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暗殺未遂 その時二人は



ここで泰助暗殺未遂事件の経緯を時間を少しだけさかのぼり見て行こう。



 ここは菫の部屋。

菫はLHR後、直ぐに自宅に帰宅して昔のことを思い起こしながら色々と考え事をしていた。



 泰助の隣になったあの女の子はマズい… 泰助の目の色が変わっている。

明日泰助を絞め墜とそうかと考えていたのに予定が狂った。

しばらく様子を見ようかとも思ったけどやっぱり落ち着かない。


そうだ…


私はあることを閃いた。でもなぁ~ どうしよう…

あまり使いたくない手だし…


 そう考えていると私は自然に泰助の家に向かっていた。

そして家に上がり、泰助のお母さんに挨拶をしようと思っていたところで偶然泰助にあった。


そして泰助に話があると言ったら泰助は部屋に入れてくれた。

久しぶりに入る泰助の部屋… 懐かしい。

その事で私の決心は揺らいだ。


私の閃き… それは…


泰助をちょこっと絞めて少しばかり病院でバカンスを楽しんでもらおうというもの。



そうすれば泰助はあの子と学校で会うこともない。

そして入院している間に私は看病しに行き、その間に泰助を攻略する。


でも… やっぱり大好きな泰助を絞めるのは気が進まない。

気絶させるぐらいならいいけど、流石に怪我をさせるのは心苦しい。


そんな感じで悩んでいるときだった。

びっくりした… 驚いた… そして幸せになった。



 いきなり泰助は私の頭を胸に抱きかかえて頭を優しく撫でてくれた。

私は泰助に抱きかかえられてる…


頭を優しくなでられると何とも言えない幸せを感じた。

どうして?


今までこんなことを泰助はしたことがない。


泰助… やっぱり私の事が好きだったんだ。



んも~ だったらそう言えばいいのに~

恥かしがり屋さんなんだから~


私も泰助を抱きしめた。

いい… ホントいい… この感じ。


最高に幸せ!


よかった~ 泰助を絞めなくて。

絞めてたらこうして抱き合うことも出来なかった。


はぁ~ 落ち着く。しばらくこのまま撫でていてもらいたい。

少しして私は体の力が抜けてきちゃって床に膝をついて座り込んじゃった。


泰助も慌ててしゃがんで崩れそうな私を抱きとめてくれた。

その時泰助の顔はもう目の前、5cmもないところにある。


この際ついでだ…

すぐそこに泰助の唇があるのでついでにキスしちゃった。


びっくりしたのかあまり泰助に反応は無かった。

でも私は大興奮。


これでキスはクリア! よっし!


泰助に初めて抱きしめられた… 頭も撫ででもらった…

そしてキスもしちゃった。



 私の心には大きな余裕が生まれた。

やっぱり泰助は私の事が好きなんだ。

あの子のことはただおっぱいが気になってるだけだ。


だったら私も少しくらいは大目に見てやろう…

どうせあの子のおっぱいを触れることは無いだろうし。


それに… そんなに見たいのなら… 

私のを見せてあ・げ・る…(キャァ~~~)


椿、おねえちゃんはもうキス経験者だよ!

もう椿も佑助君とガンガンキスしちゃっていいからね~



そっか~ 泰助も本当は私の事好きだったんだなぁ~

でも恥ずかしいから言えない… だから行動で示す…

可愛い奴め♡


だったら焦ることも無いか…

恥かしくて言えないんだったらもう少し待っててあげよう、うん。

その代わり一緒に遊びに行ったりしてくれればそれでいいからね。




菫はこの出来事に大いに満足していた……… 大いに

でも実際は大きな勘違いをしていた………… 大きな


お~お~きなのっぽ〇ふるどけい~ お〇い~さんの~とけい~

お~お~きなおおきなかんちがい~ すみれ~さんの~きもち~


今まさに菫は大きな勘違いをしていた。

何処をどう勘違いしたのか? その検証をしていこう。

世にも奇妙な感情のすれ違い物語。




≪ 泰助SIDE ≫


たしか… 秀雄は… こうやって頭を抱き寄せてっと… それで… 何だっけ?

