太陽と月に守られて
死に戻りしました。隣でアニーさんもはぁはぁしてます。・・・ぃやらしぃことしてるんじゃないんだからね。
「水だよね。」
「はい。」
水の祭壇のあるブダの町までは王都から転移門を使えば一瞬で移動できる。
ふつうに水の守護を受けるとまたアニーさんが急かせる。
「いったん王都に戻るから。」
「・・・」
「チュン太陽の祭壇から見ないんだけど、どこ?」
「今ケートゥ洞窟にいるよ、ラーフ済んだってれんらくあったから。王都からは、馬車でチャンドラ村まで行くからね。」
「ケートゥとかラーフとかチャンドラってなに?」
「あ、ぜんぜん説明してなかったけ。守護について、どこまで知ってる?」
「祭壇でひとつ火水木金土の五行の守護が受けることができて受けるとLVがひとつ上がること。LV5まではファリス神殿で取り消して別の属性の守護に取り替えることができるけど、LV6以上だともう変更できないこと、それから同じのは重ねて受けられないかな?」
「と、公式にも攻略にも書いてるけどちょっと違うんだ。まず守護星は九つあって、九曜。一週間の七曜と羅睺と計都。LV5までは九曜の守護を受けられるけど、LV6からは五行のひとつだけ、ただ五行以外はLVがいっきに3上がるから実際受けられる守護の数は制限されるってわけ。」
「複数守護のチャレンジした人多かったらしいですけど成功しなかったってみんな掲示板に書いてますけど。」
「それね、五行相生っていって順番があるんだ。木火土金水の順、あとのは日月を順にとって間に五行を入れるか、羅睺計都の順にとって間に入れるかのどちらかを選択。互いに相性悪いからね。羅睺って日食とか、月食の暗黒星だとも言うしね。計都は箒星とも言われてるよ。それと初期に持っているお金が村二つがやっとだし、すぐLV上がっちゃうしなかなか難しいと思うよ。最初に受ける木が一番人気が無いし余計無理だね。オレ達マップの村の名前見てピピーンってひらめいたけどね。かなり自慢。うん」
「アニーさん、きのうブレイブたちと洞窟はいったでしょ?LV上がったんじゃないの?」
「あれね、オレパーティリーダーだったから設定で経験値拒否してた。基本逃げ回ってただけ。昨日はまず3人分のお金をイモに渡してイモが五行巡り。オレはスーリヤまで走っていってお昼に太陽受けて死に戻りした。チュンはラーフへ行く予定だったんだけど、誰かさんとデートしてた。」
「そぅなんだ、で、今ポテトさんは?」
「イモはこの馬車の先を走ってる。モンスター出るとじゃまでしょ?LV上がるから。あ、あそこにいる。」
向こうの方に火柱とか稲妻とか・・・すごい・・・
やがて馬車は小さな廃村に着いた。連れて行かれたのは古い井戸のそば。
「中へ飛び込んだら30mくらいの深さの水がたまってるけど、その下は空気があって夜の間ずっと月の祭壇があるから、そこで守護受けてね、戻るときはその横の井戸にまた飛び込めばここへ帰ってこれるから。じゃ、そういうことで。」・・・錘を付けられて落とされました。
・・
・・・
・・・・
戻ってくると、銀の衣装をまとったチュンがいた。
「これいいでしょ?ラーフのボスドロップ。」・・月の明かりにきらきら光ってとっても幻想的・・
「うん。」・・・
システムメッセージ”チュンから決闘の申し込みが届きました。”・・???
主人公が男女のペアだと恋に落ちる。
次回このテンプレが踏み潰されます。。かもしれない。