菫の回想1
あとがきで泰助が勝手なことをぬかしてるので、気に障った方は無視してやって下さい。
今日も椿は佑助君と学校帰りに公園に行ってイチャイチャしてから帰ってきたらしい…
羨ましい……
最近椿と佑助君との仲はだいぶ深くなっているという。
椿は幸せそうに私に惚気てくる。
どうして私の愛するあいつは佑助君みたいになれないのだろうか?…
兄弟なのに……
私は小さいころから決めている… 結婚する相手は泰助だと。
私は物心がついた時から泰助と一緒にいた。小さいときの泰助は今よりもっと優しかった。
それによく私の手を引っ張って遊びに連れて行ってくれた。凄く楽しかった。
小さいながらも私はそんな泰助に完全に惚れこんだ。
だから私は泰助と必ず結婚すると心に誓った。
よく、小さな子供の思い込みで大きくなったら気持ちは変わると言われるが私は絶対に変わらない。
今でもそのつもり… いえ、もう計画は完成している。
ただ、一つだけ問題というか、疑問というか… 悩みがある。
なぜ泰助は私を好きになってくれないんだろう?
泰助が私の事を好きじゃないのは感じている。
子供の頃は好かれていると感じていたが、中学生以降では私に対しての好意を感じることは無なかった。幼馴染として優しくしてくれるけど、恋愛感情はまるでない。
泰助は明るく顔もいいので小学生の時も人気者だった。そんな泰助にふさわしい女の子になるため私も綺麗になれるように努力してきた。
そして中学生になると… 予想通り泰助は女子に大人気となる。
私は泰助に言いたい。
なぜ無駄にイケメンに生まれてきたのかと…
私は別に泰助の顔が普通以下でも構わない… ほんというと、そっちの方が安心できる。
泰助があの顔を利用すれば本来なら凄く女の子にモテる。
だけど泰助は何時のころからかおっぱいにハマりだし、あろうことかそれを公然と人前で堂々と言いふらすようになった。
まぎれもない正真正銘の馬鹿だ。
中学に入学してから泰助の周りに集まって来ていた女の子たちは潮が引いていくように去って行った。
だけどそれは私にとって超ラッキー… 泰助が馬鹿でよかった…本当に。
愛してるよ、馬鹿♡ じゃなかった、泰助♡
当然私は他の女の子が去って行った後も泰助の傍でいるのだけど、泰助は私に言い寄ってこない。
その代りに他のいろんな男の子がバカみたいに私に言い寄ってきた。
私は泰助が好きだけど、やっぱり女の子としては泰助から好きだと言ってほしい。
だから中学の時は泰助に私を好きだと言わせるように色々やってみた。
結果は全て無駄…
そんな中学2年のとき、物好きな女の子が泰助に言い寄ると、何と付き合うことになってしまった。
私はびっくり… なんで私じゃない? なに他の子と付き合ってんの、泰助!
こうなったらと私も当てつけに適当な男の子と付き合うことにした。
私は気が気じゃなかったが、そんな気鬱もすぐに解消される。
泰助は付き合いはじめて3日で別れた。
原因は泰助が「おっぱい見せて」と言ったことらしい… 本当にクズだ。
よし、これで泰助にやきもちをやかせてやれる… と思ってたのに、泰助は1ミリも気にしていない。
「彼氏と上手くやれてるか? 何か悩み事あったら相談に乗るよ」
そんな気遣いまでしてくる始末。
泰助… 悩みの原因自身がどうやって相談に乗るの? 馬鹿なの?
ううん、ごめん忘れてた。馬鹿だった。
問題は…私がつくったエセ彼氏、その始末をどうしよう?
私は急いで別れ話を始めたが、なかなかうんと言ってくれない。
根気よく説得して3週間で別れることができた。
友達になっても好きな気持ちは変わらないからね… そう言うとようやく納得してくれた。
普通に考えたらそんなことあるはずないよね?… なぜそれで納得するのか意味は分からない。
ようやくエセ彼氏と別れることが出来たけど… そもそもなんで私はこんな苦労をしてるの?
