第52話
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湯船につかりながら、
「夕方には何があるか分からないから、久々にスキルを付与したいと思うんだけど。」
サミーには断られるかもとビビリながら言ってみる。
「うれしいです。ご主人様。」
「はい。」
「やったー。」
否定はされなかった。
いつもキスしながらだったから、今回もそうするだろうことは想像できるだろう。
それでも拒否しなかったってことは、天邪鬼説は本当だったのかもしれない。
わざわざもう一度奴隷になると言うくらいだし。
「じゃあさ、今回はサミーからでいいかな?」
今回は色々あったから、サミーを一番先にしたい。
「仕方ないですね。」
「よろしいのですか。」
「むー。我慢する。」
[壽眼]を発動させながらサミーを見る。
ポイントは17Pか。
剣4にして8P、回避3にして4P、身体能力3にして4P、毒耐性1にして1Pだな。
今更だがすごく照れくさいというか恥ずかしい。
サミーも同じらしく、顔を紅くしてモジモジしている。
覚悟を決めて、サミーの両肩を手で押さえる。
恐る恐る小鳥がついばむような感じでキスをする。
フレンチキスっていうんだっけっか?
一度口を離すと、サミーの方から何度も何度もしてくる。
眼には薄っすらと涙が滲んでいる。
今のサミーは奴隷じゃないので、自分の意思だと思う。
一度はスキル付与のために我慢してたとしても、それ以降に自分からして来るんだから間違いないだろう。
天邪鬼説が正しいことが証明された。
なんか込み上げてきて、強く抱きしめてしまった。
抵抗はありませんでした。
イルの番か。
サミーが見ていると思うとなんだかやりずらい気がする。
ポイントはサミーと同じ17P。
水魔法3にして9P、回避2にして2P、回復促進(MP2)にして2Pだな。
ついでに[スキルコピー]を発動させて、水魔法3のコピーに挑戦する。
失敗か、仕方ない。時間はある。ゆるゆると吸い取ることにしよう。
しかし、イルはすごく積極的だ。抱きついてくるし、自分から舌も絡ませてくるし、ぐいぐいと胸も押し付けてくる。
それにこっそり下の方に手も伸ばしてくるので、俺の対空砲が大変なことになってしまった。
たぶんそれも見られてしまってるんだろうなぁ・・・
イルに性技1は、鬼に金棒というか、まずいスキルがついてしまったもんだ。
ヒルダの番だな。
他の二人の視線が痛いほど降り注いでいる。
さっきのイルの悪戯のせいで、対空砲が大変なことになったままだ。
なんとなく犯罪チックな絵面になっているのは自覚している。
ほぼ裸の180センチの男が140センチのほぼ裸の幼少女に覆いかぶさる。
おまわりさんこっちです。
だよな。
ヒルダは19Pか。
斧4で6P、格闘4で6P、身体能力強化4で6P、毒耐性1で1Pだな。
ヒルダは待っている間に少しのぼせたのか、湯船の外で仰向けに横になっている。
しかたなく、しかたなくヒルダに覆いかぶさるようにしてキスをする。
重要なことなので二回言いました。
まるで、正常位でS●Xするときみたいな感じになってしまっている。
ヒルダは体ぬぐいをまとっただけ、俺は腰に手ぬぐいを巻いただけだ。
対空砲の銃弾は込められたままだし、なんかまずい。
安全装置はとっくに外れてる。
しかも、なんということでしょう。
ヒルダが両足で俺の胴を抱え込んでくる。
あやうく、挿○しそうになりました。
誤射はしてしまいましたが、幸い俺の手ぬぐいがバリアになってくれました。
イルとサミーは、なんかクンカクンカしてました。
深くは聞かないでください。お願いします。
獣人の嗅覚とか、汁付き手ぬぐいの末路とか聞かないでください。




