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第三百十四章 フジコ、敵の弱点を見抜く

菊子の様子を見ていたサクラは、淑子達が帰った後に、「菊子ちゃん!今がどういう状況なのか解っているの?淑子さん達を宇宙空間に連れ出して、もし敵と遭遇したらどうするのよ!」と警告しました。

菊子は、「御免なさい。淑子達が落ち込んでいた為に気分転換させてあげたかったのよ。」と反省していました。

サクラは、「気持ちは解るけれども、もう二度と危険な事はしないで。」と何かあってからでは遅いと心配していました。

アヤメが、「アネゴ、いやに張り切っているじゃないの。どうしたの?」と何かあるのか確認しました。

サクラは、「この状況を私達だけで何とかしなければいけないのよ。」と焦っている様子でした。

アヤメは、「博士もいるじゃない。心配しなくても大丈夫よ。」と気楽に考えていました。

サクラは、「何を言っているのよ!女神ちゃんが博士をハッタリに引っかかっただなんてからかうから、拗ねてテレジア星に帰って行ったわよ。愛子は頭が良いのよ。私もコロッと騙されたのよ。博士なしでどうやって戦うのよ。女神ちゃん、テレジア星に行って博士に謝って連れ戻して来て!」と愛子に対抗可能なのはフジコだけだと焦っている様子でした。

アヤメは慌ててテレジア星に戻り、フジコの家にフジコの様子を見にいきました。

母親が、「あら、アヤメちゃん久しぶりね。フジコだったら中央研究所に行ったわよ。」と伝えました。

アヤメも中央研究所に行きフジコを捜して、フジコをからかった事を謝って地球へ戻って欲しいと頼みました。

フジコは笑いながら、「女神ちゃん、何、訳の解らない事を言っているのよ。私は調べたい事があったので、テレジア星に来ただけよ。」とアヤメの行動が理解できない様子でした。

アヤメは、「アネゴの奴!いい加減な事を言いやがって!地球へ戻ったら、覚えていろよ。博士、調べたい事って何?」と敵の事で何か掴んだのかと期待していました。

フジコは、「生物が体を動かすのは電気刺激によるのよ。従って、全ての生物に電撃は有効よ。何故敵に女神ちゃんの電撃が通用しなかったのか、先日女神ちゃんが捕らえた敵を調べれば、敵の弱点が見付かるかもしれないと思ったのよ。」と何を調べているのか説明しました。

アヤメが、「敵の弱点は解ったのか?」と期待しました。

フジコは、「ええ、解ったわ。敵はサイボーグ、つまり体の半分が機械で、皮膚は全て金属よ。恐らく敵の皮膚は弱く、病原菌を防げなかった為に、病原菌の研究をする一方で皮膚を強くする研究も進んだものと思われます。だから敵は病原菌を自由に操れるようになったのよ。女神ちゃんの電撃は敵の皮膚を流れて足から地表に流されたのよ。つまりアースされていたのよ。錆にくいように特殊コーティングされていますが、そのコーティングは塩と反応して剥がれるのよ。つまり地球の海に落とせば敵の皮膚は錆びてボロボロになるわよ。」と調査結果を説明しました。

アヤメは、「鎧だと思っていたが、あれは敵の皮膚だったのか。社員に玩具屋で水鉄砲を買わせて水の代わりに海水を使わせるわ。」と提案しました。

フジコは、「女神ちゃんらしい発想ね。玩具の水鉄砲なんて弱く、遠くまで飛ばない上に、直ぐ海水がなくなるわよ。火炎放射器のように海水タンクを背負わせて、その海水を使うような水鉄砲でないと無理よ。事情を安藤刑事に説明して消防車を使用する方法もあるわよ。但し問題があります。コーティングが剥がれても直ぐに錆びないのよ。鉄が濡れても直ぐに錆びないでしょう?時間が掛かるでしょう?敵の皮膚も同じで、例え海水攻撃をしても、錆びる前に敵が気付けば逃げて元に戻して直ぐに攻めて来るわよ。現段階では、敵を一時的に追い払う事しかできないわ。それに私達も塩に弱い為に塩を使うのは要注意ね。」と返答しました。

アヤメが、「敵が攻めてくればどうすれば良いのだ?」と結論を聞きたそうでした。

フジコは、「金属は熱を伝えやすいのよ。アネゴの熱線で恐らく敵の体温は急上昇して、機能不全になるわよ。」と攻撃方法を提案しました。

アヤメは、「アネゴが敵の対応をすれば私は何をすれば良いのだ?」と確認しました。

フジコは、「心配しなくても女神ちゃんにしかできない事があるわよ。敵艦隊が攻めてくれば、UFOでの実戦経験が豊富な女神ちゃんでないと対応できないわ。アネゴには地球での接近戦の対応をして貰えば、愛子と中性子爆弾の事は私が何とかするわ。」と戦略を提案しました。

アヤメは、「よし、それで行こう。敵艦隊が攻めて来るまで私は休みだ。」とのんきそうでした。

フジコは、「敵艦隊が攻めて来る前に偵察隊や先遣隊などが地球に来る可能性もあり、先遣隊の一部は既に地球に潜り込んでいる為に、休みではなく、ちゃんと見張ってよ。」と宇宙空間の事はアヤメに任す事にしました。

