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第三百四十章 ヴィーナス応援に来る

アヤメが、「敵戦艦の位置が特定できなければ攻撃できない!」と焦っていました。

フジコが、「女神ちゃん、落ち着いて。女神ちゃん達の戦艦にも反射塗料を塗布している為に、敵の光線砲は不規則に反射して敵も焦っている筈よ。今敵の攻撃を分析して敵戦艦の位置を特定していますが、今の攻撃で敵は光線砲が役に立たないと判断して、別の武器で攻撃してくる可能性があります。注意して!」と警告して分析していました。

フジコが、「敵戦艦の位置が特定できたわ。」と報告したと同時に大型探査艦が強力な電撃を受けて機能不全になりました。

アヤメが電撃は反射板では反射しない為に、何処から攻撃してきたのかを特定しました。

アヤメが攻撃を開始しようとすれば、フジコから親友ネットで、「女神ちゃん、落ち着いて。攻撃してきたのは敵戦艦ではないわよ。」と連絡してきました。

アヤメが、「博士!大丈夫か?機能不全にならなかったのか?親友ネットだけは使えるのか?」と心配していました。

フジコは、「攻撃しようとする前に、私の安否を先に確認しようとは思わなかったの?私が死んだとでも思ったの?女神ちゃんらしいわね。敵は電撃で攻撃してくる可能性があると思いましたが、敵は私達の意思波を解読していた為に、通信も解読されている可能性があると判断して、先ほどは別の武器で攻撃してくる可能性があるとだけ言ったのよ。まさか女神ちゃんが電撃でやられるとは思ってないのでね。私の艦は、その対策をしていた為に大丈夫でした。」と現状説明しました。

アヤメが、「自分だけ攻撃の対策をして、博士こそ私が死んでも良いと思い連絡しなかったのか?その後博士は私の社員を指揮して、敵と戦うつもりだったのか?」と不満そうでした。

フジコは、「そんな事ないわよ。女神ちゃんがいなければ、敵は強敵だから警備会社の社員だけでは無理よ。」と返答しました。

アヤメは、「そうか。博士は御世辞が上手いな。」と納得していました。

フジコは、「決して御世辞ではないわよ。女神ちゃんの攻撃能力は天才的で、誰も敵わないわよ。」と返答しました。

アヤメは、「そういう事にしておこう。敵は私達の通信を解読していた為に、博士の艦が私達の参謀を務めている事を知り攻撃してきたのね。今言っていた事だが、攻撃してきたのが敵戦艦でなければ、今の攻撃は何だ?小惑星の中に敵の基地があるのか?それに何故電撃で攻撃してくると解ったのだ?」と不思議そうでした。

フジコは、「基地ではなく、敵は反射板の他に、強力な発電所も小惑星にいくつか建造しています。ですから電撃で攻撃してくる可能性があると判断したのよ。敵戦艦の位置を特定した為に、その攻撃指令もキャッチしました。敵戦艦の位置は、ヴィツール号から四時の方向、小惑星の中よ。分析は今も行っていますが、現在、その一隻しか確認できていません。警備会社の社員が同時にその方向へ向かえば、敵も気付いて対応すると思いますので、警備会社の社員をそのままそこに残して、女神ちゃんが小惑星に紛れて、こっそりと接近して攻撃するのよ。敵戦艦の攻撃・防御能力は不明だから充分気を付けてね。だからバリアも強力だと思われる為に、手を抜かずに主砲を最大出力にして攻撃するのよ。」と助言しました。

アヤメは、「解った。」と“何故、小惑星に紛れるのだろう。敵の後方に直接瞬間移動すれば問題はないと思うけれどもな。通信が解読されている可能性があるのだったら、親友ネットも危ないわね。博士は、実戦は私に任すと口出ししないのに、今回に限って口出ししたのは、もしかして博士は、この通信を敵に聞かせる為に、言ったのかしら。敵が小惑星に紛れて近付く戦艦に気を取られている間に、後方に瞬間移動して攻撃しろという意味なのだろう。”と判断して、敵戦艦の後方に瞬間移動して後方から攻撃しましたが、強力なバリアで撃墜できませんでした。しかしバリアの一部に穴が空いた事を確認した為に、アヤメは警備会社の社員に連絡して、警備会社の社員と、そこを集中攻撃すると、敵戦艦は炎上しました。

フジコが、「私のヒントに気付くとは、さすが女神ちゃんね。敵戦艦の位置を女神ちゃんに知らせれば、その通信をキャッチし、その対策を立てると判断した私の苦肉の策よ。女神ちゃんは、そんな戦略が苦手な事は知っていたので、きっと気付いてくれると思ったのでね。今の攻撃で敵は航行不能になり、バリアも解除された為に、そこから転送で乗り込むのよ。アンドロイド以外に何があるか解らない為に充分注意してね。」と警告しました。

