前へ目次 次へ 14/40 14 ツァベナが歩いてギルドに戻ると。 「お、お前……滅茶苦茶強ぇな……」 ギルド長がドン引きで彼を待っていた。 「まあね。 ところで、さっきの話だけど」 ギルド長は、少年に紙切れを放る。 「これは……地図か」 「迷宮までは一本道だ、案内もいらねぇさ。 馬も用意する。 3日もあれば着くだろうよ」 町を救ったためか、ギルド長は大盤振る舞いだ……が。 少年は、ぐったりしている妖精の頭を掴み直して、言った。 「いや、いいよ。 走るわ」