フジコとアヤメは地球に戻り、皆と相談して、フジコの提案した体制で敵と戦って行く事になりました。

サクラが、「既に地球に潜り込んでいる敵は私が何とかしますので、女神ちゃん、もうこれ以上先遣隊を地球に来させないで!」と指示しました。

渚が、「私の大型特別艦は探査能力が高いので、探査して不信な事があればヴィツール号に送信するわ。」と提案しました。

アヤメが、「有難う、渚、助かるわ。所で、皆は何かの仕事をしているのに、博士は何もしないのか?」と不思議そうでした。

フジコは、「調べたい事もあるけれども、大人が変な所へ行くと捕まるのよね。子供だと立入禁止でも、怒られて終わりよね。だから子供に化けようと思っています。子供は何も仕事はしていないわよ。」とフジコが何をしようとしているのか説明しました。

数日後、渚が、「人工衛星に何か貼り付いているわ。何かのゴミかしら。」とアヤメに連絡した内容をフジコが聞きました。

「人工衛星は寿命が尽きると地球に落下しますが、その人工衛星に敵が貼り付いて地球に潜り込んで来た可能性は充分考えられます。渚ちゃん、そのゴミに生命反応はありませんか?」と調査依頼しました。

渚は、「あっ!生命反応があるわ。」と探査結果を報告しました。

アヤメが、「解った。後は私に任せろ!渚、その他にはないか?」と確認しました。

渚は、「生命反応のあるゴミがあるのは、先程連絡した人工衛星だけよ。」と報告しました。

数日後、アヤメが、「博士、アネゴ、愛子と敵が来週、太平洋の無人島で会うぞ。」と連絡しました。

フジコが、「女神ちゃん、その情報は何処から入手したの?」と信用できる情報なのか情報の入手元を確認しました。

渚が、「秘密調査官のマーガレットさんからよね。私も聞いたわよ。人工衛星に貼り付いていた敵を捕獲してマーガレットさんが人工衛星に貼り付いて地球に来たのよね。サクラさん、敵の中にマーガレットさんが潜入しているから、敵と間違わないでね。」と忠告しました。

愛子と敵が密会する日にマーガレットから、「愛子にばれた!」と連絡がありました。

無人島に乗り込む準備をしていたアヤメとサクラは、社員を連れて無人島に乗り込み、敵と乱闘になりましたが、フジコの予想通りサクラの熱線は敵に有効で、サクラが次々と敵を倒しました。このドサクサに愛子は逃げましたが、フジコが後を追い、マーガレットは負傷しましたが、タイムマシンで快復しました。

地球に潜入していた敵は全滅した為に、後は愛子と中性子爆弾だけだと思っているとテレジア星から、「敵の探査を行っていたモミジから連絡があり、別の宇宙の敵がこちら側の宇宙へ向かっています。現在の所、アンドロメダ星雲か銀河系かどちらに向かうのかは不明です。こちら側の宇宙に来る前に迎撃すべくテレジア星から艦隊が出撃しましたが、食い止められる保証はありません。地球でも迎撃体制を取って下さい。」と連絡があり、アヤメは社員と共に、太陽系周囲の警戒を強化しました。

敵はテレジア星の艦隊を避けてこちら側へ向かって来ましたが、アンドロメダ星雲か銀河系かどちらに向かっているのか未だに不明だった為に、不信に思ったフジコが敵とは反対側を探査して、「女神ちゃん!反対側から敵艦隊が急速接近中よ。今こちら側に向かっている敵は囮よ。だからテレジア星の艦隊を避けて、どちらに向かっているのかも不明なのよ。」と警告しました。

アヤメは、「凄い艦隊だ!全艦反転せよ。艦載機発進!スクリーン最大!」と社員に指示し敵艦隊に向かって行きました。

渚もコスモスと大型特別艦で出撃して、アヤメと協力して敵と戦いました。

フジコは、「菊子ちゃん、アネゴ、敵が攻めて来た今、愛子が動き出す可能性が高いわ。特に中性子爆弾に気を付けて!」と忠告しました。

淑子が愛子に拉致されて、それを目撃した同級生は、淑子からアヤメ警備会社の事を聞いていた為に行きましたが、全員宇宙空間で交戦中の為に誰もいなく困っていると菊子が気付いて、どうしたのか確認しました。

話を聞いた菊子はフジコに連絡するとフジコは、「その近くに中性子爆弾が隠されている可能性があります。今マーガレットさんに捜させていますが、愛子がそこに行く可能性がある為に、そこを離れて。」と淑子の同級生を巻き込まないようにしました。

淑子の同級生に、後は私が何とかするので、この事は忘れて家に帰るように促しましたが、淑子の同級生達は、人気アイドルスターにそんな危険な事は任せられないと協力しようとしていました。

菊子が謎の覆面女子レスラーに変身して、「あなた方がいれば足手まといよ。早く帰りなさい。」と指示しました。

同級生達は人気アイドルスターの正体を知り、言葉を失い、格闘技に自信のある男子生徒数人を残して、そのまま大人しく帰りました。

フジコに追い詰められて下水道に逃げ込んだ愛子を菊子が発見しました。

同級生達が愛子を説得しましたが、愛子は、「ここに面白い物を隠していたのよ。これ何だと思う?」と笑っていました。

同級生が、「何?それ放射能のマークだよな。」と考えていました。

フジコが、「矢張り中性子爆弾はここだったのね。」と愛子の出方を伺っていました。

同級生達は驚いて、「ちゅ、ちゅ、中性子爆弾?まさか核兵器の中性子爆弾の事?」と腰を抜かしました。


次回投稿予定日は、11月28日です。

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