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聖女様って呼ばないで  作者: 渡海
第1章
109/201

北東の森の調査 2

第106話の投稿になります。

しばらくは毎日投稿になります。

読んでいただけると幸いです。

川岸は木々が丁度なくなり、明るい陽射しが差し込んできていた。

 川は日に照らされ、キラキラと輝き、川は透き通っていて、魚が泳ぐ姿もよく見えた。

 遠くには水を飲みに来たのか、鹿の様な魔物の姿も見られて、川のせせらぎと鳥の囀りが気持ちを落ち着かせた。


川岸にたどり着いた私は、キャトルーに拾った経緯を話し始めた。


「キャトルーはこの川の岸の丁度あの辺りで倒れていたの」


私は川岸を指さしながら話すと、キャトルーは辺りを見回しながら、何かを探しているようだった。

 キャトルーは一頻見回した後、落胆したように首を下げて呟いた。


「知らない所にゃ、でも山は見えるからたぶん大丈夫にゃ」


キャトルーが顔を上げ、山を眺めながら呟く声を聞き、私達もつられてそちらを見た。

 遠くには山が見えていたので、皆そちらを見つめていると、キャトルーが話し始めた。


「ボクの家はもっと山に近かったから、かなり飛ばされちゃったのにゃ」


「じょあ、もっと山に近づかないとな」


キャトルーの言葉を聞いてアベルがまとめるように締めくくった。


それから私達は川岸でお昼ご飯を済ませて、まずは山を目指して森の中を進むことになった。

 相変わらず(探査)には魔物の反応が感じられた。

 群れでいる物はオークかウルフと考え、先に1匹でいる魔物を確認し始めた。

 (探査)で感じた気配に、見つからないように近づいて確認していく。

 見つけた魔物は体長4メートルはありそうな大猪だった。

 茶色い体毛をしていて、頭の上から背中を伝ってお尻迄、黒い鬣が生えていた。

 猪は鼻の頭で土を掘り起こして何かを食べているようだった。


幸いこちらに気付いている様子は無かったので、私達は静かにその場を離れてから話し始めた。


「ラッシュボアもいたな、ラッシュボアはオークより肉が美味いんだよな、なんて言えばいいのか、旨味が凝縮してるって言えばいいのかな?」


「そうね、村にいた時、狩人のおじさんが狩って来たの、食べたことあるけど美味しかったな~」


アベルとマーナがそんなことをいいながら、思い出話を聞かせてくれた。

 そんなに美味しいなら帰りにでも狩って見ようかしら、あの子達にも食べさせてあげたいもの。

 

私達はそんな話をしながら、森の中を進んでいった。

 進み続けた私達は結局、今日は戦闘になる前に、隠れてやり過ごしたりして進んでいった。

 まだ日が高かったけど、テントを張る場所が見当たらなかったので、私達は仕方なく水の流れる音を探して、川岸へ向かっていった。

 川岸に出る頃には、日も大分傾いてきていて、森の木に光が遮られてかなり暗くなってしまっていた。


「大分暗くなって来てしまっていますね・・・」


私が空を見上げながら呟くと、アベルが返事を返してきた。


「そうだな、開けた場所探しに時間が掛かっちまった。

 マリアは夕食の用意をしてくれるか?俺達でテント組むから」


アベルは言いながら、マーナとアトムくんを連れて平らな所へ移動して作業をし始めた。

 私は料理を作るためにまずテーブルを取り出した。

 そこにコンロと鍋、包丁とまな板などの道具を取り出し始めた。


さて、何を作ろうかしら?すぐ作れて美味しいものってなるとなかなか無いわよね?

 焼きそばでも作って見ようかしら、外で食べれる料理ってなると難しいわよね。

 

私はメニューを決めて作り始めた。

 まずは定番のスープを作り煮ている間に、焼きそばを作ってしまおうと考えた。

 スープは簡単に、この前作った干し肉のスープを煮始める。

 まずは麺作りから、小麦粉をこねて、ひたすらこねていく、ある程度固まった所で踏んでさらにこねる。

 滑らかになったら休ませます。

 今日は余り時間がないので、とりあえず30分ほど休ませたら、ある程度薄くしてからパスタマシーンの出番です。

 マシーンに掛けて生地を薄くしたら、マシーンで細くしていきます。

 細く切った麺を茹でて置き、肉と野菜を炒めていく、そこへ麺を入れて一緒に炒める。

 後はソースを入れて絡め、塩胡椒で味を調えて完成!


パスタマシーン有ると簡単に作れて良いわね、暇なときに麺作って置いとけば何時でもラーメンが作れるわね。

 私はパスタマシーンを片付けながら、そんなことを考えていた。

読んでくださりありがとうございます。


 ブクマ、評価、感想、とても励みになっております。

誤字脱字等がありましたらご報告よろしくお願いします。


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