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第67話

装備が整ってようやく冒険者らしい外見を手に入れたところで、探索者ギルドと冒険者ギルドに行く。


ルドを冒険者としてバラエティのメンバーとして登録するためと、ギルドカードの返却の為だ。


ルドはF級の冒険者としてギルドに所属していたし、元のクズパーティの探索者ギルドカードも届けなければいけなかったし。


ついでに、最近ダンジョンばっかり潜っていたので、たまには外の依頼でも受けようかと、冒険者ギルドに張り出されている依頼票を眺める。


良さそうなのは、やはり時間を掛けなくて済む討伐依頼か、デルソル公国への護衛か。


まだ、期間があったので、物色だけで依頼を受けはしなかった。


そのあと、短い時間だったけどギルドの資料室で、特殊効果の付いた武器や防具について調べる。


やはり、上位の付与魔法と宝珠で付けれるようだ。


資料にも「確実に付けれる」というものは無く、付くか付かないかは運であるような記載だった。


おそらく壽眼で見た「空き」があれば付く、無ければ付かないんだと推測できる。


俺のほかに壽眼を持っている人なんて見たこと無いから、おそらくだけど間違いないと思う。


特殊効果の付いたものを見たときの


  特殊効果2((身代わり)・(空き))


とかの表示から考えると間違いはない。


ないと思う。


早く付与魔法を取って試してみよう。


それと、この件について、誰か専属で調査を継続させよう。


コリナドーラには幅広く情報収集させているけど、こっちに特化して調べてもらう手もあるな。


探索者ギルドには、ルド一人で行ってもらう。


オバハンがいたら、また面倒なことになりそうだったし、ルドの元パーティのカードなんだから、俺はいなくても大丈夫ってこともあったからだ。


のび○の物は俺のもの、奴隷の物は俺のものだ。


カードを回収して得た金は俺の懐に入った。




夕方になり、いつものとおり、居酒屋バラエティに集合して夕飯となる。


こっそりと、コリナドーラには、探索者ギルドのオバハンの評判、領主の評判、特殊効果の付与などを中心に調べるように命令しておいた。


ノーラとターナには、店の休日を利用して、冒険者として依頼を受けるように命令しておいた。


採取系や、雑事系の仕事、あとは、斧を持つことの無い魔物系の討伐に限定して無理の無いようにだ。


必要経費として、コリナドーラには銀貨百枚の十万ゴルを渡しておいた。


ノーラとターナには、銀貨十枚の一万ゴルだ。


情報収集と薬草や毒消草に掛かる費用の差はいたしかたない。


転ばぬ先の杖、必要経費って奴だ。


領主とその娘のオバハンは何かしてくる可能性がゼロじゃない。


特殊効果の付与については、大きな町の方が調べられそうだから王都出張も視野に入れないといけないな。


とりあえず、資金不足や要望・報告・相談については十日に一回の定例会と、必要に応じていつでもできる緊急会の二種類ができるようにした。


といっても、毎晩ここで飲んでるので、その時に何か有れば言ってね。ってことだ。


そんなことをしていたらバラエティの店員が俺に客が来たと、伝えてくる。


心当たりは無いから、会ってみないと誰かも用件もわからないから個室に通すように頼む。


すると、探索者ギルドの受付嬢のカミカミちゃんであった。


領主に言われてきたらしい。


どうやら探索者ギルドは、ダンジョンのある場所を治める領主が経営をしているものらしい。


オーナーが領主のババアで店長として自分の子供であるオバハンを使ってるってことか。


しかし、あのオバハンも自分の組織の部下すら掌握できていないのか。


まあ領主が相手じゃ仕方ない面もあるが、実力不足は否めないな。


「あまり探索者ギルドと問題を起こしてほしくないとのお言葉でして。」


こちらにその気は無かったのだが、向こうからやってくる厄介ごとは実力で排除する主義だ。


「なら、領主さんに言っといてよ。馬鹿な子に育てた責任取れって。


 それに俺がモメたのは、ギルドじゃなくてオバハン個人とだ。」


「言えるわけないじゃないですかそんなこと。」


「じゃあ手紙を書くから領主に持っていって。」


今後連絡は手紙と口頭の両方にすることに勝手に決定する。


もし、俺たちがいなくてもオーナーやウチのジェシカちゃん親子に渡しておけば、最速で情報が仕入れら

れる様にしたのだ。


「それに一言一句間違いなく伝えろとは言ってないよ。

 ニュアンスが伝われば良いんだ。」


「それくらいなら・・・・」


『頼りにしてるよ。』といって頭をポンポンしたら、妙にうれしそうに「任せてください」と胸の前で両手をグーにしていた。


カミカミちゃんには、オバハンの情報やらなにやらをこの店で伝えてくれるようにも頼んだ。


チップも払う。ここでの飲食代も持つってことで。


別に魅了スキルを働かせたわけじゃない。


たまたまカミカミちゃんが俺に好意を抱いているらしかったのでそんな感じで落ち着いたのだ。




今夜から宿は仕方なく、スイートルームみたいなでかい部屋に変えた。


リビングを囲んで五部屋もあるから、一人一部屋になる。


そうでもしないと、先輩三人とルドの扱いに困ったからだ。


四人同部屋だと、まだルドが萎縮するだろう。


誰かとルドの二人部屋だと命が危ないかもしれない。


俺とルドが同部屋だと、俺とルドの命がないだろう。


全員が同じ部屋か、違う部屋するのが一番だ。


無駄な出費に見えるが必要不可欠な出費でもあるのだ、スイートルームは。


某元外務大臣にも教えてあげたい。


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