表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生者が異世界を壊すまで  作者: 逢坂秀一
2/4

一話 無慈悲なる勇者—①

頭が痛い。


俺は監督を務めるゲーム《アウト・ワールド》を製作した、

だが、今、俺はその《アウト・ワールド》の世界にいる。


だが、ここで、異世界転生と決めつけるのは、ラノベの読み過ぎだ。


これは、夢だ。いや、夢でしかありえない。


「なら、俺が作ったゲームを、とことん、楽しまなきゃ、駄目だよな」


俺はそう心に留め、自分のゲームを楽しむ事にしたのだった。


ーーーーー


「勇者よ、どうか。私の国を悪魔どもから救ってくれ」


おっと、国王の事を忘れていた。

確か、最初は…。


「どうしたか、アウテリア帝国の国王よ」


「おお、国の名前を既にご存じとは…、貴方様は神の使徒で間違いない」


「そうだ、如何にも、俺は《》その人だ」


俺は冷たい表情で国王に言った。

くーっ!何とも爽快な気分だ。

全てのセリフを知っているのだが、実際に体験するのが、これ程気持ちいとは…。


「《》よ!どうか、私の国から、醜い悪魔どもを追い払ってくれ!」


「ああ、言われるまでもない、それが、俺の使命なのだから」


これも、俺が作ったのだが、醜い悪魔とは、何か嫌だな、俺が一番好きな魔物なのに…

まあ、作ってしまったものはしょうがない。


「さあ、案内しろ。俺は剣を振る準備は出来ている」


「い、今すぐに。で、ですが、説明などを…」


「いらん、悪魔の居場所など、とっくに知っておる」


何せ、俺が作ったのだから。

それに、これからのシーンは、俺のこだわった一つだ。

何せ、イラスト担当と俺が三日寝ずに作り上げた、悪魔の住処。

その名も、


「天空城・タルタロス」


「ゆ、勇者よ。何か…」


おっと、ついつい、こいつらの前で笑ってしまった。

この勇者は、無慈悲をイメージしているのだ。笑顔など決してしてはいけない。


「いや、悪魔どもを蹂躙するは楽しみでな」


「そ、それは、それは」


国王とその従者達が、俺を恐怖の眼で見ている。

だが、それもこれも、俺が作ったので、哀しくはない。

それよりも、俺はワクワクしている。


何せ、俺が作った、悪魔との、戦闘シーン(殺し合い)なのだから。


そして、俺は無意識に満面な笑みをさらけ出してしまった。

勇者のキャラ、実に美少女に近い、美少年なのだ。


その理由は、


「恐怖感が増す」だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