アヤメは警備会社の社員と共に転送で敵戦艦に乗り込みました。

敵は、このような状態になる事を想定していなかった為に、アンドロイドは旧式で、サクラが大量生産した麻酔銃が有効でした。

アヤメは社員と麻酔銃でアンドロイドを次々と倒して、三本足の敵を捕獲して、テレジア軍に逮捕依頼しました。

フジコが、「この小惑星も含めて太陽系内部を徹底的に探査しました。この基地は前線基地で、本部は木星内部に戦艦が数隻ありました。」と調査結果を報告しました。

サクラからも、「女神ちゃんが、小惑星の基地を壊滅させた為に、敵が混乱して、その混乱に乗じて田原長官と攻撃しました。アンドロイドは攻撃用ではなく、作業用でしたので旧式で、私が大量生産した麻酔銃が有効だった為に、田原長官率いる特殊部隊の隊員が麻酔銃で次々とアンドロイドを倒して、三本足の敵を捕獲しました。現在田原長官と協力して、アンドロイドや敵が建設中の基地を調べています。但し三本足の敵とは言葉が通じない為に、自動翻訳機を携帯している私に一任されました。先ほどテレジア軍に連絡して、引き渡す事にしました。」と連絡がありました。

愛子が、「正体不明の宇宙船が接近しています。全員注意して下さい。」と警告しました。

アヤメが、「あれはアイアック号だ!」と確認しました。

ヴィーナスが、「アヤメ、苦労しているようね。木星内部の敵戦艦数隻は私が対処するわ。」と提案しました。

アヤメが、「母ちゃん、大丈夫?私も奇襲攻撃して、やっと撃墜できた強敵よ。」と心配していました。

ヴィーナスは、「大丈夫よ。あんな敵は私一人で充分よ。」と木星に向かいました。

モミジがヴィーナスの交戦状態を見て、「ヴィーナス小母さま、そんなに実戦経験豊富だったの?」と驚いていました。

ヴィーナスは、「今はアヤメから陽子さんに引き継いでいるけれども、その昔は私がスケバングループのリーダーだったのよ。」と返答しました。

ヴィーナスとの交戦で敵が混乱している間にフジコが司令艦を特定してアヤメに知らせました。

アヤメが警備会社の社員と敵司令艦を集中攻撃して撃墜した為に、敵は混乱して一機に無力化した為に、撃墜してアヤメが社員と共に敵戦艦に乗り移りました。

アンドロイドは新型で麻酔銃が通用しなかった為に、一旦退却して、敵戦艦をアンドロイドもろとも吹き飛ばそうとしました。

フジコが、「女神ちゃん、待って!アンドロイドはロボットなので、宇宙空間でも動作可能よ。アンドロイドの数が多いので、地球へ吹き飛ばされるアンドロイドがあっても不思議ではないわ。」と止めました。

アヤメが、「どうすれば良いのだ!」とフジコの考えを確認しました。

フジコは、「テレジア星と相談するから待って。」と返答しました。

フジコがテレジア星と相談している間にアヤメが、「母ちゃんがスケバングループのリーダーだったのは昔の事でしょう?長期間ブランクがあるのに、何故今もそんな凄い実戦ができるの?」と不思議そうでした。

愛子が、「その攻撃パターンには覚えがあります。マリさんの操縦技術システムを搭載したのではありませんか?」と攻撃パターンに気付きました。

ヴィーナスは、「開発者の愛子さんの目は誤魔化せないわね。その通りよ。しかしこのシステムには欠点がある為に、今までどの艦にも搭載されていなかったのよ。開発者の愛子さんだったら、欠点が何か解っているわよね。今回アヤメが苦労しているようなので、主人が政府と交渉して、強力な武器と共に特別に私の艦に搭載したのよ。」と種明かししました。

アヤメが、「誰よ!あんな敵は私一人で充分だと言っていたのは!マリさんのシステムを搭載していただけじゃないの。」と怒っていました。

ヴィーナスは、「このシステムは以前も使った事があるでしょう?何故気付かないのよ。」とかわしました。

都合が悪くなったのでアヤメは、「母ちゃん、欠点のあるシステムを搭載しても問題ないのか?」と不思議そうでした。

愛子が、「マリさんは一人しかいなかったのよ。つまり単独攻撃は強力ですが、数隻で攻撃する時のチームワークが弱いのよ。今回敵戦艦は数隻だった為に対応できましたが、大艦隊相手の場合は、このシステムは使えないわね。それとマリさんは、アヤメさんと違って戦闘艦の経験が浅く、攻撃パターンが単純で、すぐに解読されるわ。」と返答しました。

アヤメが、「マリさんは一人でも娘の紅葉がいたじゃないか。」と不思議そうでした。

愛子は、「アヤメさんの天才的な攻撃能力には敵わないけれども、二人とも戦闘艦を操れば天才的でした。従って別の場所で戦ったのよ。つまり二人でチームを組んで戦った事がなかった為にデーターがないのよ。」と返答しました。


次回投稿予定日は、3月17日です。

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