってんだ。捻り殺すぞ。」
おっといけない。
「まぁまぁてんちょう、これ食べや。」
そう言って桜子が皿を渡してくる。正直腹は減っている。いただくとしよう。
「それじゃあいただくよ。さすが料理できるようになったんだろ?。」
スプーンを口に運びながら尋ねる。以前食べた時は言葉が出なくなった。
「「「……………。」」」
圧倒的無言。恐怖が俺を襲う。止まれスプーン。止まれ止まれ止まれ。
「パクッ。……ビクン!。ビクビク。」
言葉が出ない。
「ごめんてんちょう。誰も味見したくないからここで作ってん。その様子やと失敗やったみたいやな。」
「店長さんすいません。私の勇気がないばかりに。」
マミは何も悪くないよ。
「店長、改善点をまとめてレポートにして提出してほしいです。」
…悪いのは葵と都だ。特に都。おまえは許さない。そう決意し俺は意識を手放した。