ああ、そうだ… 頭を撫でろと言ってたな。


撫でるのは得意だ。俺は常におっぱいを撫でる練習をしている。

この練習だけは欠かしたことがない。


菫の頭をおっぱいだと思って… 丁寧に… 丁寧に…

ふぅ~ なんだかとっても静かになったな… 菫のやつ。


今は菫から俺を殺そうという殺気は感じられない。

菫からはいつもいい匂いがするが、髪の毛からはまた違ったいい匂いがするな。

ということは、………おっぱいならもっと違ったいい匂いがするのか?

匂ってみたい…



この体勢じゃ菫の表情が見えないから通常モードなのかアサシンモードなのかが分からないな。

でも大人しいから多分大丈夫だろ… あいつがやる気だったら俺はもうとっくに殺られてる。



あ、菫が俺の背中に手をまわして抱きしめてきた。

………ま、まさか!


グエェ~~~~~


ゆ、油断したぜ… そうか、そう言うことか…

まだ暗殺を諦めてなかったのか… まさかの背骨折り!


よ、よし… ここは秀雄に言われた通り頭を撫で続けるんだ。

ふぅ~ やっと菫の腕の力も弱くなってきた。



しかし、秀雄に教えて貰った秘技「頭なでなで」の効果は抜群だ。

菫が本当におとなしくなってる。暗殺されてないし…


まさかこんな威力を持ってるなんて… 信じられん。

もしかしたらこれって、最終奥義なのか?

秀雄もやはり伝承者なのか?


このままいけば… もしかして俺、生き残れちゃったりするの?



しかし菫を抱きしめてみて思うんだけど、なんでこんなに柔らかいんだろうな…

はっ、… 身体でこれって言うことは… おっぱいならどんだけスゲーんだろ?


おっぱいの柔らかさは体なんかの比じゃないって確か雑誌に書いてあったよな…

揉んでみてぇ~


目の前にあるのに… 悔しいっす。

でも、菫のを揉みに行ったらそれこそせっかく助かった命を捨てに行くようなもんだし…


でもせっかくだから気付かれない程度に…

ちょっと背中に手をまわして背中を強めに抱きしめると…


柔らけ~! 俺の胸に菫のおっぱいが当たってる。

間接おっぱいでも気持ちいい。



あ、菫の体勢が崩れてしゃがんじゃった。

大丈夫かな?


お、ようやく菫の表情を見れた。

こ、この顔は! 間違いない、優しいモードの菫だ!


やった~ 俺はやったぞ! 暗殺から逃れた。

わ~~~~~い  生き残ったぞ~~~~~。


ん、あれ? 今なんか口に柔らかいのが当たったかな?

気のせいか… ま、どーでもいいや。


とりあえず生き残ったぞ~。





ここで二人の感想をまとめよう。


          泰 助        菫

あたま撫で撫で  生き残るため    愛情を感じた

抱きしめる    生き残るため   好かれてると思った

キ ス      なにそれ?      感動した

感 想      生き残れた    実は私は愛されていた

相手への愛情   1ミリも無し     無限大



二人はもはや地球人と火星人並みに別のことを考えていた。

・共通認識:0  ・互いの感情の理解度:0 


異次元同士で会話しているほど二人は全く噛み合っていなかった。

どうしてこうも人間の感情はバラバラになってしまうのだろうか?


人間の感情は摩訶不思議である。


しかし、不思議なもので何故か結果だけは一致することもある。


最終結果


泰助:生き残れた~ 幸せ。

菫:泰助に愛されてる~ 幸せ


本人が幸せだったら勘違いでもいいんじゃね?


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