第51話
「なんかちょっと目立ちすぎているみたいだから、今日はお休みにして、買い物とかお風呂でリフレッシュしようよ。」
こんな発言だけ即承認ですわ。
スイーツの店の敵情視察やら、古着のファッションショーやら、男にはなんの魅力もない一日がようやく過ぎつつある。
「締めはやっぱり、風呂だよね?」
いつもの公衆浴場にいくと何も言わずに貸しきり風呂を案内される。
常連扱いっていいよね。
露天風呂に入ると同時に自分のステータスを見る。
[名前]ジン・サカキ・クルーズ・ブレイド
陸人族・男・十五歳・自由民・レベル10
[筋力]一二〇
[精神力]一四〇
[器用度]一三〇
[敏捷度]一三〇
[耐久力]一三〇
[抵抗値]一四五
[幸運度]一二
[魅力値]一六〇
[LP(生命力)]一三〇/一三〇
[MP(魔力)]一二〇/一二〇
[HP(信仰力)]-/-
[スキル] ポイント 65P
「魔法」光魔法3、闇魔法3、時空魔法3、風魔法3、火魔法1、土魔法1、水魔法1
ユニーク魔法(スキルコピー3[未/五日]、スキル強奪2[未/五日])、
補助魔法(ライト、リフレッシュ、種火、暖房、冷房)
「戦闘」剣3、槌3、斧3、投擲2、弓2、格闘2、短剣1、盾1、長柄3
「非戦闘」テイマー1、騎乗1、気配察知3、算術4、詠唱2(省略)、
鑑定4(壽眼)、性技1、魅了1、回復促進(LP2、MP2)、精神力強化3、
回避4、身体強化2、耐性(毒1)、嗅覚拡大、遠視、暗視、隠密1、料理人2、
伝道師1、画家1
なんかごく一部、成長が著しい部分と、全く無い部分があるな。
しかし、回避4で回避できなかった彼女らの攻撃っていったい何?
[スキルコピー]でみんなの長所を吸収することを考えれば、それ以外を伸ばすだな。
そろそろ、魔法も充実させたほうがいいかもしれないし。
火魔法を2レベル上げて火魔法3にして15P、同じく土魔法3にして15P、水魔法はサミーのをレベル3に上げてコピーしよう。それで四属性魔法がレベル3で揃う。
光魔法をレベル4にして20P。
槌をレベル4にして8P、隠密をレベル2にして2P。
これで全部使っちゃうけど、かなりの強化になる。