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第33回「ご都合主義ハッピーエンドの裏側で」

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第33回「ご都合主義ハッピーエンドの裏側で」結果発表


1位 SayMayさん 5票


「たっ……担当さん……執筆終わりました……」

 冬の朝早く、電話口に担当さんが出るまでの数瞬の間に、僕はこの人を裏切ったというトンデモナイ罪悪感に襲われていた。

「……おはようです……バッドエンド、不幸を描いた感想は?」

 スマホを持つ手がプルプルと、自分のやらかしたことの重みで震える。

「そのことなんですが…………ごめんなさい、ハッピーエンドになりました」


2位 髭虎さん 4票


 街の大広場。

 怒り狂う群衆に囲まれて、傷だらけの少女が断頭台の前に立っている。

 何もかも諦めたような顔で、誰にもその功績を讃えられることもなく。


 だから俺は——


 リセット、と呟いた。


3位 八百津湊さん 2票


「ほんと、今日の客は今年で一番大変だった」

「お疲れさん、演出部も大変だったけど、ストーリー運営部はさぞかし大変だっただろうね」

「まさか手ぶらパンイチ、パーティひとりで魔王城に乗り込んでくるなんて、想像できます?」

年末の居酒屋で愚痴をこぼす彼らは、最近できた完全没入型アミューズメントパークの従業員だ。

どんな勇者(客)でも、爽快感あふれる冒険活劇を体験できるよう調整するのが、彼ら神々(スタッフ)の仕事である。


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