しかも勝手に彼女なんて作りやがって… あのヤロー。
だんだんムカついてきた。
なので泰助の部屋に行き、私よりも大切にしているエロ本を捨ててやった。
とてもすっきりした。
部屋に戻ってきた泰助はそれを知って本気で怒ってきた。いきなり私に襲い掛かる。
泰助、あなたが私に一度でも勝てたためしがある?
私は色々と頭に来ていたこともあり、無意識のうちに全力で泰助をやっつけた。
気が付けば泰助は全身ボロボロになりながら私に土下座して謝ってた。
「い、命だけはなにとぞ… なにとぞご勘弁くだせえ~」
ちょっとやり過ぎたと思う所もあったのでその日は勘弁してあげた。
泰助を半殺しにして気分は少し晴れたけど、でも本当は私は悲しかった。
どうして泰助は私の事を好きになってくれないんだろう…
でも、そんな泰助も一度だけ私の魅力に惹かれて私を襲おうとしたことがある。
今思い出してもドキドキしちゃう… キャッ…
あれも中学二年の時だったな…。
合気道の模擬試合で久しぶりに泰助が相手になってくれた。
泰助の攻撃をことごとく封じ込めていたら泰助はだんだん本気になってきた。
何回目かの試合開始の合図とともに泰助は凄い速さで腕をのばしてきた。
だけどそれは… 明らかに技をかけに来たんじゃない。
その伸ばしてきた腕は明らかに私のおっぱいを目指していた。
泰助の目は真剣そのもの…
泰助が私のおっぱいを触りに来た!
いやぁ~ん… どぉ~しよぉ~ きゃ~~~♡
泰助が私を求めてる… こんなことって… 初めてだぁ~ えへっ…
そ、そんなに触りたい?
触らせてあげようかな… でも恥ずかしいな…
私は恥かしさのあまり無意識に泰助の手を掴まえちゃった…
ど~しよ… わざとこの手を私の胸にあててあげようかな?
悩んでいるとどうしていいか分からなくなり、つい癖で手首をひねり泰助を床に倒していた。
それから泰助の手を握りながら悩み続けた。
ど~しよっかな~ ど~しよっかな~
そうしていると爺ちゃんが急に試合を止めに入ってきた。
えっ、どうして… 今いいとこなのに~
ふと泰助を見ると顔を真っ青にして悶絶している。
私は知らぬ間に泰助の手首を曲がってはいけない方にぐりんぐりんまわしていたようだ。
あ、… やっちゃった。
我に返った私は恥かしさと泰助への申し訳なさでどんな顔をしていいのか分からなくなったので、取り敢えず冷静な表情でいるようにつとめた。
そのあと稽古が終わって着替える時もまだ私はドキドキしていた。
泰助が私を襲いに来た… もう~ 先に言ってくれてれば心の準備ができたのにぃ~
でもその日はすごく嬉しかった。
も、もしかして泰助は私に目覚めたのかな? 明日も触りに来るかな?
私は次の日からが楽しみになったが、何故か泰助はそれ以降、私を畏怖の目で見るようになった。
そしてそれ以来、泰助は私のおっぱいに二度と手を伸ばさない。
どうしてなんだろう?
みんな、俺は柳瀬泰助。俺のおっぱいストーリーを呼んでくれて感謝するぜ。
俺と共に理想のおっぱいを探してくれる人はブクマを頼む。
100人目の人には記念に佳蓮のパンツの色を教えるぜ。
それと、出来ればち〇びを押し込むような感じで評価ボタンを押してほしい。
出来れば5連打してもらうと非常にありがたい。
これからもみんなのためにより美しいおっぱいを発見していこうと思ってるんで、よろしく頼む。